DIYカーラッピング(フルラッピング)のメリットデメリット

カーラッピングと言うと、今でこそメジャーなカスタム施工になってきましたが、実際にやってる人が周りに居ない、実際の所どうなの?と言う方もちらほら質問があります。そこですぐラッピングしちゃうヲタクのまとめです。

カーラッピング(フルラッピング)

痛車の鮮やかなグラフィックをイメージする方もいらっしゃると思いますが、単純に「ボディ色を変更したい」為のラッピングを想定して書いています。 先に言ったように「ボディ色を変更したい」の他に、「新車のボディを綺麗に保ちたい為の梱包」と言う方も。透明のプロテクションフィルムでボディ色を鮮やかに残したい人が貼る物も有ったりします。

中古車でやる時の注意

カーボン調でやんわりと誤魔化しが入ってますが青枠の一部がうっすらと凹んでるような出っ張ってるようなラインが見えるかと思います。カーボン調は線が入るのでわかり難いですが、単色だとここは思いっきり凹んでいます。 よくラッピング屋さんのうたい文句にあるような「長年付き添った愛車をラッピングでリフレッシュ」なんて言葉がありますが、例えば駐車場でよくやられる(?)ドアパンチ。 そのまま貼るともちろんそこは凹みがラッピング越しに浮かんで出てきます。 ラッピングシートの厚みは0.16mm程が主流で、それこそ髪の毛一本でも混入したらその髪の毛分の段差は簡単に出てきます。

もちろん走行した車は多かれ少なかれ飛び石で塗料が剥離する事も想定できます。目を凝らすとわかるのですが、白い輪郭の一ヶ所に丸い凹みがあります。ここは飛び石で塗料が剥離したのを承知でラッピングを施した所です。 アリストではクリア剥げなどが無い状態ですので写真はありませんが、クリア剥げの段付きでもラッピングシートの上にはその形で浮いてくる事があります。

妥協点

見た目新車にしたい、コンディションは気にしない、人それぞれで妥協点は変わってくると思います。 それこそ「ちゃんとした」ショップに出せば密な打ち合わせをする事で最適な所に持っていってくれるでしょう。

劣化

こちらは北海道の青空駐車、4年程経過したアリストのボンネット。エンジンの温度上昇もあって劣化は他の部分に比べると速いです。劣化の目安は3~4年と言う話は妥当な線だと思います。 ボディ保護と言うメリットはあるものの、劣化して剥がすなどの作業はデメリットでしかありません。板金歴があると剥がした時にパテも持っていかれたり…なんて事も。

貼り付け時の注意

まず貼る部分は綺麗にする。ねんどクリーナーで鉄粉も落とす。折り返しする部分もきっちり洗う、あと脱脂。 小傷は手に引っ掛からなければ良いが少しでも引っ掛かるようなら板金作業をする。 シートを貼る前の準備が完成度、耐久性に大きく左右される。…まぁここで一瞬でも純正色が美しくて良いなと思ったらラッピングはやめた方が良いかもしれない。

気になる値段

一例でアマゾンのフィルムを紹介してみたが、アリストサイズで30m内で収まる(実際には27m程だった記憶)。それも色やメーカーによって値段は様々。各メーカーによって貼りやすさ、耐久性は変わってくるので人好き好きになると思う。 お値段は張るが、3M製品は曲面追従もエア抜きも申し分ない。

保険の絡み

DIYでフルラッピングした場合、過失がゼロでも思った通りに直らないと考えた方が良いと思う(経験者は語る)。事故前の形に戻す事が前提で話を進めるが、業者でラッピングされた物の場合だと保険適用が可能な場合があるが、DIYでやってあるとなると、業者選定はこちらでとなる。地方住なので、何件か打診したものの、事故車と遠方輸送で断られる。保険屋も修理屋も渋る。無難な着地点としては最終仕上げのラッピング材料だけを受け取ってそれまでの下地を作って貰う辺りだろう。 まぁ下地すらロクに作れなかった業者だったから事故から2年経過してもまだ直ってないんですけどね! まぁ今年中には完成の目途が立ちそうなので、自分の出来る範囲で完成させます。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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