プロボックス/サクシードはNCP5#は前期型、NCP16#系は後期型と呼ばれているように、後期型の座面ヒンジは工夫が凝らされているので、部品を取り寄せて交換です。
最低限必要な物
座面とボディを繋ぐヒンジが最低限必要になります。写真の右に写ってる本体にもRと刻印があるようにLとRでは形状が違いますので各一個必要になります。
こんな時重宝する
急遽、荷室で長物を積むとか、荷物を多く積みたいなどの時には座面が邪魔をしてフルフラットになりません。バン設計であるプロボックスは座面を立たせる事はできるのですが、
自身のドライビングベストポジションで座面を立ち上がらせると、このように半端な位置で引っ掛かる。恐らく前期型のプロボックス/サクシードを乗用で乗ってる、仕事で乗ってる方は多かれ少なかれあるあるな経験だと思います。
そんな悩みを解決
このように座面を外せばベストポジションを動かさずにフルフラットに出来るのですが、荷物を降ろしてまた元に戻すと言う面倒な作業を割愛するのが後期ヒンジ流用の強み。それでは次のページから交換方法を記載していきます。
座面を持ち上げる
座面側に10mmのボルトが2本(写真では1本ですが本来は2本)と、ボディ側のカバーを外し、隠れている12mmのボルト2本を外します(左右で計8本)。プラスチックカバーを拡げてあげれば簡単に取れます。今回はボディ側(座面側)のカバーは再利用します。一応前期(NCP5#)と後期(NCP16#)では末尾品番が違うので若干色合いが違いますが使えないと言う事は無いです。まぁわざわざカバーまで統一しなくても良いと思いますが、品番だけ記載しておきます。
- 前期(NCP5#)ヒンジカバー品番:71693-52020-B0(左右共通)
- 後期(NCP16#)ヒンジカバー品番:71693-52020-C0(左右共通)
ヒンジ取り付け
逆の手順で組付けていきます。何も難しい事はありません。ボルトの頭が見えてる所に先程外したカバーをはめ込みます。
ヒンジの左右差
左右での大きな違いは座面に引っ掛かりを入れる所が違います、それによって左右の互換はまったくありません。
足元のカバー
座面側のカバーは問題なく取り付けれますが、ヒンジを見ての通り、可動部のヒンジカバーに互換性はありません。 しかし、普段は座席の下にでも潜らなければこのカバーはほとんど見えません。省略しても良い部品かもしれません。
幅が違うのは一目瞭然。
- 前期(NCP5#)クッションヒンジカバー 品番:71691-52030-B0(左右共通)
- 後期(NCP16#)クッションヒンジカバー 品番:71692-52090-C0(運転席側)
- 後期(NCP16#)クッションヒンジカバー 品番:71692-52060-C0(助手席側)
作動確認
それでは実際に外してみます。左右ともフックを外して、座面を持ち上げるだけです。とても簡単です。
白い部分がヒンジに固定されている部分になります。
破損防止の為にフックは固定位置に戻した方が良さそうですね。
で簡単にフルフラットに出来ます。前席との間に余裕があるのがわかりますね。人を乗せる事も多々ある。荷物を載せる事も多々ある人にはオススメな流用部品かもしれません。ボルト左右で4本外す労力を使うか、部品交換してしまうかと言うちょっと微妙な方は工具を積んでおけば良いと言う話ですが…。