除雪機のVベルトの選び方。

除雪機で使われてるVベルトは消耗品ですので、ここでは交換時期とVベルトの劣化具合を紹介したいと思います。

Vベルトは消耗品

バンドー製のVベルト、SA-29とSB-35の新品を手配しました。ホンダ除雪機でこのベルトを使っているのはHS870/HS970/HSS970(含むクロスオーガー)です。ちなみに純正品番で言うと、
SA-29:22431-768-003
SB-35:22432-V03-000 になります。

Vベルト交換時期

使用頻度によって摩耗の違いはありますが、一般家庭の除雪頻度を考えると、3年(3回越冬)が基準として交換が必要になると思います。まぁ車の車検毎に交換的な感覚で良いかと思います。もちろん毎年雪質も違ってくるので、「雪の飛びが悪くなった」「走行が遅く感じる」などがあればすぐ交換に出しても良いかと思います。切れて動かなくなった場合、除雪側ならともかく、走行側が切れるとなると動かすのも人力で一苦労します。

Vベルトの基礎知識

上ではSA-29、SB-35と大まかな説明をしましたが、Vベルトは様々な種類があります。まずは共通な話をするとA、Bと言うアルファベットと数字の所です。AやBと言う文字はベルトの形状を意味します。29や35と言う数字はベルトの長さ(インチ)を意味します。写真をよく見るとベルトの長さ、太さが違う事がわかると思います。

Vベルトの種類

上記でお話したように、例えば店頭でA-29のベルトがあったとしますが、取り付けれるかと言うと「YES」、長さも太さはほぼ同じなので取り付ける事は可能ですが、A-29と言うのはスタンダードベルトと呼ばれ、外部から力が加わらない物に使用される設計がされています。卓上旋盤や卓上ドリルなどの、スイッチONでプーリーとプーリを繋ぎ、常に一定の動きをする機械に対して使用されるベルトになります。農機用品の多くは外部からプーリーなどでたわんでるベルトを押し付ける外部の力が掛かるのでお勧めは出来ません。そこで登場するのがレッド(オレンジ)ベルト、農機用スーパーベルトと言われる「SA」「LA」ベルトになります。

SA?LA?

また新しい言葉が出てきました、「SA」、「LA」。簡単に言えばスタンダードのAベルトに対して上位互換の強化されたベルトと思っていただければ良いです。SとLの違いって何?と言うのは簡単に製造メーカーの違いです。「S」ならバンドー製、「L」ならミツボシ製と考えてください。(ちなみに1mm程ミツボシの方が太い)

両方農機スーパーベルトにすればよくない?

ここまで読んでいてそう感じた方も居ると思います。バンドー製の農機用スーパーベルト(W800)、ミツボシ製の除雪機用Vベルト(SNOW-X)シリーズを走行ベルトにも使えば寿命が延びるのでは?と考える方も否定はしません。ただし、負荷の掛かり方が違う訳で、同じグレードの物を使うと走行側の方が寿命は延びますが、多くの機種がベルトを交換する際に機械を真っ二つに割る事が多いのです。「走行ベルトはまだ使えそうだから交換しない」と考えてその後動かなくなったなんて事も。完全な二度手間になりますね。それと、もちろん強化されてるベルトなので、ベルト価格が高くなります。同時交換で済むならちょっと安い、レッド(オレンジ)ベルトを入れても支障は全くありません。

Vベルトは伸びない

よく聞く話なのですが、「Vベルトが伸びちゃって動力が伝わらない」なんて言う方がいらっしゃいます。それは勘違いです。伸びません。内側がすり減ってプーリーの奥に押し込まれてしまい、動力が伝わり切っていないだけです。

交換されたベルト例

走行が遅くなった、飛びが悪くなったベルトの状態を写真に残しておきました。

内側がささくれを起こしていて裏返しにすると綺麗に裂け目が出来上がります。丁度良くタイミング交換の時期でしたね。

投稿者:

激団くりおね

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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