HS55、HS70、HS80はどれだけ綺麗でも年式が古いので注意
中古除雪機を検討される方へ。
機械弄りが好きだ、DIYが好きだと言う方にはそこそこ面白い機械である事間違いなしな種類に入るが、そうでもない店任せ基本の方はまず壊れたら処分する事を考えなくてはいけない機種である事は間違いない。Garage激で除雪機の相談を受ける事もよくある話でこのような機種(通称:二桁)は決して勧めない。
勧めない理由
至ってシンプルな話なのだが、この二桁シリーズの生産は1980年代初頭であり、約40年前の車的に言えばクラシックカーの類に入る物となる。また万が一のアフターフォローが出来ない物を勧める事は望ましくないと考えている。
逆に勧める事が出来る機種
ここまで「二桁」と表記しているがHS55、HS70、HS80の総称として記載している。今では「三桁」「四桁」が主軸となっていて1980年代後半から改良はされている物の部品の入手は比較的容易だったりする。理由は簡単な話で、フルモデルチェンジしていないのでほぼほぼ部品が共通だったりするからだ。例えば1989年に登場したHS660と言う機種は6馬力60cm除雪幅だった。2018年現在、その6馬力エンジンを55cm除雪幅に縮小してHS655に採用されており、余ったシャーシは7馬力のエンジンを搭載してHSS760(現行モデル)として採用されている。三桁モデル、四桁モデルはほぼほぼマイナーチェンジだけで時が経っている。
互換性情報
走行するにあたり、車で言うタイヤになるクローラー(キャタピラ)。もちろんHS55、HS70、HS80で探すと見つからないが約40年経っていれば亀裂が入ってようが、中の繊維が出ていても何もおかしくはない。少し調べてみた所、互換性のある物として出てきた物を紹介。
- クローラ(12-60×20 B-122)
- 部品No. 42755-738-E02 (統合前末尾E01)
- 互換確認機種 SB800、SB800e、HSS760nJE(全種現行モデル)
部品に関しては互換性のある物は多少存在する。ただし雪かきを楽にする為に買って使えないのなら本末転倒じゃないかな…とも思う訳です。