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【見学2022】トヨタ クルマルシェ 2022~新型16代目クラウンと気になった車

2022年10月22、23日(土日)にアクセスサッポロで行われた、ネットトヨタ札幌、札幌トヨタ、ネッツ道都の札幌トヨタグループ3社合同“大商談会” トヨタクルマルシェ2022の見学をしてきました。このような機会はデーラーに行く事に躊躇するタイプの僕でも行きやすい場なので、各メーカー積極的に開催して欲しいと思っています。

見学に理由がある。

冷やかしで「見学してぶつくさ文句を言うだけじゃないか?」と思われそうですが、『半分アタリです』。しかし過去の大商談会、当時はトヨタ各チャンネルで販売車輛が違ったので全社合同だったと思うのですが、そこで買ったのがプロボックスでした。漠然とトヨタ車で5MT、4WDの車無いかな~と軽い気持ちで向かって買った事もあり良縁がある事を期待して出向きました。 イベント開催記事や車自体の事を記事にする人でありながら、人が思っている以上に車には無知で自分がどんな車が欲しいのかわかってない。食事で言えばバイキング形式で「お好きな物をどうぞ」と出された物を調べていく方が購入への近道かなと思い見学をする事にしました。 また、購入までの過程と心情を書き記して見るのも一つの楽しみかもしれないと思った次第です。日々ポンコツ達を弄り回してるだけでは新しい知識は芽生えない。そんな捉え方もあるかもしれません。

クラウン クロスオーバー

16代目クラウン、クラウンクロスオーバー(SH35型)。これは一つの見学目的の一台でした。3社共に色違いで持ち込みされていました。意外に思われるかもしれませんが、60年落ち位の中古車弄って喜んでる僕は、先代のS22#型を購入を検討してお話をしていた事があります。ですが最終的な決定打がなくフルモデルチェンジされたと言う流れなのです。一つの「買ったぞ」「維持してるぞ」と言う原動力の指針なのかも。わかりませんが。

いきなり助手席に座り込んでいる辺り謎過ぎると思われそうですが、比較的車内で寝る事があるのでそこら辺の快適性も求めています。遠方への移動時にたまにある「がっつり寝る」じゃなく「ちょっと仮眠」の席移動に使います。しかし僕のシンデレラボディでも足元が窮屈に感じました。今のBMW(E90)から見ても狭い印象がありました。生産国の体型違いがあるのでしょうか。動かしてもなぜかいいポジションが見つかりませんでした。

シフトは現行プリウスと同様の配置になり手首のスナップで動かすようなタイプでした。パーキングもスイッチ式の様子。空調の操作パネルも助手席の人が勝手に調整してくれる位の距離感で丁度良い。

足元はE90に比べても広くは感じる。実際広いし頭も出入りにぶつけないから「さすが後ろに乗るタイプの車だな」と感じる事が出来たのだが、視界からの情報は「なんか狭い」と言う印象を受けた。色味なのかそもそも僕自体が後部座席にほとんど座らない事からの認識の違いなのか。

USBもそんなに欲しいの?と言う具合に見掛ける4人乗って4人使えると考えると「それはそう」とも思うが、この車の中だけで昔住んでいたアパートより電源確保箇所が多いな。ソロ行動が多いのもあってここら辺にメリットを感じる事が少ない。

内装続き

未だにサンルーフ有無は趣味趣向で要る要らない派があるが、個人的には欲しい派です。…歴代3台続けて切ってる事からもお察しの装備ですね。無ければ切って付ければ良い。とても簡単な事なのですが、最初から付いてるならそれに越した事は無い。

クラウンもトランクにバッテリーが収納されていました。BMWだとさらに側面下部に埋め込まれているのですが、取り出しやすそうです。バッテリーは意外に重いですからね。スポーツ性が求められる車の重心は下げる方が良いですがクロスオーバーだとそこまで気にしなくても…と言った感じでしょうか?その分トランクスペースが少々犠牲になってしまった感はありますが。

太いステアリングにはヒーターも内蔵されているそうでステアリングは年々色々な物が装着されていき、車を操作するダイレクト感が薄れていく気がします。まぁこの車にはその感覚が無くても良いのでしょうが。ステアリングは常に触っている部分なので、近年はステアリング交換をしない事がほとんどなので、重要な要素かなと思います。

