全国的にも超低速台風10号により天候不順が心配されていたが、北海道に限っては全域で快晴になり素晴らしいイベント日和となる予報に変わっていたのでいつもの気まぐれでイベントの見学に出向く事に。9月1日は事前情報でもイベント被りが大量発生しており最後の最後まで決めかねていましたが、今回は行った事の無い地域として、新十津川のイベントに行く事にしました。
いざ新十津川へ
見よ、この何もなく真っ青な空が見える大自然北海道。本当にイベント会場があるのかも不安にさせる位には周りを見渡せば畑しかねぇ。そして先に言い訳しておくが、今回開催される場所は「新十津川(しんとつかわ)」。勘の良い方ならわかるかと思いますが「新篠津(しんしのつ)」とは違うのだよ。札幌からの方向は同じでも距離にして50km程差がある。街同士の関連性もない「新〇津…」しかあってない。ナビをセットして行先の誤差に気付いたのは自宅から江別に差し掛かった頃だろうか。単純に30分位走っておいて「あれ…遠くね?」となったのだ。
見学
見学者駐車場に車を置いて歩いて向かうとお迎えされたるように並んでいるいすゞの117クーペ。いすゞと言えば「トラックメーカー」か懐かCMでお馴染みの「街の遊撃手」が浮かぶかと思う。音楽から入ってる人ならCKBのベレット1600GTとかメニアックな覚え方もあるかもしれない。
薄い知識として、丸目と角目モデルが存在する。ピアッツァの前身。ジウジアーロ(デザイナー)のファンも注目する一台。…と言うのは前期モデルを主としている。
前期モデルはバンパー上部にクリアレンズウィンカー(ウィンカー/ポジション兼用のはず)が装着されているモデルとなり、大きな振り分けは前期・中期・後期。中期も丸目だがバンパー下部にウィンカーがあるのでそこがパっと見た時の判断材料の一つかと思う。 なぜ前期だけ優遇され神格化されているかと言うと『ハンドメイド』と言う点だと思う。 身も蓋もない話をすると「プレス機の設備投資出来る力なくて力業で車作りました」が元なんですが…。
書き手はいすゞが嫌いな訳ではありません。乗用撤退を残念がった一人です。昔は3代目(いすゞ製ジェミニ最終)のイルムシャーRが欲しかった一人です。仕事でエルフを専用車として用意してくれると確約してくれた会社に所属した過去も…。
今回イベント見学をしたところ、70年代以降のクラシックカーの展示が多かった印象。どこの会場でも大体そうですが国産車が圧倒的に多い。2024年9月1日(日)はクラシックカーが主役になるイベントが多く被った事もあり分散が見られた様子。
元気な個体が色々な所で見られるカブト虫(Type 1)。純正然とした個体より独自にカスタマイズされた個体をよく見掛けるような気がします。過去に乗ってたのもこんな感じでざっくり「車高落として、ホイール内側に入れる」スタイルで乗りたかったなぁ~と思い出したり。
ワーゲンバスと呼ばれる(Type 2)。車中泊にも使えそうな一台。レトロな内装で時間を気にせず景色の良い所でポケットラジオに耳を傾けながら時間を掛けてコーヒーを落とす…そんな趣味に映えそうな一台。
お遊び装飾も似合うのがユーロクラシックカー。これはホットドッグチェーン店、ウィンナーシュニッツェルのマスコットキャラクター。
エンジンルームは後ろにある。一番手前の車輌のつっかえ棒は高齢者の杖。高齢車と掛けているのか実用なのかちょっと気になります。
イベント会場が広い事もあり、トラックの展示車両もありました。
交通安全の文字とは真逆な物騒な絵。若頭補佐の久瀬大作かよ…。
2000年代のRX-8と1980年代のクラシックベンツの並び。車は20年で大きくなりましたね。
富良野でも見掛けたA110とコルベット。ヨーロッパとアメリカで同時期にも発売はあったのですが、売ってる国で車の大きさの考えって変わるな~と浅い事考えてます。
今の車のデザインを否定するつもりはないのですが、クラシックカーのデザインって良いんですよね。自由度が今に比べると素人目に見ても高いのだと思います。日本人の平均的な体型も大型化して、さらに安全性やもろもろと制約が増えていくと車自体も肥大化してる。それこそ庶民のカローラも今では3ナンバーです。自分の思想のシュッとしたラインの車を選びがちはもしかしたらこういった所がルーツなのかも?
