【作業経過】アリストの修理

現在アリストのタイベル交換をしている最中であるが、
全くもってエンジン不調の原因がわからない。


タイベル交換作業は割と多くやってきたが
(どちらかと言うと全部ばらして組み付ける作業の回数の方が多い)
エンジン始動後の不調と言うのは今までで経験がない。
今回なぜ不調を訴えているのか?その原因を一から洗いざらい出している最中だ。
これだけ時間が掛かっているのはかなり珍しい。
ワクワクが止められず大体組むペースが速い事が多いからで、
今回のようにつまづいてる状況にならなかったからだ。
最初は圧縮上死点と排気上死点の違いによる不都合だと思ったので
ベルトを外し、クランクを1/2ラチェットで一周回した。
バルブリセス(バルブとピストンが当たらないようにする逃げ)があるが、
自分で組んだエンジンではないのでもしかしたら干渉する危険性があるからだ。
ラチェットだとそこまで力も入れれず当たれば動かなくなると言う単純な理由。
まぁ純正エンジンではそこまで気にしなくても良い訳なんですが、
慎重に越した事はない部類の修理なので時間が掛かっても作業する。
で一周回してベルトを組んでみる(試しに2周またラチェットで回す)
テンションベアリングの馴染みとコマ飛びしてないか、当たらないかの確認。
再度組み付けてエンジンを掛けてみる。
やはり症状は同じ。
となると電子的なお話になるだろうと、プラグの確認。
まぁある程度劣化はしている物の大丈夫っぽい。
そもそも失火は考えにくい。
エンジンは冷え切った状態にも関わらず、最初は掛かる。
ダイアグを見る為にS2000と言うツールを投入する。
正常値を示している。
ここ数日色々試していて突如正常だったダイアグに
「P1300、イグナイタ1 エラー」と言う表示が出た。
イグナイタ(イグニッションコイル)はアリストだと
3つついている。
イグナイタ1が不良ならば 2番シリンダと5番シリンダが
正常な4サイクル工程を行ってない可能性が出てくる。
つまり外見6発エンジン、中身4発エンジン状態。
ある程度納得いく症状になる。
6発エンジンで5発エンジン状況だと不調は感じ取れるがエンジンが止まるまでは
行かなかった記憶があったがさすがに、2発不良は厳しいのかもしれない。
ここまで探求してタイムアウト。
—-覚書—-
イグナイタは3つついていると言うお話をしてるので、
イグナイタ1が不良ならイグナイタ2、3に組み付けてエラーが移動するのなら
単純にイグナイタ不良が疑わしい。
ただ今度はなぜタイベル交換をした時に壊れたのかが気になる。
丁度寿命だったのか、自分の作業工程でなにか不手際があったのか?
考える必要がある。
正常な4サイクル工程
・吸入-圧縮-燃焼-排気 ピストン(↓-↑-↓-↑)
ちなみに2サイクルエンジンの工程は画像で省く。

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