だが断る!マイティーボーイ

1番、2番、3番…
シングルカムのF5Aは息をする。

HASHIRE!マイティーボーイ(走らない)の続きです。

(要約)タイベル切れたキャッホー→直すよ

前回の記述されている部品に関しては
すべて問題なく取り付けが行われ、
無事エンジンに火が入りました。

…えぇ、一つの問題を除いて。
最初に書いた1番、2番、3番
これに数値を入れていくと
『12』、『13』、『0』
…つまり3番シリンダーの圧縮圧力が『0』なのである。

圧縮圧力とは

コンプレッションテスターと言う計器を使って
プラグを外しクランキングした時に出る数値となる。
もちろん車によって異なるので、修理書などで確認を。

NA(自然吸気)は11(kg/㎠)程度有れば良好である。
ターボ車の場合は大体それより数値が低いのが一般的である。

現在手元の本棚から資料の一例として記載されている物を
探してみたので、参考までに。
トヨタのエンジン
1G-GEU(6発NAエンジン)では
基準値は12.5 限度値は10.0 シリンダ圧力差限度は1.0 となる。

スバルのエンジン
EJ20H(4発ツインターボエンジン)では
基準値は11.7 限度値は9.2 シリンダ圧力差限度は0.5以下となる。

こんなに長く書かなくても誰もが3番の『0』っておかしいだろ。
と思うだろう、いや思ってくれないと話が進まない。

圧縮圧力が出ない理由

『圧縮されていない』から『圧縮圧力がない』
とても当たり前な事である。
じゃあなぜかと言う事を考えてると、
F5Aにバルブリセスが『存在しない(or浅い)』為に
走行中にタイミングベルトが切れ、3番シリンダの
INまたはEXバルブを損傷したと言う可能性が上げられる。

※バルブリセスとはバルブとピストンの干渉を避けるために
ピストンの上面に設けた逃げ加工。
昨今の自動車では走行中のタイミングベルト切れでも干渉しないように
深く掘られている。

現在の所、F5Aを分解していない為、断定はできてないが、
エンジンを弄った事がある人なら、疑ってもごく自然の事である。

INバルブ、EXバルブ

また新しい単語が出てきてそれ何?って言われると、
形状はワイングラスの足で出来た扉と言う表現が
一番わかりやすいだろうか?
そのワイングラスの足が曲がっていたらどうだろうか?
倒れてワインが零れるかと思われる。
まさしく、今金属の塊の中で
金属でできた、ワイングラスの足の扉の立て付けが悪い状況。
そこから圧縮する空気が抜けてしまっている状態だと思われる。

まぁここまででわかっている事を噛み砕いて、
文章にしてみたが、数日後改めて自分の文章を
見直してみたいと思う。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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