前々から、うちの娘を自立させるドールスタンドが欲しかったので作ってみました。
ドールスタンド制作前
こんな感じで実は車に身体を支えてもらっているような状況で撮影していましたが、やはり撮影の為離れるとグラついたりしてなかなかヒヤヒヤするもんです。専用のドールスタンドが有れば、何か色々と遊べそうと考えて今回制作する方向で動いてみました。
素材や作る理由
今回用意したのは、スーパーなどで見掛けるポップスタンドワンタッチタイプ(一例)。本来の使い方は写真の通り、紙を挟んで値札を目立たせたりしているアレです。大きいホームセンターやモノタロウなどでも比較的安い値段で売ってたりします。今回使ったのは友屋製のポップスタンドになります。 DD用で探してみると、お値段がなかなか高く、パっと設置撤収が出来ないかなぁ~とか思って作ってみました。寸法を変えてあげればDD専用ではなく、MDD兼用で使う事も出来るようになります。
まずは部品毎に分解
分解と言っても、土台はネジで留まってるだけ、ポール部も伸縮固定のロックを解除したら外れます。
ロック部は接着剤などはついていないので、叩いてあげれば外れます。あまり力強くやると割れてしまうので程々に。これで分解作業は完了です。
切断工程
支柱になるパイプ(太)をまず切断します。今回作るのはサドル式と呼ばれるタイプで、股に挟むタイプになります。大体直立に立たせて膝辺りに来る辺りをカットしました。
カット完了。太いパイプ側から切ってるのは後々の工程で判明していきます。
延長側のカット
今回は半分にカットしているので、中に通してマーキングする事で完全収納が可能になります。まぁ延長側は土台に固定する側より短くても問題はない訳ですが。綺麗にカットしたいと思っていたので今回はこんな感じでガイドとしても使います。 この太いパイプ側はまだまだ使います。
カットが完了しました。中を通す支柱はともかく(?)、ロック機構を付ける太パーツの切り口は平坦に整えておいた方が良いです。
このロック機構をもどすのはプラスチックハンマーや、木ハンマーで軽く叩いてあげる。切り口が斜めだと斜めったり、割れたりするので注意です。
紙を挟むハサミは必要無いので、金具を取り外してあげれば簡単に外れます。写真のように薄いマイナスドライバーがあると大変便利です。使わないから壊しても良いですが。
これで大きさの調整は終わりです。次からはスタンドにする為の工程に入ります。
力技で真っ直ぐに、曲線に
上端の部分がL字に曲がっているのですが、これを真っ直ぐに修正しなくてはいけません。ここでも活躍する最初に切った太パイプを通して、真っ直ぐに修正します。 力を加えるポイントを徐々に変えてT字の頂点までスムーズに動くようになるまで真っ直ぐにします。 そして万力から左右にはみ出ている部分の頂点が太くなっていますが、そこもカットしておきます。
仮合わせをしてみました。この現状では鉄棒の上にまたがってるような状態になっているので前後に不安定さがあります。先程のT字を今度は前後に当たる部分を曲げていきます。
コチラも太パイプが通るようになっているので場所をちょこちょこ変えて曲げていきます。
適当に置いてあった缶スプレーが収まる程度に曲げると丁度良い感じになりました。カットしてる画像は省略していますが、前側がヘソ付近、後側が腰付近になるようにカットしました。着せる衣装によってはもっと短くした方が良いかもしれません。
ここに座らせるような感じになりますが、切断面と言う事もあり、
このような先端キャップを被せて保護。4mmを買いましたが、5mmでも良いかも。実寸5mmなのですが、少しでも細く見せたかったと言うのもあって無理に4mm突っ込んでいます。
自立出来るようになったので何枚か写真を撮ってみました。捗る! …なんとなく地下牢に居るような感じになってしまったけど。
ついでにGarage激に入庫した車の前でも写真を撮ってみる。実はと言うと、この車の修理をしているうちに唐突に作ってみたくなったのは内緒だ。