2023年5月21日(日)、十勝スピードウェイで北海道初開催となった『BMW Familie!』の目玉企画として展示されていた、国内最高峰の箱車レース、SUPER GT GT300クラスに2023年現役で活躍中のGTマシン 『#7 Studie BMW M4』が道来と言う事で、ちょろいヲタク君の僕は同じメーカーの車乗りとして見に行く事に。生憎の天候の為デモランは中止になってしまったので、ピット内展示のみです(ウェットタイヤを持ってこなかったと言ってました)。
Studie BMW M4
- 車両型式:3BA-52AZ30
- エンジン仕様:直6 ツインターボ (2993cc)
- タイヤ:ミシュラン
ボンネットを外し細部まで見る事が出来る状態で置かれていたM4。ここ最近のBMWは目が細く(ヘッドライト)なっていき、鼻が大きく(キドニーグリル)なっていく進化を遂げている。賛否あるが、個人的にはキリッとしていてかっこよく見える。今回撮影機材の様子見もぶっつけ本番で兼ねているので様々な角度で撮った写真を掲載していく。
ポイント撮影
今度はポイントポイントで撮影したものにスポットを当てて撮影していきます。
自家用車のタイヤ交換でもお馴染み(?)のウマ(リジットラック)を設置している風景。本戦中では基本的に見る事は出来ないが、展示でタイヤを取り外しする際にはこのように準備されている。エアージャッキが落ちてこないと言う保証はない。
配置はエアージャッキの可動部4点。伸縮するロッドを囲むような円柱状の物が使われていた。
高さ調整の機構はあるようだが、使用出来る車両、使用箇所がラベルで貼られているのが確認出来る。見た目も何かカッコイイ。
これで安心して潜る事が出来るようになった。底面はフルフラット。
サスペンション周りにも色々とラベルが貼られている。現地でもセッティングする基準とか色々と書かれてるようです。
細かい所を見ていく
車両を見に来ているはずなのに部品の写真が多い傾向にありますが、よくある事です。自分の整備でも取り込める要素が有ればと思って自分の気になる事は撮るようにしています。
ボンネットを見て何故かミニ四駆の肉抜きを思い出したり。さすがに持たせて貰えないかとは聞けませんでしたが見た目もかなり軽そうです。
そしてボンネット横にあるインパクトが目に入る。
ミルウォーキーツール製のインパクトレンチ。昔はエアツールじゃないと回らなかったそうですが、今では充電式のインパクトレンチで回りますと言ってました。お値段も良い金額いきますが興味深いです。
一般的な表記で言うと、305/65R18とか多分それ位。
ワイパーはU字フックタイプだろうか、自分のは特殊形状なのでちょっと羨ましい部分。しかし特殊形状の自車の方が見た目はスマートかも。ここはレースカーの作業性重視でしょうね。
マフラーはAKRAPOVIC(アクラポビッチ)、2輪のマフラーから始まって4輪の世界に出てきたのは2010年。BMW歴が浅い僕でもどこかしらで聞いた事のある名前だ。
ラッピング
どうしても自信でラッピングしているのもあって細かい所を見ていきます。GTマシンはラッピングの上にさらにプロテクションフィルムを貼っているそうです。
プロテクションフィルムは通常のカーラッピングシートとは違い伸び縮みの能力は劣る。ペイントを保護する透明なフィルムになる。
極端に汚れたら部分的に交換もあるので、分割が比較的多いように感じた。
ヘッドライトの上部とかをみると貼られていない部分も少々。
深いギャップがあるとこのように切って後で貼られなかった部分に形を作って貼ると言う様子も見られる。
ここはネジが通る穴をあけてビス止めをしたのだろうか?ネジの周りに薄っすらと渦が巻いてるのが確認出来る。作業性重視。
フロントガラスにもプロテクションフィルムが貼られている。何層か同じ物を貼られているので、レース中に曇りガラスのようになったらすぐ剥がせるようになっている。
エンジン始動音
今回は Studie BMW M4をマジマジと見てきた様子を掲載しました。次は会場散策のお話です。
- 【見学2023】BMW Familie! HOKKAIDO -SUPER GT GT300-
- 【見学2023】BMW Familie! HOKKAIDO -会場散策-