Eternal Chaos by Garage激

BYD電気自動車 北海道オールニューカーフェスタ2023

冬季は極寒の大地北海道、その北海道では8月現在で気温が30度を超え、ホームセンターでは除雪機やストーブが陳列されている。冬の気配はもうすぐそこまで来ている。そんな中、電気自動車には興味が無い訳ではない自分は今回初展示のBYDを見に行く事にしました。

BYD

1995年2月に本会社が設立され、2003年には電動自動車の子会社を設立、2020年には日野自動車と商用EVのパートナーシップを締結している。近場でこの企業が話題になったのは、2023年に開業したエスコンフィールド北海道のシャトルバス。BYD「K8」が採用されている。BYDは「Build Your Dreams」の略称となる。

(※エスコンフィールド北海道のシャトルバス BYD『K8』)

そしてトヨタのKINTO(リース専用車)の電気自動車『bZ4X』も共同開発としてBYDと繋がりがある。トヨタのバッテリーEV(BEV)戦略のbZシリーズと言われる車のほとんどは関与すると予想される。bZシリーズは2021年12月14日、バッテリーEV戦略に関する説明会(YouTube)にて発表された車両を指す(但し公開された車両の一部に現行クラウンの別モデルが混ざっている)。

電気自動車、電動自動車

電気自動車、電動自動車が普及しない問題は「バッテリー寿命、車体価格、航続距離」が主に考えられていますが、実はそれ以前の問題だと僕は思ってます。 一個人の考えではありますが、三要素にすると「充電設備、電力供給、航続距離」が大きいかと思います。 都会だと充電設備で困る事は無いだろうが、田舎に行くと道の駅やPAに1~2台の設置しかなく充電に30分位掛かる、安定的な電力供給が追いつかない日本の電力状況もあったり、ガソリン車に比べて航続距離が短いなどなど車によってはバッテリー寿命を迎えて交換費用が結局プラマイゼロなんて事も…。まぁネガティブな事をつらつらと並べていくと三要素で終わる事はありませんが、ガソリン車でもネガティブな事は同等に出てくるのです。 自分の生活に合う物を天秤に掛けるとガソリン車に軍配が上がる訳です。

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BYD SEAL

2023年末に発売予定がある、SEAL(シール)。『アザラシ』と捉えるのが正しいかと思います。(一般的に印鑑の意味)。

ベースはトランク下部にモーターがセットされているリア駆動車。4WD(AWD)はフロントにもモーターが設置されている。BYDを調べたところ、おおまかな構造は端折るが、デフ位置にモーターがあり、フロアにバッテリーがある構造になる。既存の車両をカスタマイズして電気自動車する以外は今後FRと言う構造は消滅するのかもしれない。 なぜかハイギヤードのピアッツァを連想したのは気のせいだろう。

独特なホイールで少し見難いが、フロントブレーキはドリルドローター、4POTブレーキキャリパーが装備されている。タイヤサイズは235/45R19。3代目アルファード(インチアップ時)のサイズと同等になる。

しかしフロントに比べて、リアブレーキはプレーンディスク、片押し1POT。リアの出力が出てる事考えても、もう少し効きそうなブレーキがついてても良いような気がしますがまぁこれを買う層はそんなの気にしないでしょう。

なんとなくグルグル見回しているとA90スープラコンセプトのような顔立ち。空力で燃費向上などを考えていくと、そうなる結果なのかもしれない。昨今のミニバンが全部似たような形に見えるのもそれが一番スペースを取れるとかそれに近い。

ドアノブも収納式「フラッシュハンドルシステム」を採用していて、空気の流れを乱さないように考えられている。個人的にはカーラッピングを趣味としているので取り外すと言う作業工程が無いのは魅力的だ。

今回展示されていたのはレフティハンドルのモデルなので、国外から持ち込んだ物だと思われる。中央にはタブレットのような物が鎮座しているが、スマホアプリと連携して起動やエアコン操作が出来るとの事。実際の操作は行ってないので、今時のクルマに大体備え付けされたタブレット位に考えて問題無いと思う。

集合体恐怖症の方には辛いかもしれないテールライト。参考出品車と言う事もあるのかもしれないが、内部が曇って結露している部分がちらほら見られた。まぁ国内流通している社外テールでもたまに見掛ける。

ここ最近リアテールが左右繋がってるように見える車はトレンドなのかもしれない。1990年代の車ではよく見られたが、2000年代には左右独立式それが2020年代頃から細くても繋がったような形状が採用されてきている。時代は繰り返される。 先に言った結露は写真左側を見るとうっすらと確認出来る。

比亚迪(比亜迪)のエンブレム。発音的には「ビーヤァディー(BYD)」になるらしい。組み込んでいくと、「BYD(EV車)はアジアが導く」とか言う意味合いなのかも。

海豹はSEAL=あざらしの意、発音は「ハイバオ」。日本生まれ、日本在住の僕から見るとどうしても外国人が意味も分からず来てるTシャツ感が出てるように見えてしまう。 まぁ僕もDADのTシャツ着てたけどね(パパ、父親の意)。家系図ストッパーが何着てんだよと突っ込まれてもしょうがない。

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BYD ATTO 3

コンパクトクロスオーバーSUVのATTO 3 第二世代のプラットフォーム e-Platform 3.0を採用している。元プラス(ユエンプラスと読む)の日本市場名。現時点では元プラスとATTO 3の違いは右ハンドルか左ハンドルかの違いだそうだ。海外市場仕様にしたい時に必要な情報かと思って書いてます。

個人的にはドアのオフセットメガネレンチみたいな作りが遊び心合って良いなと思いました。車内はちょっと家の中に居るような空間。

2種類のコンセントで充電が出来るようになっている。サービスステーションの急速充電(90kW)は30分前後となる。家庭用としてはAC200V(3kW又は6kW)からの充電となる。

大きさ的にはBMW X1やスバル フォレスターが近い。しかし駆動方式はFFしかない。

BYD DOLPHIN

DOLPHIN、中国表記で海豚(イルカ)、コンパクトカーになる。

デザイン性のあるリアテールが特徴的で、2023年中旬には日本国内で販売が開始されると言う。日本仕様は文字だけのエンブレムだが、中国仕様はエンブレムにイルカの絵が描かれている。 国産車で言うと、日産 キックスやトヨタ ヤリスクロス辺りと同じような大きさになる。これも駆動方式はFFとなる。

所感

今回は60年前の中古車を直して乗ってるような人から見た、世界最新鋭の電気自動車をどう見るか?と言う来てもいないリクエストに答えて見てきました。新しい技術は時代に沿っていれば否定する事なく見ます。EV技術が発展していけば、安価にコンバートEVを作り出す事も不可能ではないのではないかと思ったりしています。現状ではまだ選択肢に入る使い方に至ってませんが今後選ぶ車に入ってくる可能性は少し見えてきたような気がしました。ただ基本移動が自家用車な人は当分先かもしれません。

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