前期161アリストにVA300メーター換装

診断機の写真です。明らかにずれてるってレベルじゃねぇぞ!!

そもそも車検アウト

これでは車速がわからない(まぁ回転数でおおよそ何キロとかはわかりますが)。これでは車検には合格できません。そして運転手のモチベーション的にも乗りたくないです。と言う事で、この原因を探っていった結果が以下の通りです。

前期純正→VA300メーターの変更に関して。

純正180kmメーター基盤に280kmメーターを埋め込んでいる。
280km表記なのでわかりにくいかと思いますが、メーター上の読み方で 表示距離÷2-20km=実際の速度(付近)』 つまり法廷速度60kmで走るとなるとメーター上では100kmの辺りがその数値になります(実際は下部の写真にて参照してください)。文字で説明してもいまいちピンと来ない方が多いかと思いますので、お得意のクソコラ画像で説明させていただきます。

上に写っているように純正メーターと大体で重ねて透過させた画像を見ていただくとこれだけ誤差がでます。 アリストのメーターでは黒いムカデみたいな四角いチップ内で制御を掛けているので、メーター裏で工作するとなると別の配線を作り上げる必要があります。(有名な例として 『OTSIRA製 260kmメーター』などがあります)簡単に説明すると上記で言っている黒いムカデみたいな四角いチップを介さず、直接車速信号をメーター側に送り込むような信号発生させる基盤を増設する必要があります。 スピードメーターだけならまだしも、TOM’Sメーターは、タコメーター(回転計)も純正が8000rpmに対し、9000rpm表記になっています。そうなると二つの回路を形成しなければいけないと言う問題点が出てきます。それはメンドクサイ一筋縄ではいかない方向になりますので、色々と検討してみた結果、前期基盤で280kmまで正確な数字を表示できる状態になれば良いので、280kmまでは同じ間隔で振り分けられているドナー基盤を見繕って合体させる方法が手っ取り早い。そうする事により分解しても部品番号で当たっていかない限り加工してポン付け化が可能になります。

※ちなみにですがVA300トムスの280kmメーターに前期型の設定はありませんが
中期、後期ではポン付けで取り付け可能と言う報告があります。 前期で発生する不具合は、『エアバックランプ点灯』『マルチモニタ使用不可』『サイドブレーキランプ不灯』になります。(僕の車では速度警告音設定でエラー吐き出ししてましたがこれはS2000側の不具合の可能性も)

そうして長い期間を経て正常機能するVA300メーターが完成しました。

ドナー基盤として用意したのは、320km/hフルスケールメーターですが『トムス製』、『TRD製』どちらでも使用可能です。メーター表記がトムスかTRDの違いだけだと思われます。

他、参考にならない検証

倍速でスピードメーターが動いている状態で仮走行状態(ウマの上に載せて)車を動かしてみました。メーター数値は倍速で動きますが、走行距離は通常営業と言う事がわかりました。この検証を行った理由としては、レガシィセダン(BD5C)にてレガシィB4(BE5)のブラックメーター換装でやはり倍速で稼働する症状がありました。レガシィセダンではメーターが倍速で動けば、距離数(ODD)も倍速で動いていた経験からの検証です。 恐らく上記で触れていた黒いムカデみたいな四角いチップで独立制御されている物と考えられます。

※恐らくやる予定の方はいらっしゃらないかと思いますので、修理書に乗ってるような、細かい作業は省略させていただきました。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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