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【見学2023】北海道クラシックカーミーティングinふらの【駐車場編】

前回はイベント会場の中を回った様子を記載しましたが、今回は駐車場を少しばかり見て回ってました。クラシックカーイベントに限らず、カーイベントはそもそも車好きが集まってきているので面白いクルマが居るので気になった車を少々ピックアップしていきます。

富良野のいつもの

富良野のクラシックカーミーティングは快晴・無風の日が多くモーターパラグライダーが飛んでいる事が多い。個人的には高所恐怖症なので乗る事は出来ないが、会場からほど近い場所でタンデム体験飛行が出来る。イベント会場から車で5分程度の距離でやっているので気になった方は<MPGそらち>をご確認ください。

スズキ・カプチーノ

スズキカプチーノも1991年(平成3年)登場なので32年落ちの立派な(?)旧車の仲間入りをしている車の一台だ。自身も所有していた事があるが屋根は三分割にしてトランクに収納すると言うのが面倒過ぎて車庫に置いといたり、二枚だけトランク、一枚は助手席に置いとくなんて事もしていた為、手放すまでトランクに全部収納した経験は無い。前期型はメーターが99,999kmで0kmに戻るので中古車を手にする場合は割と注意が必要。1週回ってたり回ってなかったり、1週じゃ済まなかったパターンなどもある。冬の足車だったがなかなかトリッキーで面白かった。

ふらふらと駐車場を巡るとカプチーノはちょいちょい見掛ける。2023年6月現在では100万以内で買える個体も多く、30年前の旧車を買ってこつこつ直してみたいと言う考えで手を出すなら比較的部品入手しやすい一台かもしれない。もちろんライトや外装部品などは開拓して探すしかないが、「走る、曲がる、止まる」の要素はアフターパーツメーカーも多く安泰かもしれない。『部品は出る時に買っとけ』のギリギリラインかもしれないが「軽のABC※」の中でも比較的元気に走ってる姿を見れるのがカプチーノだ。 後ろに居るダイハツ ESSEもマニアの中では人気車種だったりする。

※軽のABCとは…マツダ AZ-1、ホンダ Beat、スズキ Cappuccinoの1990年初頭の軽スポーツカーを指す(ABCトリオとも言われる)。平成の軽スポーツを表す際にはのちに登場するコペンを入れて「ABC+C」とも表記される(ダイハツ Copen) スズキ キャラは?と言うツッコミを入れると厄介ヲタクになるのでご注意を(AZ-1 OEM スズキにてキャラとして販売)。

外車枠

427コブラと言うのは聞いた事はあるけど…この車なかなか複雑な車なんですよね。コンテンポラリーやらERAやらと所謂レプリカモデルの派生が結構あるので詳しくはオーナーや本気の好き者じゃないとわからないので僕のような知識の浅い者が深く書いてはいけないと思っている。「可愛い顔してカッコイイ」位が一番楽しいと思う。ちょっと次元が違うのは重々承知だが、AE86スプリンタートレノに「藤原とうふ店」と貼った車のオーナーがマンガの主人公になった雰囲気を味わうように、427コブラが本物なのかレプリカなのかはさておき、当時のレーサーや俳優を感じるのは近い感覚なのだと思う。 オーナーにとってはもしかしてストライク男をイメージして乗ってるかもしれない。

BMWミニと旧ミニが良い感じに横並びしていた。時代と共に車は大型化しているからと言うのもあるが、軽自動車と乗用車の差位には大きさが違っている。昔は旧ミニも十分大きな車だと思ってたのですが、いつの間にか小さい名の通りミニに感じるようになったんだなと感じたり。

いすゞ

何でかよくわからないが、今回は結構な数のいすゞ車を撮影している。

錆止めの色入れで全体から見るとヤレている感がみられるがこれも良い味を出している。 そう思うのは第三者からの意見でほとんどのオーナーは維持への苦労が絶えない。ましてや綺麗に直して欲しいなんて言った日には「同情するなら金をくれ」になる。クラシックカーを維持するにも直すにもお金が掛かる。ましてや綺麗な博物館級にするとなると…。 クラシックカーイベントではお金の話をしないのが一般的だ。 イメージ的には美術館の展示物を見て「これ何万円ですか?」って聞いてるような感じだと思って欲しい。