うちで寝ている(?)16アリストと同様に電動チルト&テレスコピックステアリングが装備されているのでベストポジション合わせる事が可能。恐らく歴代の機能がそのままならば、キー連動で自動昇降、乗り降りにステアリングに足をぶつける心配は無さそうだ。 小話としては、電動チルト&テレスコピックステアリングと言う装備はアイシンが開発し、1983年に登場した7代目クラウンに世界初採用された物となっている。

ドアカーテシーランプの形状はアリストと同じ物が使われているような気がする。新しい車と言う事もあって純正でLED化されている。屋内展示でも明るさがあったので普段使いでも問題なさそうだ。

細かい事とか

ドアのスイッチは一時期高級車からはスイッチタイプが無くなったが復活した。通信トラブルとか何かそんな理由があったのだろうか?構造が簡単だからスイッチはコレで良いような気がしますけどね。 そしてもう一つ。上部に写る、ドアストライカー。200系後期クラウン以降は亜鉛メッキと言う事で梨地シルバーになっています。200系前期まではこの部品はクロームメッキ処理されていました。 参考に69410-33020、69410-33030がクロームメッキのモデルになります。まぁ普段見えない部分なのでほとんどの人は気にしないでしょうが…。

トヨタの車としては珍しい事にホイールボルトでした。今後ボルト化が進むのでしょうかね?ハブボルトを交換するとかホイールに合わないナットを付けてのトラブルは抑制されそうですね。 個人的な事を言うと、アルミナットとか全然信じておりません。中古で買ったホイールのエアバルブで齧って外せなかった事があるので僕は普段からおススメしておりません。

ナンバー灯もLEDのようです。今時の車で淡黄色のバルブの方が少なくなってきていますね。しかしながらこういった部品の進化していくと、不具合起きた時にはユニット交換と言う手間もあるので一長一短と言った所でしょうか。

リアにはカメラが二つ装備されており、ウォッシャーノズルみたいなのも見えますが片側のみに噴射するような形状でした。トランクを開こうと思いまず触った部分はココでしたが違いました。 しかし、しばらく見ていると皆さんまずここを押しておりました。

凄いわかり難いのですが、ガーニッシュの奥まった所にスイッチがありました。色によってはもう少し認識しやすいかもしれません。閉める時も、手動電動どちらでも出来ると言うのは良い所。

主張するクラウン

イベント開催時が10月ともありハロウィン装飾が。…クラウンのこの色を持ってきたと言う事はカボチャをイメージした可能性???

簡略化された王冠がボンネットに装着されている。グリルの主張が強い時代(?)はグリルに内蔵されていたイメージが強かったがシンプルに仕上がっている。

顔はなかなか攻撃的な顔をしている。若者返りを目指したゼロクラウンから元々のユーザーより若年層を狙い続けているクラウン。しかしながら現ユーザーのもうそろそろ免許返納を目前にしているような方々も反応は良いようで見に来ている人も40代以上が中心だったように感じる。

ヘッドライト側面にもクラウンの文字がエンボスで浮き出ている。ヘッドライトにPPF(ボディやヘッドライトに施工する透明な保護フィルム)を貼る場合は曲者になるかもしれない。過去にこういった浮き文字がある物に施工した際には浮き文字自体を削り平面にして施工した事がある。

全体的に見てもとても魅力的な一台ではあるが、まだまだ自分が購入するとなると自分自身の精進が足りないと言う事を叩きつけられた感じもします。

タウンエース

参考出品として出されていたタウンエース。ここ数年話題の車中泊が出来るカスタマイズが施された商用車。荷物が積める広々スペースで車の中でも十分寝れる。 それはプロボックスでももちろん体験済みである。

家族連れにも人気な一台となっていた。5MT/4WDが有ると言うのも少数派にも期待の一台だと思われる。

参考展示と言う事もあり荒い部分が見受けられた。カーラッピングをしてる者としては切り口や角の処理がどうしても気になってしまう。これは一つに自分の技術不足を他の人の施工を見て勉強しようと言う考えからなのだが、趣味人から見ても粗が見えてしまっては少し残念な気持ちになる。

清掃が不十分な部分もちらほら見えたのでこの車体自体は試作段階なのかと思う。ラッピングシートの中に砂、または鉄粉なども混じってザラザラ面があったり一部剥がれていたりしているのが見受けられた。 しかしながら必要最低限の装備しか備わっていない商用車を自分好みにカスタムして自分に合ったカーライフを作ると言う一つの提案としては大変素晴らしい車だと思う。その考えは人それぞれ違うので色々見る事は勉強になりますね。

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