例によってプロ(?)に破損されたので、修理は素人細工です。
破損個所確認
先日の大雪からの春の気温で、路面の凹凸が激しくなり、上下に激しく揺れる走行中に、助手席側ピラーの内張が見事に剥がれ落ち、車のピラー側にクリップと台座が残っていました。「内張は剥がしてない」と言う言い訳を聞きましたが、じゃあなぜETCアンテナとか外した形跡があるのか小一時間。(僕のETCアンテナは助手席ピラー側から車検証裏に繋げてあります。)
素人補修で強度を出す方法
ホームセンターで10cm単位で切り売りされている金属製のメッシュです。こいつはかなり有能で、バンパー補修だったりパテ盛りの土台にもなってくれる逸材です。
目の粗さは人それぞれ、素材それぞれで変わってきますが、今回はハサミで簡単に切れる目の細かい物を使用しました。
Facebookで時たま広告が出ているコレの簡易版と思っていただければわかりやすいかも?これの応用編みたいな物です。
メッシュ固定
メッシュを適当な大きさに切って半田ゴテで固定します。メッシュの外側まで溶けた母材が浸み込めばOKです。この素材はなかなか強烈な異臭を放ちました。
トリムクリップ固定部取り付け
運よく車体側に固定部も残っていたのでそのまま先程と同様に溶かして溶着させます。多少メッシュが大きかったので整えて作業完了です。
検証
今回溶着施工を施したのですが、この手の修理は色々な手法でやってみました。例えば一般的な接着剤。瞬間接着剤、2液接着剤、プラスチック接着剤。結果から言えば何度か取り外すとガタツキが出てきてダメでした。 他に単純にメッシュを入れない溶着も呆気なく剥がれるようになってしまう。そして今回のメッシュ入り溶着。
実は以前、バンパー補修の際に物は試しと施工してみたところ、中々強い事が判明し、小物も出来るのでは?と試してみましたが無駄に強度が出ているような気がします。ただし溶着に関しては必ず換気を行ってください。
余談ではありますが、この補修方法を提案してみたところ、興味があると言う事で依頼が来ていますので近いうちに修理します…が僕の本業じゃないです。