綺麗に言えば一つの美学

またの名を馬鹿の一つ覚えってうちでは言うんだよ。世間で言ったら炎上になりかねないからうちの敷地内だけの話。

ブレーキの話

アリストでスポーツ走行してる人の多くが口を揃えて言う、車重から考えてもワンランク下の車に付いてるブレーキの弱さ。モータースポーツやってる他車種に乗ってる人が突然乗ってみたらその効かなさに驚く…らしい。

これは実際に乗ってもらって聞いた個人の感覚なので「らしい」と言う表現にしてあるが、低評価に対して嘘をつく必要は無いと思うので、嘘偽りは全くないと思う。

個人の感想は十人十色

そもそも毎日乗ってる自分はブレーキが貧弱だと言う印象は全く感じていない。年間で1万キロ以上は高速道路を使用して、100km→40kmの減速でも何も問題は無い。要はスポーツ走行をしていない人に分類される僕は何も「ブレーキが弱い」とか思った事が無い。そもそもの話だ。ストッピングパワーを求めてるならば、間違いなく僕は「丸なのにトライアングル」とか謎タイヤを履かせてない。

黒の美学

そもそも何故黒くするのか?と言う話。汚れが目立たないこれが一番の理由になると思う。例えば赤いキャリパーと言えばブレンボを連想する方が多いだろう。純正ブレンボキャリパーが白茶けると言う話も、少なからずとも耳にした事が有ると思う。その症状を気にしている人が口にするのは「キャリパー塗装する。」と言う事だ。

実体験からの否定

青春を謳歌していた時代は例外なく僕にも存在する。それこそキャリパーを移植してストッピングパワーを求めたのだ。エンジンは一から組み直し、砂取り、ポート研磨、吸排気管の見直しから圧縮の均等化、使わないエアコン等の不要物を取り外し、見た目の間抜けさからは想像できないカローラが出来たのだが、ブレーキの甘さがなかなかの恐怖でまともに踏めない車になっていた。そこで出てきたのがキャリパー移植と言う手段だった。そこには弊害が付き物で、今まで履けたホイールが履けなくなった…そんな話は良くある話だ。

スポーツからの方向性

当時では、キャリパー塗装と言うとVIPカーでトレンドになりそうな物に、目を付けた。そして僕も、赤いキャリパー塗装を施した事がある。最初は良かった物の、熱が入って劣化した時に『メンドクサイ』と言う状況下に直面した。色物の耐熱はスプレータイプが主流で入手が困難であった為、車体に取り付けた状態で塗装を行うとなるとちまちまと壮絶なるマスキングテープとの格闘が始まるのである。

結論

そして二度目の塗装を終え感想を言うならば、「もうやらないぞ」だったのを覚えてる。縁談、車のフレームも折れた、色々な経緯があり、その車と縁談は土に還ったので塗装は行う事無く終焉を迎えた。以後足元は黒で統一するようにしている。先に言ったように耐熱の色物はスプレータイプが主流なのでマスキングに手間が掛かる、黒はストーブ用など筆塗りに特化した物などもあり簡単にリペアが出来る。アンダーコートも黒なのでそれが万が一飛び散ったとして、黒なら目立たないと言うメリットも存在する。そして黒ならではの僕のカーライフ、最大のメリット「余ったら他の車に使って使い切ってしまう」が出来る。極端な話だが、持ってる物をダメにして投げるより、持ってる物を有効活用して使い切るのは大事な事だったりする。

これは自動販売機でよく目にする、通常350mlサイズ 100円 ビック缶(+150ml)サイズ 120円パッと見で20円差でお得感があるが、これが炭酸飲料だと飲みきれなくて投げる例もある。つまりここで自分が本来使う量を通常サイズ。誰かとシュア出来ればビック缶と言う選択肢が出来る。そうなると圧倒的に後者にメリットがある。飲み物の好き嫌いでシュアが出来ない、ここで色物は不利になると言う事を言いたいのです。シュアしたくても「あっ炭酸飲めません」みたいな感じです。

自問自答

そもそもアリストに何を求めているのか?と言うと、「走る、曲がる、止まる」+それが自分の思い描く動き。カタログ以上でもなく以下でもないそんなアリストに乗ってたい。この先もきっと、黒い塗料は買い続けるのだろうと思う。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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