軽自動車枠の参加は少数派。単体で見ても、今の軽自動車って大きくなったのだなぁと感じる訳です。
スバルのスペシャリティカー、アルシオーネSVX。登場当時に見た記憶があまりないが、ここ最近色々な個体を見るようになってきた気がする。
二代目マークⅡ。70年代の車の記憶はすっぽりない事が多いので、聞きかじった知識で言うと排ガス規制があった…と言う時代だろうか。そして別世代間交流をしてる中で、購入を断念したエピソードに「当時リッター10km位しか走らないから諦めた」と言う話を聞いたが、正直な所ピンとこない。今のご時世(?)、メーカーはこぞって「燃費〇〇km!」と宣伝しているが、70年代はむしろ燃費よりスペックが車の魅力をアピールしていたと思う。「排ガス規制でスポーツカーが牙を抜かれた」なんて言葉を聞いた事は無いだろうか?この言葉が残っている事こそスペック重視の売りが行われていた証拠じゃないかなと思ったり。
真っ白なソアラ、真っ赤なスカイラン。年代は違えど直線的なボディラインは美しい。個人的に購入検討をしていた二台が偶然にも並んでいた。この道を進んでいた世界線の自分はどうだっただろうか?と、クラシックカーのイベントはそういった自分の過去への振り返りを考える場所としてもとても適している。
色々と見て思う事は、クラシックカーにも新車の時代がもちろんあった訳で、今後20年、30年後の世界のクラシックカーイベント風景はどうなっているのだろう。とふと考える事がある。2024年イオンの駐車場で見ている景色がそのまま移動してくるのか?はたまたスペシャリティカーだけが幅を利かせたオーナーズMTのような風景になるのか?20年、30年後存命していたらその答えは出るのかな?
ゲームで育った世代だとR32と言えばラスボス的なハイスペック国産スポーツカーであって、憧れを持つ人も多かったGT-R。この頃の日産は元気だったと言う人も少なくない。ここを読んでいる人は重々承知してると思うが、日産を贔屓してない人が「憧れの一台」として見ていた事もあったのだから、その存在感は凄かったのだと思う。
オーナーは星詠みかDead Beatsか?自動車学校の車に似つかわしくないねんどろいどが気になったり。旧車が趣味でも時代のトレンドには敏感な人も少なくない。「昔は良かった」で立ち止まる事をしない人は旧車趣味に向いているような気がする。
初代のパルサーエクサで二代目でエクサになった。家の車が初代パルサーだった時代があるのでその繋がりで薄っすら知っている。しかしながら車に乗ってどこかに連れて行ってもらう事が好きではあったのだが、デーラーに行った記憶と言うのはまずない。そしてそもそも論(?)3人以上の家族構成になっていた記憶があるが今じゃ考えられない選択肢だなぁと懐かしんだり。
エルグランドなのか、いすゞのフィリーなのか…(OEMとして販売)。何となく自分の中でこの車の印象は積車で初仕事した時にオルタネーター不良でバッテリー上がりした個体を積んだと言う思い出があります。
メーカーに色があった時代と言うか、知識が無くてもどこのメーカーの車と言うのが何となくわかるような気がします。昨今の自動車は右を見ても左を見ても、なんならエンブレムを見たとしてもいまいちわからない事も。ミニバンが多くなった時代から自分の興味が薄れているのかもしれない。
初代のMR2。直線的なボディライン、MRならではのボンネットの傾斜、ぱっちりお目目。昔はカッコイイと言う目線で見てましたが、なんかカワイイと言う感じに見るようになってきました。
<Killiek Factory>から展示のNSXのフルラッピングカー。3M製のサテンヴァンパイアレッドで包まれた一台。個人的に艶無し系の色を好んで貼ってるのでとても興味深い一台でした。
近隣の施設も見学。繋ぎ目が見つからなかったのですが、もしかすると一本の木から制作されているのかも?複数の熊が木彫りで再現されており迫力があります。
木彫りの熊を個々の感覚で塗装されている展示も。なにやらハチミツじゃなくて鮭を口にしているのも居たり。危害が無ければ可愛いのですけどね。
同じ敷地内にあるレストランで昼ご飯と水分補給をしました。イベントに出向く際には現地で飲食する、お土産を買うと言う事は長年イベントを見てて必要な事だと思っています。これが上手く回らないイベントは短命。
川村たかしの小説が原作のテレビドラマの記念館。1889年の奈良県の十津川大水害により被災した約2500人が、北海道開拓に向け奈良県十津川村民が移民した地となっている。十津川村の新しい村が新十津川村。
と言う意味合いなのだろうか?と思った一台のクラウンのナンバー(展示保管用の加工がされていたご当地ナンバー)。そうだとしたらなかなかマニアックな目の付け所だなと思った次第です。
周りの車が大きいのか昔の車が小さいのか。まるで拡大縮小加工がされたような一枚が撮れました。一日天候も良く気持ちの良いイベント日和でした。
