BMWの第5世代と言われる『E90』。販売期間は2005年~2012年の販売期間であり、2021年現在では最終型でも9年。2010年でLCI=Life Cycle Inventory(ライフ サイクル インベントリ)が行われている。馴染み深い言葉で言うとマイナーチェンジですね。 今回はお馴染み伊丹車輌のヤードに車輌が入ったとの事で、見てきました。
Web入庫情報
伊丹車輌株式会社 のWebサイトからもぎ取り車入荷情報を見ると、基本的に入荷時点の状態が掲載されている。もちろんリアルタイムではないので、掲載されて最速30分で見に行っても結構部品が外されている事もあるので、実際に現地に行くまで何が残っているかは運次第的な物がある。 国産車は基本的に型式・年式は掲載されているが外車に限っては年式不明・馴染みが薄い正式型式の掲載になる事が多い。 VA20はLCI前の所謂前期型になる。LCI後はPG20になる(※セダン320iの場合)
E90はコードネームとなり、E90はセダン、E91はツーリングワゴン、E92はクーペ、E93はクーペカブリオレ。型式はABA-〇〇〇〇になる。
現地現車確認
現地で見ると既にフロントバンパーは剥がされていた。掲載写真から、Mスポーツプラスと言うグレードの物だったので、馴染みのある国産車で言えば純OPエアロバンパーが付いていたと認識で大体合ってるかと思う。生産国違えど、人気の部品はやはり共通しているのかもしれない。 ちなみにLCI後の我が家に単体では互換性はなく、移植するとなると、最低限ボンネット、キドニーグリルとセットで交換しなければならない。
伊丹名物の純ベタ。程度の良さげな物や車高調が入っている個体だとあらかじめ抜き取られている事もあり、このような状態になる。極まれに来場者が抜き取っている場面も見られる。
リアバンパーも通常の320iとは違う分割タイプがついている。左右出しのアンダーが付いていたが、Mスポーツは片側二本出しタイプのマフラーだっと思うので、もしかしたら社外品なのかもしれない。マフラー出口の切り欠きも楕円だったと思う。
LCI前後でミラーも形状が違う。前期タイプの方が丸みを帯びているが、LCI後の方が視界が良いように思える。
ヘッドライトは年式相応に黄ばむ。LCI後はウィンカーがLED化されているのでフェンダー側の目力がちょっと違ったりする。
テールライトはLCI前後で形状が違う。
大きく違うのはトランク部の段付き。バックランプの大きさが異なる。後期ルックにするならトランク交換は必須になるとの事。
そもそもLCI前後でエンジン型式が違うのですが、4発エンジンはほぼ同じ位置に搭載されている。同じボディで4発、6発、8発と異なるエンジンが乗る車種なので、重量配分の事もあり、後方配置になっている。整備性は良し悪しなんとも言えない。
木目パネルも二種存在する。クルミ木、ポプラ木の二種。クルミ木は薄め、ポプラ木は濃い目の色になっている。ここら辺は趣味が別れる部分ですね。 意外にも?黒木目と言う選択肢は純正で無いようです。