京都・兵庫でミョウガ占い!2018年の結果は「豊作」


2018年2月3日に、京都府綾部市金河内町にある阿須々岐神社で行われた「茗荷(みょうが)祭り」にて、2018年の占いが発表されました。一方、兵庫県新温泉町竹田の面沼神社でも「茗荷占い」がなされ、共に「豊作」という結果に。

京都の茗荷占い、2018年は豊作

志賀郷の七不思議の一つに数えられている「茗荷占い」は、茗荷を掘り出して、その年の稲作の豊凶や水難を占うというもの。2018年の占い結果は「豊作」となったと伝えられています。

阿須々岐神社とは

JR山陰線「綾部」駅から車で30分のところにある「阿須々岐(あすすき)神社」は、節分の日「茗荷(みょうが)占い」をして稲作の豊凶を神意に問う神事が行われることで知られています。

 

今から1400年前、金丸親王(麻呂子親王)の子孫・金里宰相が、金宮大明神(現在の阿須々岐神社)に茗荷を植えて国家の安泰と子孫の繁栄を祈願したところ、志賀郷に数々の不思議な現象が起こりました。

1400年前頃から伝わる不思議な出来事「志賀郷の七不思議」が、現在でも行われる「茗荷祭」の由来だそうで、境内の「お宝田」に出る茗荷の出来具合で、早稲・中稲・晩稲の出来栄えや風雨日照りの様子を占うと言われています。

茗荷祭では、餅つきや甘酒、ぜんざい・七色餅の販売もされています。

志賀郷の七不思議とは

地元以外ではあまり馴染みがないかもしれませんが、京都府綾部市志賀郷地域には古くから「志賀郷の七不思議」が伝わっているといいます。現在では、七不思議のうち二つの不思議が神事として残っています。

西暦590年頃、聖徳太子の弟にあたる当麻皇子(金丸親王、麻呂子親王とも記載)が、庶民を苦しめる鬼を退治したと言われています。神仏の信仰が厚く、志賀の里の五つの神社を参拝。子孫・金里宰相も五社の神を厚く信心、千日詣りされましたそうです。

成就記念として五社に藤・茗荷・竹・萩・柿を御手植えになり、子孫や都の繁栄、豊作や吉事を祈願。すると五社で霊験が始まり、向田の里の大きな松「しずく松」と「ゆるぎ松」でも水害や干ばつ、吉凶を示すなど不思議な出来事が現れたそうです。

茗荷占いの2018年の結果

2018年の茗荷占いは「早稲・晩稲が豊作」という結果に。境内の「お宝田」で刈り取った茗荷は、早稲・中稲・晩稲のうち、早稲・晩稲が太く育っていました。

現在も名残のある「志賀郷の七不思議」の二つのうち、もう一方の「筍祭」も4日午前10時半に、京都府綾部市篠田町にある篠田神社で行われました。

兵庫の茗荷占いでも「豊作」

2月11日には、兵庫県新温泉町竹田の面沼神社で「お茗荷祭り」が行われ、2018年の吉凶を茗荷で占っていました。境内にある池の小島で育てられた茗荷は、他の地域よりも育ちが早く「但馬七不思議」の一つとされているそうです。

面沼神社で行われる「茗荷占い」は、小島で摘み取った3本の「茗荷の芽」で、農作物の豊凶や天候について鑑定を行っていくというもの。成育状況を見てみると、2本は太く、1本は細く赤みがかっていました。そのため、2018年は「農作物の出来は良いが、ただ日照りは心配」という占い結果に。

2017年の「天候不順の心配」という鑑定結果が的中。夏場の日照不足で、農作物に影響があったとされています。氏子総代会長は「天候に十分注意したい」とメディアにコメントしていました。

2018年の年始は野菜の価格高騰で悩まされましたが、2018年は「豊作」ということで、日照りは心配ですが、一安心といったところでしょうか。

 


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