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プロボックスマフラー交換

プロボックスのマフラーは、一般的なスポーツカー等に比べると選択肢は少なく、2WDと4WDではフランジの角度違いから互換性もありません。そこで加工前提で購入する事もすくなくありません。

社外マフラー(スポーツタイプ)

社外マフラー=音量が大きくなると言う昔ながらのイメージがある方もいらっしゃると思いますが、純正同等互換タイプとスポーツタイプの二種が存在します。 今回はその両方をご紹介したいと思います。どちらを付けるにもメリットデメリットは存在します。車を上げて、潜って作業する、お店に出すと方法は変わるでしょうが、よく検討して自分に合った選び方をおススメしたいところです。

プロボックス NCP51V NCP50オールステンマフラー オーバルW出し!

画像ではシレッと装着されていますが、広告の型式をよく見ると「51V、50」となっています。これはプロボックスの2WDの型式になります。プロボックスの4WDは「55」「59」のどちらかになります。 ちなみにですが、トヨタ車の4WDの場合、型式の最後の数字が「5」になる事が多いです(多いだけで絶対ではありません)。

2WDと4WDの違い

駆動方式でどこまで違うのか?と言うと、全長も大きさも、ステーの位置も変わりません。単純にセンターマフラーとリアピースの付け根にあるフランジ角度が違います。 この場合は言葉にすると簡単ですが、フランジ部を一度切断して角度をずらして溶接し直すと言うだけになります。 自宅でステンレスマフラーを溶接するとなるとそこそこな道具と自宅の電気契約が最低限40Aは欲しいところです。30A契約だと頻繁にブレーカーを落とす事になります。

社外マフラー(純正同等互換)

純正同等の互換マフラーは見た目も重量も誤差の範囲になります。多少作りが変わりますが、問題なく装着出来ます(サクシードに取り付ける場合引っ込みます、サクシード用を買いましょう)。

マフラー HST純正同等品 車検対応プロボックス NCP55V NCP59G (4WD) ※適合確認が必要。ご購入の際、お車情報を記載ください。

細部確認

基本形状は全く同じになるように作られています。マフラーハンガー脱落防止の引っ掛かりなども丁寧に作りこまれています。違いは性能面ではなく加工ポイントが多少違うだけになります。ガスケット、ボルトも付属します。

今回大きく破損してるようには見えないのですが、補強板の剥がれが発生していたり、各部パイプを強く握ると嫌な音が発生していた為、予防の為にも交換となりました。 北海道の冬を戦うクルマにはこの腐食は永遠のテーマとなるのでしょうか?良い方法があるといいのですが、定期的なメンテナンスをする以外は手放しで放置できません。

補強板に穴が開いていませんでしたが、上部にあるので、そこまで必要性は感じられないので、加工無しで取り付けます。

エンドの部分です。溶接部分はすべて錆防止で塗装が施されていました。溶接してそのままと言う事が多い中、純正同等互換品はこういったところしっかりしていますね。

でも塗る

あくまで、溶接部分が酸化しないようにしているだけなので、一手間掛けて色を入れます。新品なので、軽く足付けを行い耐熱ブラックを塗っていきます。今回もモノタロウ製の耐熱スプレーを使います。安価で使いやすく、色も好みなので、ヘビーリピーターとなっています。

男前モノタロウ 耐熱スプレー つや消し 黒 ブラック 300ml バイクパーツセンター

マフラーの比較

今回、スポーツタイプと純正タイプを見比べるとわかるのですが、消音装置の大きさが特に違いが出ています。 なかなか音量差があります(今回のスポーツタイプは車検の合否が結構微妙なラインで数年でNGになると言う話が出ています)。 またプロボックスの力強いスタートダッシュは若干弱く感じる部分がありました。

取付作業に向けて

下回りにタオルを巻いて直接金属同士が当たらないようにします。床のコンクリートで引きずらないようにもしています。 プロボックスだと4輪上げの方が作業性は良いです。

マフラー側も当たりそうな部分は布を巻いておきます。 お店でもここまでする事は見掛ける事は少ないかと思います。 多少当たっても一時的だし、傷がついてもほぼ見えませんからね。 自分でやるからにはきっちりと一つ一つ丁寧に行ってるつもりです。

マフラーガスケット

マフラーガスケットも今回付属しているので交換します。どうしても自分の車だと「漏れなければ再利用」を繰り返してしまいますが、付属しているので惜しみなく新品を取り付けます。

カローラ用 『リア』マフラーガスケットのみ 90917-06039 KE-CE107V トヨタ純正部品

取り付け時に発覚

センターマフラー側から見た画像ですが、位置がかなりずれました。 ここは車体の劣化具合(マフラーゴム劣化)によって多少ずれるのは仕方ありません。今回は運よく(?)、車体上部に近づけた状態でボルト取り付けが出来ました。ただマフラーゴムも新品を用意しましたが、取り付けが困難になりそうだったので、再利用しています。

マフラー装着後試運転

マフラーを取り付けた後は漏れ等が無いかを確認して作業は終りです。それでは最後にスポーツタイプ、純正互換で感じた事をまとめました。

純正マフラー互換

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スポーツタイプマフラー(BE FREE製)

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車検の際に関わる事

うちの車ではさほど気にする表記ではありませんが、平成22年(2010年)、4月以降に生産される自動車に義務付けされている対策品を使用しました(50系は2014年まで販売されていた)。 部品番号は2002年~2010年2月からと2010年3月以降~最後までで違いますので、この「マフラー加速騒音規制」の対策が施されているのかもしれません。 年式によって気にしたい部分であります。 これはスポーツマフラーにした際は特に『年式で合否が別れる』部分になるかもしれません。

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