タロットの基礎知識｜起源・歴史・カードの意味・キーワード一覧

タロットにはさまざまな解釈や読み方がありますが、この表は基本的な参考になると思います。もっと詳しく知りたい場合は、各カードの詳しい解説やスプレッドなどを紹介しているサイトや書籍をご覧になってみてください 。

タロットカードとは

タロットは、78枚1組が一般的。大アルカナと小アルカナの2種類があり、それぞれに異なる意味や象徴があります。大アルカナは22枚で人生の重要な局面やテーマを表し、小アルカナは56枚で日常的な出来事や感情を表します。

タロットの起源

タロットの起源は不明ですが、記録上辿れる限りでは、1392年にフランスのシャルル6世が画家に作らせた「シャルル6世のタロット」が最古とされています。ただし、このタロットは現存していません。

タロットの歴史

現存するもので最古のものは、15世紀半ばにイタリアで作られた「ヴィスコンティ・スフォルツァ版」です。これは、当時の貴族や富豪のために手描きで作られたもので、華やかな絵柄が特徴です。この頃のタロットは、主に遊戯用として用いられ、その中で占いに使うこともあったと考えられています。

18世紀に入ると、タロットは占いに用いられることが多くなりました。フランス革命前後の不安定な社会を背景に、占い師エッティラが活躍しました。彼は、タロットを神秘的なものと見て、エジプト起源説や秘教的な解釈を加えました。彼はまた、小アルカナにも絵柄を与えた「エッティラ版」を作りました。

20世紀に入ると、イギリスの秘密結社「黄金の夜明け団」のメンバーであったウェイトとクロウリーがそれぞれ独自のタロットを制作しました。「ウェイト版」は、「ライダー版」とも呼ばれ、現在最も有名でポピュラーなタロットです。このタロットは、小アルカナすべてにストーリー性がある絵柄を与えました。「クロウリー版」は、「トート・タロット」とも呼ばれ、独自の色彩とシンボルが特徴です。

このように、タロットは時代や地域や人物によって様々な変化を遂げてきました。しかし、その中でも共通するものは、人間の魂や人生を象徴する図像や意味が詰まっていることです。タロットはその絵柄から多くのメッセージを私たちに伝えてくれます。

大アルカナ

大アルカナのカードは、神話や宗教や占星術などの象徴を含んでおり、人間の魂の旅路や成長を示唆します。大アルカナのカードが出ると、その時期には大きな変化や影響があることを意味します。

小アルカナ

小アルカナは四つのスートに分かれており、それぞれ火・水・風・地の四大元素に対応しています。小アルカナのカードは、具体的な状況や人物や行動を示しており、現実的な問題や対処法を示唆します。小アルカナのカードが出ると、その時期には細かいことに注意する必要があることを意味します。

ワンド

ワンドは、火のエレメントに対応しており、情熱や創造性や行動力を象徴します。自分の欲望や目標に向かって積極的に動くことを示唆することが多いですが、時には衝動的や無謀な行動にも注意を促すことがあります。また、仕事や趣味やスポーツなどの分野での挑戦や成果を表すことがあります。

カップ

カップは水のエレメントに対応しており、感情や愛や思いやりを象徴します。カ自分の心や感覚に従って行動することを示唆することが多いですが、時には現実から逃避したり幻想にふけったりすることにも注意を促すことがあります。恋愛や友情や家族などの分野での関係や感情を表すことがあります。

ソード

ソードは風のエレメントに対応しており、思考や判断や知性を象徴します。自分の理性や論理に従って行動することを示唆することが多いですが、時には冷酷や非情な行動にも注意を促すことがあります。学問やビジネスや法律などの分野での問題や解決法を表すことがあります。

ペンタクル

ペンタクルは地のエレメントに対応しており、物質や安定や現実を象徴します。自分の努力や忍耐や実用性に従って行動することを示唆することが多いですが、時には執着や欲望な行動にも注意を促すことがあります。金銭や健康や家庭などの分野での状況や成果を表すことがあります。

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