Eternal Chaos by Garage激

NCP50系160系ワイパーアーム停止位置逆転措置

プロボックス、サクシードに限らず他車種に応用が効く、ワイパー立ち上げ措置。車によっては10分位で出来る簡単な作業です。

リアワイパーサイズ

リアワイパーゴムを探してこのページに到達した人用に資料として、50系プロボックス、160系プロボックス、サクシードは35cm(350mm) 50系サクシードは30cm(300mm)になります。ワイパーブレードASSYの取り付け金具はBタイプになります。

プロボックスの数少ない不満

営業車として活躍するプロボックス・サクシードと言えば降雪地域では、青空駐車で雪をすべて降ろさず走る事も多々考えられます。取引先様の駐車場で雪を落とす事も失礼と考える方も居ると思います。 その状況で走っていると屋根の雪がリアワイパーの上に乗っかる事もあります。それは私の車だけではなく雪が降った後に道路を走っているとそんな感じのプロボックス/サクシードを多く見かけます。純正でリアスポイラーの設定が無い車なので仕方無いです。そこで、ワイパー逆位置停止の0円細工を開始させます。

逆位置決め一発儀式(?)

冬場作業ではウォッシャーを作動させてリアワイパーを動かします。夏場なら凍結の心配が無いので水道水でも問題ありません。作動した所は綺麗になりました。

綺麗になった所と汚れている所のギリギリでマスキングテープでチェックしときます。このテープは作業終了まで剥がれないようにしておきます。これで取り付ける際にはこのマスキングテープの所にワイパーをセットすると位置が一発で決まります。 また車によっては運転席から見た時の感じを確認できます。

ワイパーを取り外す

プラスチックカバーは拡げるだけで外れます。ボルトは10mmです。あんまり触らない所なので556などの潤滑剤を使った方が無難です。

内張りを剥がす

リアゲートの黒いパーツだけでプロボックス/サクシードはアクセスできます。今回防腐スプレーをする為に一度全部外しました。

この部品を引っ張るだけです。4つのプラスチッククリップで留まってるだけです。

ワイパーモーターASSY取り外し

丸で囲ってるボルト3本(10mm)で固定されてます。あと隠れていますが電装品なので配線が来てますが本体を外した方が手が入りやすい。無理に手を入れて傷付けるリスクが減ります。

ワイパーモーターASSY分解

モーター単体だけになったので今度はプラス(+2)ネジを外します。かなり固く留まってますが、キチンとしたドライバーを選択してればショックドライバーは必要ない位の固さです。必ず平坦な場所で作業をしないと中の部品がばらけて大変な事に…。

アーム位置変更準備

通常位置で止めてればこんな感じで止まってるはずです。ほとんどパーツがグリスの粘度で引っ掛かってる程度なので引っ張れば取れます。

アームは元々赤丸の所についてますが逆位置で止めるので180度反対の穴にピンを押し込みます(ギア上の青丸)、合わせてワイパーを動かすアウトプットも矢印の方向に動かします。

開封後の写真と比べていただくとわかりますがただそれだけです。これで停止位置が逆転します。後は順を逆に追っていって完成になります。

マスキングに合わせてワイパーをセッティングして作動確認して終わりです。これで雪が積もる事も少なくなるのと、上から下に押す方向で動くようになります。

先に適合ワイパーサイズを表記しましたが、冬は若干短めにセットするスタイルです。雪の重みで負荷が掛かると言う考えです(あと短い方が安い)。 そもそもあまりリアワイパーを動かす事がありません。

使用感

ワイパー自体に雪が乗っかる事はかなり軽減された印象を持ちますが、巻き上げによる視界不良を感じる事があります。この写真は降雪後、雪を落として10km程走行した後のミラー越しに見たリアウィンドウ。明らかに付着量は増えました。これは通常位置だと巻き上げの妨げになるワイパーが無くなった事が要因となっているかもしれません。 リアウィンドウにもコーティングが必要かもしれませんね。

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