ヨタハチのエンブレム

答えが見つからないまま墓に持ってくってヨタ話。これはあくまで独り言で間違いがあるかもしれない。

まずエンブレムを語る上で七宝焼きと言うワードが出てくる。トヨタ2000GTは割と有名な話ではあるが、セリカやスープラ、MR2など割と多くの車種に、この「七宝焼きエンブレム」は取り付けられている。

七宝焼きとは

そもそも七宝焼きってなんぞ?と調べていくうちに、紀元前のエジプトを起源とした金属工芸の一種となっている。(英語ではenamelと表記されている。) ガラス質のペースト状の物を高温の窯で溶かし、輝きを出す物とされている(※かなりはしょった書き方になってます)。 ここら辺は「七宝絵具」などと検索を掛ければ、「家庭向け/体験会向け」の物が出てきます。

愛知県にある七宝町(現あま市七宝町)は、七宝焼き造りが盛んだった地域から名付けられただけで、七宝焼き発祥地ではない。

独自の解釈

海外から渡ってきた文化なので、突き詰めていくとキリがない。僕は学者ではありませんので、七宝焼きを深く追う事はしません。しかし、一つの記述に対して一つの説を記述します。七宝焼きには色々ある事がわかったのですが、「尾張七宝」の職人が「赤透(あかすけ)」と呼ばれる、困難とされていた赤の発色に成功したと言う記述があり、最高級と称賛されていたそうです。尾張もまた愛知県である事から考えても、トヨタ2000GTのエンブレムを代表とし、トヨタの七宝焼きエンブレムに赤が使われているのは、その流れなのでは無いかと一個人の解釈です。

ヨタハチのエンブレム

先日北海道横断旅行(往復500km程)から帰ってきて、汚れたボディを水拭きして、改めて気付いた事があった。上に表示されているエンブレムには色が変わる所で写真でもわかる段付きが有ると言う事。ではトランク側を見て頂こう。
写真で見ても一目瞭然。段付きが一切ないのである。この赤ヨタは購入当初、前後にエンブレムが無く、レプリカ品を新品で二個買ったと言う経緯がある。

車体自体の購入が平成であるので正規品などすでに廃盤(当時で35年落ち中古車だったし当たり前)。レプリカ品を作って売っていると言う話を聞いて、前後二個同時購入したと言う事だ。生憎、前期エンブレムを検証するには色々と情報が足りない。そもそも取り付けた時は若造でそんな事考えもしていない(今でも十分若造ではあるが)。

引っ掛かる点は
・縮み劣化とは考えにくい材質である
・大量ライン生産と言う線も薄い
・手作りから来る誤差範囲内
・レプリカだと思ってた物が実は本物

と言う訳で(?)
レプリカ品を購入してみた訳だが、段付きは一切ない。…がこれは言われなくてもレプリカと言う判断は出来る要素があるのが写真だけでもわかる。

とまぁいつも通り答えの出ないままこの話は締めますが、ヨタハチの完全純正のエンブレムはどのような物なのか?また一つヨタハチを見る楽しみが出来たって思ってください。

ちなみに前期エンブレム
トヨタ品番:75331-91350(もちろん廃番)

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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