【NCP5#】雨水の侵入経路考察【プロボックス】

プロボックスは一般的に営業車として使われている事もあり、リアゲートを開け閉めする機会の多いクルマだ。 それこそ独身貴族の助手席より開けた回数が多いなんて事も普通の話。 そんな所にも弱点は存在する。そんなお話。

解放

プロボックスのリアゲートは解放すると高さは1,800mmに達する(4WD車は+5mm)。 日本人の男性で平均身長は170cm程(女性は158cm程)となっているので、頭部を強打する事はまず無い…と言うのは新車時のお話だ。 トヨタ車の中でも開口部が広い為、バックパネルの重量もあるので劣化は速い方に分類されると思う。

ゲートダンパーの劣化は『摺動時に引っ掛かり(音が出る)』『開放が保持されない』等で、個人差で交換時期が異なります。 ただ交換の際には2人で作業する事を推奨します。

雨水の経路

雨水の経路としてはゲートを開けて一度屋根から溝を経由してバンパーへ垂れていく。

バックドアのウェザーストリップ(ゴムモール)の間にも雨水は入る。ちなみにモールに隠れている部分は外パネルと内パネルの接合が隠れているので若干の隙間が生じている。そこに雨水が入ると隠れて腐食していく、気付いた時にはもう遅いと言う事も多々ある。

内張りとモールを外したらしっかりと確認できますが、パネルの接合と隙間が見えますね。そしてロックストライカー部に水が溜まります。自然に抜ける場所はありません。

雨天時にゲートを開けるとここに水が溜まります。ネジの錆具合がそれを物語っています。ロックストライカーに関しては一度交換をしています【69430-52020:バックドアロック ストライカASSY】。 ダイハツのBOOM(トヨタパッソ)も同じ部品を使っているからか、ダイハツの袋に包まれていました。 現状での対策としては小まめに内装を剥がしてWAXを塗布する等の対策が必要かもしれません。 近いうちに加工案を提案致します。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です