昔の車は変わった所にエンブレムが存在する。これの名残だったのか2000年代頃までは色々な車にCピラーエンブレムなんてオプションがあったイメージがある。

セダンタイプなどもこの頃は一般家庭で主流だった。80年終盤辺りにはレガシィツーリングワゴンのヒットと共に大衆車は荷物が積めるステーションワゴン、悪路もこなせるSUV、居住性と視界の良いハイトワゴンと姿を変えセダン=大衆車の波は完全になくなっている。セダン政権の復権はこのまま少子化が続いていけば『趣味のセダン』としてスポーツクーペから少し大人しくしようと言う独身貴族の嗜みになるかもしれない。

象の鼻のように綺麗に曲がったマフラー。マフラーの位置を少しずらせば真っ直ぐのパイプもつくし、排気効率は良かっただろう。しかしなぜ曲がっているのだろうか。排水管のU字トラップのような機能でもあるのだろうか?答えの出ない疑問が度々出てくるので車を見るのがやめられない。

スバル

三代目レックス。80年代後半の頃の軽自動車はスズキ・アルト、ダイハツ・ミラ、三菱・ミニカとカクカクとした台形な形が多い印象がある。今でこそ多少違いがわかる位に知識が乏しいが、当時は全部同じ車だと思ってた位だ。昨今話題に上がるエンブレム隠して「エブリイを探せ※」並に違いがわからなかった。

エブリイを探せとは…2023年現在、スズキエブリイはOEMとして、日産(NV100)、マツダ(スクラム)、三菱(ミニキャブ)に提供されている。

初代のSFフォレスター。STIのガーニッシュが装着されていました。2000年頃までは左右のテールまで続いてるクルマが結構ありましたが、そのうち左右独立していきましたね。装飾だけのセンターガーニッシュと言うのが色々な車種でオプション設定があったりしましたね。少し気になったのはGTウィングから窓に装着されているコネクションロッドは大丈夫なんだろうか? と言うのも昔GTウィングを取り付けてウッキウキでクローズドコースでブラジルアクセルをした際に力が加わってトランクがピンポイントで潰れた事があったので少し気になりました。…まぁGTウィングが流通した初期のお話なので今はもっと力の分散があるのかもしれません。

日産

サイドストライプがある事で雰囲気がマシマシな一台。サイドストライプがレーシーに見えたり高級に見えたり。有るとカッコイイし、剥がした姿もそれはそれでかっこよかったりするので葛藤する事間違い無しのアイテム。痛車界隈でもよく話題に上がる「剥がしてスッピンもかっこいいけど、寂しいので貼りました。」もある種似たような物なのかもしれません。

ハコスカとセリカ。丸目4灯な二台。漢臭さが漂います。写真を撮っている時にふと考える事があるのですが、自身がその横でオーナー顔して立っても似合わないだろうなと感じさせる。そもそもなんですが、未だにヨタハチ以外に違和感を覚える人が多々存在します。そこそこ車乗り換えてもヨタハチじゃないとしっくりこないそうです。困った話です。

ハコスカの板ッパネのエンボス。クルマを綺麗にしているとトランク側に反射してSKYLINEの文字が見える隠し要素(?)

炎天下の中、少しでも涼しくしたいあるあるのドアオープン+片足出し。冷風が効かない車に乗っている方々なら一度はやった事あるのではないだろうか?車と雰囲気がバッチリ合えばこの何てことない一枚も良い絵に見える。

トヨタ・アリスト

アリストも1997年登場なので、26年落ちの個体が出てきている。自身も所有しているがなかなかしばらく走らせてはいない。

VA300TOM’Sのエンブレムが装着されていたが、グリルがトムスグリル以外にはトムス仕様ではなさそうだった。モールがブラックアウトされていたりシンプルに仕上がった一台。16系アリストの場合、サンルーフ車が比較的多いがこれも時代の一つ、『三種の神器※』が大きく影響しているとも言われている。重量級の車なので年式的に足回りのリフレッシュ計画をしなければいけないが部品流通は豊富。海外でもGS名義で販売されていた事から海外のアフターパーツメーカーでも新品部品が出るので部品には困らなそうではある。

三種の神器とは…『黒革』、『マルチ』、『サンルーフ』の事、レザーシートは黒、マルチモニターでナビやオーディオ&室温調整、サンルーフはメーカーOP品なので後付けは基本出来ない(やる人は居る)。高級車と言われる車のステータスでした。

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