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【見学2023】第21回自動車リサイクルまつりin石上車輌 恵庭工場

前日に新車を見に行ってた人は次の日は古くなり使命を全うした自動車終着点のリサイクルを行う石上車輌のリサイクルまつりに顔を出す。リサイクルされた部品は現役で走ってるクルマに補修パーツとされたり海外へ輸出されたりと様々。そんな中で気になった物を見てきました。

第21回自動車リサイクルまつり

久々にリサイクルまつりに顔を出した訳ですが、最後に来た時の記憶はパーツショップ前で小さくひっそりやってたイメージでしたが、隣の倉庫も買い取ったのが平成20年(2008年)。北海道グリコもあった一角も買い取ってここら一体は石上車輌に。でかくなったな…。お昼頃に向かうと満車で入場待機になりました。

倉庫と目の前の広場一杯に見学ルートがあり出店のリサイクルショップや中古車販売、飲食提供などなどがありました。

インプレッサ解体してみた。

そして剥がされた部品はこれだけありますと言う展示。社外メーターやSTIのパーツも多く見られたので、近いうちにヤフオクに出てくるかも?

旧車展示

旧車展示コーナーには7台の旧車と旧車(?)が展示されていました。先にお話すると、この展示コーナーに置かれている車は数年現状保管がされている事が確認されています。まずは一台目のフェアレディZ。欠品部品、錆は多いが、比較的程度も良いと思われる一台。直せばまた公道に出れそうな良個体な気がする。

二台のマークⅡ。二代目と三代目のマークⅡですね。こちらの二台はナンバー付いてても違和感のない位に綺麗な個体でした。

ドリフトなどに使われる車輌の代名詞『シルビア』はこのS12以降のS13からになる。錆の腐食は多々見られるが、軽補修でナンバーが付きそうなコンディションだ。ハチマル世代が好みな方には刺さる一台かも?

旧車展示からのヲタクの早口

なんと1966年式のトヨタ パブリカも保管されていた。雰囲気的には未再生の一台。外装の部品の欠品などは見られたが、エンジンもヒーターも付いている。

外装一周腐食は多々あるが、草ヒロを直すに比べれば全然直せそうな雰囲気がある。

走行距離は79424kmを指している。内装の欠品は見える範囲では無いように思える。

こういった懐かしのステッカーは朽ちてはいるが剥がされずに残っている。前オーナーは三角窓を多用していたのかもしれない(ここは開閉できる機構がある)。ゴムの捻じれからもそれは見て取れる。

FLAT4のステッカーが貼ってあるが、FLAT4はヴィンテージ 空冷 フォルクスワーゲン・ポルシェのパーツを販売しているメーカーだ。パブリカとは特に関係は無い。関係性と言えば空冷の水平対向エンジンなので、ピストンが左右に描かれたロゴが良いと言う位か。ヨタハチやパブリカでたまに貼ってる人は居る。リアの窓は上を支点に下側が開く構造となる。雨の日も安心だが、リアシートに座って涼しく感じるかと言うとそれはまた別のお話だった記憶のある幼少期。

北海道は赤いパブリカ率が結構高い。例えば同恵庭市のキャンプ場(旧パークゴルフ場)には動体保存されている赤いパブリカがあったりする。クラシックカーイベントでも赤いパブリカが並ぶ事も珍しくない。むしろパブリカ800に関しては赤以外見た事無いと言って良い位に赤の生存率が高い。

テールは透明感も無くリングのメッキも剥がれている。トヨタパブリカ群馬のステッカーは当時物だろうか?57年前の車がこうして形を残していると言うのはエコなのでは?と思う。

意外とフェンダー部の腐食は少ないイメージが感じられる。そして気になるホイールが装着されている。

「似たようなホイールばっかり集めてるでしょあなた」と言われてしまうかもしれないが、ここで言いたいのはPCD110の12インチは希少なのである。そして出会った形が持っているホイールと似ていた。ただそれだけなのである。タイヤは20年落ちでカッチカチだった。

さすがにこれだけの物が展示されていたので、一応問い合わせてみた。「売ってください」と。しかしながら販売はしていないと言う事で断られてしまった。残念。しかしながら再生はしなくともコンディションは維持されていると言う事はおまつり時には恒例で顔を出してくれるかもしれない。

