正直な話、画像で見るだけでも胃が痛くなる。
自分の思ってた以上にひどく、もはやR-18Gタグを付けたくなる。
酷い惨状だけでお腹一杯。
一番上はサフェ(ネズミ色)である事に違いはない。
その下にはブルメタ、赤、黄、サフェ、赤、サフェ、赤錆と続く。
一体この車は何回塗り重ねているのだろうか?
一番上のサフェに関しては錆による腐食防止に塗っただけなのだが、
結局は剥がす工程から始まるので10数年前の自分を恨みたい。
内貼りを剥がすとそこに見える血筋は争えない痕跡。
ドアの内貼りだけを剥がしてドアの外板はまったく塗られていない
つまり見える部分だけの塗装を施した事がよくわかる一枚だ。
この一枚だけの写真だけでその様に感じ取れる辺り血筋は争えないものだ。
外板の防腐(茶色部)も逆輸入してからそのままの状況だ。
運転席フェンダー&フロントマスク
雑に塗装をしている訳ではない。
違う車を塗る際にこぼしたのをそのままにしたのである。
塗料に関しては落とせば何も問題はない。
フロントマスクとフェンダーのラインは完全に腐っている。
それをパテで何とかしようとして何とかなってない状況がよくわかる。
フロントマスク周り
ヘッドライトはレイブリック製品が装着されている。
これにはハッキリとした理由があり、光量不足によるもので
この個体を陸運局に持ち込んだ際、
ライトテスターで落ちた為に急を要する処置である。
シールドビーム式に比べると明るさは多少上がるのである。
同様に車検時にアクリルカバーを外すと言う事も行われている。
そもそもフロントマスクが変形してるのでその後アクリルカバーは付けていない。
角度を変えてみるとフロントマスクとフェンダーの位置関係もずれている。
しかもこれでパテが入ってるのだから微妙なズレが、大きくなる事は
やる前から目に見えている。おぉ…怖い怖い。
出来上がるのがいつになるのか…。
元気に走り回って北海道横断を果たしたヨタハチ。
むしろ塗装を剥いだだけでこれだけの問題点があるのにも関わらず、
工具一つろくに積んでかなかったのは褒めるべきなのか。
そして今回紹介したのは車のボディの1/4に満たないと言う事だ。
色々とトラブルを抱えてしまったので今年中に作業に着手出来るかが
この車のスタートラインになるかもしれない。
現状確認シリーズがすべて終わった時、スタートラインに立てるかもしれない。