本来、前期アリストの純正ハンドルにはクラクションを鳴らす部分には別体でエンブレムが付いていませんでしたので、ここも後期化しようと計画が始まりました。
上の画像ではトヨタエンブレムが装着されていますが、前期型のアリストでは付いておらず、エンボス加工でトヨタエンブレムが付いてる物が正規となります。
前オーナーとの悪戯
ここで言う、前オーナーと言えば「アニメの先生」なのですが、リアエンブレムを外したいと言う事で作業をした事がきっかけで、とりあえず綺麗だし捨てるのも勿体無いからどっかに貼っとくか。と言う事で偶然にもリアトランクのトヨタマークがステアリングにジャストフィット。飽きたら剥がすか。と言う軽いノリで貼り付けられております。結果、彼はアリストを手放すまで剥がす事は無く、そしてその作業からオーナーも変わり、3回程車検が終わってる辺りお察しいただければと思います。
後期化への道
なぜか僕はトヨタ後期グリル取り付け率が高く、アリストも後期グリルに変えたので、ステアリングも後期にしようと用意したのがこの後期型ホーンパッドです。間違えて別の色を買ってしまったので、エンブレムを除去しています。そうなると普通にトヨタエンブレムを取り付けるのも面倒になってしまったのです。
レクサス化への道
レクサスエンブレムを軽く探してみると、なかなかベストサイズに当たらずに苦戦しました。そこで見つけたのが初代ハリアー(10系、レクサスRX300)のVバンクカバーファスナーと言う商品。裏の台座からエンブレムを取り外すと若干小さいが許容範囲になる事が判明。
台座とエンブレムの分離
6ヶ所は裏側で溶かされて剥がれなくなっているのでルーターで削って分離する事に成功。最初は台座の足だけを切って取り付けする方法も考えたが、取って付けた感が強いのでエンブレムだけにする方向で作業を進めました。
仮置き
仮置きしてみてみると、トヨタエンブレムの穴位置と合わない事が判明。まぁ形状がTとLなので当たり前と言えば当たり前なのですが、ホーンパッド側のトヨタ枠も削りました。
爪折り
穴の位置がドンピシャならこの爪は残しておこう、と考えてた時代が僕にはありました。その思いは数分で崩れ落ちてしまいました。
そして切り落とされた爪達。なるべくフラットに切り落としました。
ホーンパッド研磨
こちらもなるべくフラットにしていきます。彫刻刀でゴムハンコを切るような感覚でサクサク切れていきます。なかなか快調に作業が進みます。
雑に削ってもソフビ用シンナーで溶けるように滑らかになります。ただし、この商品は、若干特殊な物で、模型店でも置いてない事も多々あります。代用品としてはホルツの塗料剥がしも有効ですが、室内作業には向きません。
再度仮置き
なかなかドンピシャ感が出てきました。これであとは穴をどうするかを検討します。(いつも通りの行き当たりばったり感)
本革入手
本体(ホーンパッド)はミニ染めQのブラックで塗ってる間に本革の端切れがあったのでエンブレムの裏に貼る事にしました。(すでにフラットにした意味がかなり薄れております)
接着
部屋に置いてあった車内用両面テープでも十分貼り付けて保持してくれるので大雑把に貼って輪郭で切り取りました。そんな感じで十分なんです。
ホーンパッドと比較
ミニ染めQのブラックを塗ったホーンパッドと本革を張ったエンブレムで色合いもバッチリです。(そもそも本革にも対応してる染めQを一緒に塗れば良かった気がしないでもない) そして、合体には液状のボンドを使用します。
ドヤッ、違和感なく完成しました。これでホーンパッドを付け替えれば完成だと思うだろ? 実は前期型と後期型でホーンパッドの形状が違うからうちのステアリングに取り付ける事が不可能なんだぜ。完成させておいて序章と言うなんとも言えない終わり方ですが、後期型をレクサス化ならここまでで終わっていたのでしょうね。