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ヲタクの早口は続く

先程からちらちら写っていたJZS161アリスト。なんとサンルーフ車。うちの子より全然綺麗な個体であるが、車体プレートは剥がされていた。フロントリップスポイラーは純正OPが取り付けられている。

前置きインタークーラーの配管まで綺麗で、TRDのタワーバーなども見える。アリストだと定番なのか単純に劣化なのか、ラヂエーターも社外純正同等品に交換されていた。

ボディの艶も反射で周りが写り込んでいる事から状態はかなり良い。日本最大規模の中古車オークションUSSからここに最近に辿り着いた個体のようだ。これも解体され部品売りとしてオークションに並ぶのだろう…。

スポーツ感の強いVOLKホイールが装着されている。ブレーキキャリパーも綺麗な塗装がされている。

左右二本出しの社外マフラー、社外ホイール。見た目に「これぞスポーツセダン」と言う雰囲気が感じられる一台。 …マジマジと車を見る割には自分の車に反映出来ないんですねって言うのは禁句です。

フロントブレーキは換装されている様子。4POTキャリパーが装着されていた。恐らくセルシオキャリパーの移植だと思われる。アリストはストッピングパワーが弱いと言われていますから定番チューンと言えば定番チューンです。生憎、自分はそれを感じた事ある走行をしない人なのでノーマルのままですが…。こちらも残念ながら売る事は出来ないと言う事でした。売ってくれたら来週位までには車検取ってBMWを手放してアリストを直す間に乗るアリストが手に入ったんですが…。

旧車展示

SW20 MR2ですね。今の法規制で実現できない顔立ちをしていますね。スッとした顔がカッコイイ。

こちらも中古車オークションから流れてきた物のようです。中古車オークションに入れれば欲しい個体があるのかもしれないなと日々中古車情報を検索して思っています。昔々、会場に入る許可を頂いて出向いた事はありますが、車に興味もなく付き合いで行っただけなので何も覚えておりません。

で、トヨタのMR2のはずなんですが、日産のブレーキが装着されていました。流用何でもありだな!まさに加工してポン付けの世界ですね。と言う事はカローラのAE1辺りもコレが出来るのでは?と考えたり。いやバネ下重量増えるだけか?AE101だとノーマルストラットのブレーキは1POT、スーパーストラットは2POTだった。そしてその2POTはST202のセリカと同等品だった、エンジンの位置が位置が違えど、3SエンジンのついたSW20とST202のブレーキ性能は同等と仮定していくと…AE101に「加工してポン付け」が出来る可能性も!? まぁ今ではAE101が無いのでその検証も出来ませんが、やってみたいと言う奇特な人が居たらぜひ教えてください。

経路に沿って歩く

永遠と旧車展示しか見ないヲタクをするのもアレなので、見学をしていく。エンジンはこうやって動く。まるで自動車整備科のオープンキャンバスに来たみたいだ!

エンジンの中が見えるカットモデルをクルクルと回して遊んでみたりする体験をしていました。自分でもエンジンは何度もバラシて組み付ける作業はしていますが、何故かこういうのは見たくなるんですから不思議です。


フェイスカットモデルと輸出

うちのBMWより新しいBMWが半分にカットされています。輸出先で必要な部品が揃っていると言う事で前だけにされています。Mスポーツじゃん…。

既視感を感じたのは最近うちに到着したこれのせいだろうか?

海上コンテナに積まれている様子。積み方にも順序があって、エンジンを敷き詰め、その上にフェイスカットされた物や軽い物が載せられて出荷されると言う。

中古パーツは棚に整理されズラッと並んでいる。

人が写っているのでその高さはよくわかるかと思う。作業は電動ピッカー(ピッキングリフト)で行われる。ピッカーは一般的にイメージするフォークリフトとは違い、操作部の後方にパレット(荷役台)を挿して操作部と一緒に昇降する。つまりピッカーの作業者はパレットと共に写真の最上段まで一緒に上がって作業する等が可能になる。高所恐怖症だと怖い。

経路を出るとそこは外の会場。中古車や出店が並ぶ。結構お安い車が並んでいた印象がある(欲しいと思う車があったとは言ってない)。

家族連れが多く目立ち、車に落書きをしたり、分解組付体験をしたり、焼き鳥やドリンクのサービスがあったりと、かなり盛り上がりを見せていた。クルマを題材としながらも主体ではないおまつりと言った感じだった。他にも体験コーナー、見学コーナーがあったので気になった方は次回訪れてみても良いかもしれない。

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