EVキャロル360

クラシックカーに現代のノウハウを搭載して再出発。これも一つの選択肢なのではないでしょうか?

大阪府泉佐野市の佐野工科高校の生徒5人が、廃車寸前のキャロル(360cc)を家庭用電源で充電できる、「プラグイン仕様の電気自動車(EV)」で見事復活させた。 製作経緯は「卒業制作」だという。 今回、再生させたのは1966年製のマツダキャロル。車愛好家から約10年前に同高に寄贈されたが、運動場の片隅に長年放置されていたらしく、ボディは錆だらけで内装はぼろぼろだったそうです。生徒5人は「名車をEVに生まれ変わらせて未来に残そう」を合言葉に、教諭の指導を受け、昨年4月から取り組みを始めた。授業で学んだ知識を生かし、ボディレストアから始まり、以前に製作したソーラーカーのモーターを再利用する事に。

ミシンの使い方を教わりながらシートカバーを製作。特に困難だったのは専門外の板金・塗装だったそうで、何度やっても車体表面が波打つことから、自動車整備会社や塗料会社のプロからの指導を受け、半年間にわたって作業を繰り返したと言う。完成したのは製作発表前日らしく、レトロな外観はそのままにようやく完成した。動力部分にチェーンを使用したため走行音はするものの、7~8時間の充電で数十キロは軽快に走る。

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EVシステムを搭載したノスタルジックカーは今後も様々な車輌で実践されていくと僕は思っています。先日、EVに詳しい方(実際にナンバー付きの公道使用可能車)に尋ねてみたところ、「改善の余地はまだある」との解答をいただきましたが、現状でも部品だけで100万程度(工賃・登録費用別)から出来るそうです。すでにエンジンパーツが廃番になっている車もありますが、予備エンジンを持ってくるとかもなかなか困難になってきました。しかし、古い車は一台一台味のある形なので、外見は当時のような…中はハイテクEVエンジン。これも古い車が好きな方には一つの選択肢になりそうですね。ちなみにトヨタ東京自動車大学校では、私の好きなTOYOTA SPORTS 800 がEV化されました。 キャブ車独特の音が出ないと…と感じる方も居るでしょうが、この選択肢、僕は『有』だと思ってます。

 

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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