先日、車庫の掃除をする為に移動させようとした時、僅かではあったのですが、エンジン音が違う事に気付きました。
僅かな音の濁り
パタパタっと小気味良いテンポを奏でる水平対向の中に、どうも違和感があったのでエンジンを剥ぐ事にしてみました。 と言ってもヘッドだけなので、フロントを持ち上げてタイヤを外せば整備性の高いヨタハチの(2Uエンジンの)水平対向はヘッド交換が出来ると言う優れ物なのです。 恐る恐るヘッドカバーをめくってみるとIN/EX計2つのスプリング+1が…おまえいつから3バルブになったんだ?
どうやらバルブスプリングが折れたのが異音の原因でした。
原因がわかったのなら話は早いヘッド交換
と言う事でヘッドの交換をする為に外していくと、どうやらシリンダーにオイルも僅かに流れ出ている事が判明。 オイル下がりを起こしている事も判明。ますますヘッドのどこが悪いのか?原因追及です。オーナーに似て頭が悪いです。本当に似た者同士なのかな?などと謎の愛着感もありますが、オーナーの頭は部品交換出来ない整備性の悪さ。 ちょっと作った人どうなってんの?とクレームを入れたいですね。
ヘッドの追及をしていくと悪いとこだらけ
アラ探しをしてくとその部品点数でよくまぁ出せるな…って言う具合に悪い所が見つかりました。特に致命的なのはプラグホールの楕円変形。バルブの摩耗により細くなってのオイル下がり。ヘッドカバーボルトの変形(圧力が掛かった?) 突貫作業をした昨年のツケが回ってきたのでしょうが、シーズンインして早々に見つかったのが救いでしょうか。
ヘッド交換後の試走
始動時のオイルの焼けた香ばしい匂いもなく、白煙を吐く事なしに流れるように快音を途切れる事無く走り出す感じは間違いなく「まだ走れるゾ」と言ってるかのように感じる物になりました。
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