H82型ekスポーツの車検点検

新車から3回目の車検見積に「本当に必要?」と感じたと言う事で、急遽実車確認をする事にしました。(※この記事投稿日が入庫日となっております)

経緯詳細

新車購入から定期的なメンテナンスまで一括店舗整備を施しており、7年落ち、3回目の車検、走行7万強で後付けパーツとしてドライブレコーダーとETCが取り付けられている程度の日常普段使いの車。 素通し車検(オイル交換を含む)で掛かる費用は税金含めて、軽自動車では高くても10万円です(大雑把な計算です)。 そんな中「あれダメ、これダメ」と部品交換を持ち掛けられて3倍の30万円と言う見積がきました。 年式的にも掛かる可能性は否定出来ませんが、説明が詳しくなされておらず疑問に思ったとの事で依頼を受けました。

電装品

簡単な所から見ていくと、ナンバー灯が不灯と言う事で、もちろん車検には通りません。一般的にバルブ切れを予想するのですが、見積書ではライセンスプレートランプASSY(MR339544)とバルブ(MS820090)を交換となっていました。 もうすでに疑問です。細かく説明をすると、ASSYを交換しなければいけない前提を100歩譲って受け入れたとして、ASSYで注文するとバルブが組付けられて同送されてきます。 じゃあなんでもう一個バルブ頼むの?って言うお話です。 確かに軽自動車でバンパーにライセンスプレートバルブが組み込まれてる車はバルブ切れを起こしてる事が多いのは事実ですが…。で個人的に憤りを感じたのは「ランプASSY+工賃」、「バルブ+工賃」このやり方は割と卑怯です。もちろん例外もあります。 それは客側から「バルブが切れたのでバルブ交換して」と要望を一度請け負ったが、実際はASSY側に不具合があって二回作業したなどの場合です。この場合は2度の工賃を請求しても問題は無いと思います。 しかし今回は車検見積を出しただけと言うだけの状況です。 この場合では「ASSY+工賃」を提示しても、「ランプASSY+工賃」、「バルブ+工賃」は出さないと思われます。 写真では点灯していますが、コネクターの腐食も見られずバルブ切れだけでしたので交換しました。この手のライセンスプレートバルブなら「バルブ+工賃」でも3,000円程度のはずですが、12,000円程度の見積になっていました。

『バッテリー劣化の為要交換』…交換時期を確認できませんでしたが、「バッテリーが弱っているので車検時交換必須です」と言われたそうです、見積書でも確かにバッテリーと工賃が加算されていました。しかし実際の所、車検でバッテリー電圧は見られる事はありません。所有しているヨタハチなど古い車では、バッテリー電圧降下でヘッドライトの光量が足りずに、車検NGになる事はありますが、7年落ち程度の車で車検NGになるレベルまで落ち込ませるなら100番手のヤスリでヘッドライト磨いてすりガラス状にしたらNGになるかもしれませんがそこまでしたら光軸もとれるかどうか怪しいです。 そして先日ありました40年ぶりの大寒波、北海道では日中でもマイナス10度~15度でした。バッテリー上がりの危険率は気温が下がれば下がるほど高まります。20度辺りがバッテリーの力を100%引き出せると各メーカーが提示しており、10度下がれば90%と1度/%程度で下がります。単純にマイナス10度ならバッテリー能力は新品の状態でも70%(実際には氷点下からグラフ下降は高くなるので50~60%)。しかし今回持ち主は朝方の出勤時、マイナス20度位でも一発でエンジンが始動したと報告をいただきました。 「バッテリーが弱っている」が本当なら掛からない、又は、明らかに『ウィンウィーン』と長いクランキングで何とか掛かる。 バッテリーの値段も正直な話「二個積むの?」的な値段が提示されていました。 推測にはなりますが、バッテリー端子のボルトナットが錆が発生しており、その上にテスターを当てると計測値は基準より低い状態で、バッテリー端子直付け測定では正常値が出ました。お粗末な話です。

さぁ時間もないので、次々と見ていきます。

エンジンルーム

エアクリーナーです。これは無交換だったのでしょうから交換はした方が精神的にも良いでしょうね。問題としてはエアクリーナー自体になく、吸入口にあったはずのプラスチックのクリップがBOX内部に落ちていた事です。エアクリーナーが有ったから、BOX内部を手で清掃して手に当たったから良かったものの、エンジン内部に侵入してたらなかなか痛い目にあってたでしょうに…。

足回り

『ブレーキの固着、ブーツの損傷』などなどたくさんの見積項目があったのですが、驚くほどに該当する物が有りませんでした。もう見積書も「他の車と間違えて渡したのかな?」レベルです。ブーツの損傷が有るならまずグリスが飛び散った形跡等も触診もしたのですが全くありません。 ブレーキの固着に関してもキャリパーは片手で簡単にスライドするわ、ピストンに関しても一般的なドライバーをテコにして押したら戻るわで不具合を感じません。ローターに関しても段付きがある訳でもなく走行年数同等なのでは?と思う感じでした。

ブレーキパッドも偏摩耗と言う話がありましたが、一般的な摩耗の仕方しているかと思います。車検NGになるとは到底思えません(中央の溝が無い状態まで行ってたらNG対象ですが)。

まぁ交換部品も用意してる訳ではないので、車検NGではない事を確認してフルードを追加。DOT4なんだね…。ブレーキを一新するのは後日として車検を通すにあたって必要な事は一通りチェックを完了させる事に。 寒い中シコシコと作業したくないってのもあるけど。急を要する項目はほぼ無かったように思えるので、別に車検見積を取って貰うようにアドバイスをしました。

むしろコレ

スタッドレスには『プラットホームサイン』と言うのが存在します。「スリップサイン」は所謂ノーマルタイヤ(夏タイヤ)の「タイヤとして限界だよ交換して」的な物ですが、スタッドレスタイヤの溝50%に現れる「プラットホームサイン」は「冬タイヤとして(一般的には)限界です」のマークになります。ただしこの状況でも車検には通るんですよね(検査官によってはNG出す場合もある)。 通勤常用に使う場合は早めの交換をおススメします(僅かに残る良心)。

投稿者:

激団くりおね

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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