Eternal Chaos by Garage激

300系ピクシスエポック(ミライース)アウタードアハンドル流用

ふと街中を見渡していると、300系ミライースに比較的年式の近いダイハツ車を目にする機会は多く、何か使える物は無いだろうかと考える事が多い。そこで気になったのはアウタードアハンドルのメッキで形状が同じ車両が有る事から流用出来ないかと調べたのがきっかけでした。

直感も時には必要

純正流用の情報は車種的にもそこら辺に転がってる物でもなく、かと言って一つ一つ部品を漁って行ける程に財力が豊かでは職業上で知り得る手段もある人は居るがそうそうそんな環境の人も多くない。それならどうやって調べていくかと言う話になるが、個人的には「年式が近い」で探している。 と言っても車に疎いので「何か近い形してる」位の直感からその車を調べて「年式が近い他車」への流用情報を探してみて実際に他車に試してみる…と言った具合に結構遠回りだったりする。しかしながらそれが上手く歯車があうと満足感が高い。実際に手にした部品と比較してみて合致した時の達成感は高い。しかも純正部品なので品質に不安を感じる事もほぼほぼ無い。今回はムーヴシリーズ(LA160S)の一部に存在するメッキのアウターハンドルを探してみる。しかしここで障害が生まれる。

今回取り付ける車両にはタッチ式リクエストスイッチ(ノブの切れ目から短い方に黒いボタンが付いている)が付いていない中間グレードの車両。しかしながら流用元となる車のメッキver.は上級グレードに設定されておりの運転席、助手席にはそれが付属している。機能が付いていないスイッチが付いてると言うのも見える部分でモヤッとする事間違い無しだ。そこで一つの賭けに出たのが『リア用を2set用意する』だ。自分の調べた車両ではリアにはタッチ式リクエストスイッチが付いていない事から、リアはポン付け出来てもフロントはどうなのかがわからなかった。確信は持てない理由としては取り付け車両の純正アウタードアハンドルでもフロント・リアで別品番になっている為だ。 取り付け出来なかったらどうしようと言う気持ちも少々。

上から取り付け予定のメッキモデル、助手席用、リアドア用。構造を見ても何が違うのかわからない程に合致する事が判明。まずは取り付けてみる事に。

助手席側がメッキ、リアドアが純正シルバーでの比較。少しばかり雰囲気が変わったかな程度。しかしながら黒ボディにメッキはやっぱ良いなと言うのは、「黒革・マルチ・サンルーフ」大好きマンなら頷けるアイテムな気がします。取り付け・作動にはまったく違和感がない。

リアの純正部品も

メッキに置き換えると何となくいい感じに。徐々に怪しいピクシスエポックが出来上がって来た感がありますが、あくまで純正部品を流用しているだけなので何も問題はありません。

品番

次のページからは作業風景と注意点になります。特にフロント側は注意点があるので不安な方はご参考にしてください。

必要工具

フロント

まずは内張りを剥がしていくのですが、インナードアハンドル内にネジ頭がこんにちは!してるのに隠しネジが存在します。よく見ると切り欠きが存在するので内張り剥がしで持ち上げるように取り外します。ウィンドウスイッチのハーネスは部品がフリーになった状態で取り外せる位には長さがあります。またミラーの配線を隠しているAピラー付近の黒い部品を取り外す事も必要になります。

ドアハンドルの所のネジは剥き出しなのにどうしてここは隠しネジにしたんだろうか…ネジはポケットを挟んで二個あります。個体によってはこの黒い部品が取り外しにくい事がありますが、その際には内張り下半分を外して下から手で引っ掛かりを外していく必要が有ります。

アウターハンドルはボルト二ヶ所(10mm)。

プラスチックのサービスホールのプラグとその下にあるボルト二本を取り外します。

と言うのもサービスホールの真ん前にレール(ウィンドウに関する物)がありボルトにアクセス出来ません。

レールを取り外してやっとボルトにアクセスできます。

言葉にするのが難しいのですが後方に少し引っ張って、普通にドアを開くようにレバーを引くと引っ張り出せる。

フロント側はリンクを先に外さないと上手くリンクが外に出てきてくれなくてこれは元に戻して裏から外して取り外しました。

フロント側は比較的スペースに余裕があるからそこまで苦労はしない印象でした。

フロント側注意点

  1. 隠しネジが存在する
  2. リンクロッドはドア内側から取り外す方が良い
  3. ウィンドウレールの脱着が有るので内張り組付前に作動確認
  4. オートウィンドウ(運転席側作業時)がリセットされるので再設定
    (全開後長押し、全閉後長押しで再設定される)

と言う所が作業内で注意しなきゃなと思った部分でした。

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次はリア側です。

リア

フロントが難なく出来ればリアはかなり簡単。

ドアポケットとインナードアハンドルにネジ頭が見えるだけ、であとは引っ張ってウィンドウスイッチのハーネスコネクターを取り外すだけ。

作業効率を上げるならドアポケットが固定されるステーも取り外してビニールを多く剥がせるようにしておくと良いかもしれない。左上のプラスチックのサービスホールも取り外すとボルト頭にアクセス出来る。

フロントと違い今度は前側に来るボルト頭の前にレールが有ってラチェットではアクセス出来ない…。

真正面から見ると完全に被ってる。もうこれ罠だよ…。コンビレンチが有ると便利。

リアはリンクが外に簡単に出てきてくれる。フロントに比べると裏側からのアクセスが厳しいので助かる。

折角なので隠れる部分も綺麗に清掃して取り付けて終わり。

リア側注意点

  1. コンビネーションレンチ必須
  2. フロントに比べて作業スペースが狭い
  3. サービスホールのプラグがフロントに比べて少し硬い

余談

今回はタッチ式リクエストスイッチ付は不要でしたが、それはそれで需要がありそうなので再度メモ書き程度に部品番号を置いておきます。

今回は下二点を各2set用意して作業が完了しました。しかし色々と弄ってると思う事もあってファーストカーとしても、セカンドカーとして所有する車としても優秀な車かもしれません。車を面白くするのは車じゃなくて乗り手の気分次第。オーナーは綺麗な見た目になって洗車が楽しくなったようです。

 

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