プロボックス/サクシードドア内張り【NCP50系】

またいつもの役に立たない無駄な事を書き記す訳ですが、そんな誰も得をしない事を…と思うかもしれないが、長い目で見るとそれが後に資料になる。 時代が来るかもしれない。その時代になるまでにここが残ってる保証は有りませんが。

F エクストラパッケージリミテッド とUL

写真上がプロボックスのFエクストラパッケージリミテッドの内張り、下がサクシードULの内張り。 写真からは伝わらないのですが、触り心地が違います。ULの方がザラザラ感があると言った感じでしょうか。 まぁ他に違う所と言えば、パワーウィンドウスイッチの数ですね。ULだとリアは手動なので2スイッチ、Fエクストラパッケージリミテッドだと全席パワーウィンドウなので4スイッチになります。 ちなみにですが、全席パワーウィンドウスイッチを前席パワーウィンドウ車に取り付けた場合は、本体とのコネクタの互換性は有るのですが、前席の窓上げ下げは共通で認識しますが、全席ドアロック/アンロックは別のスイッチに割り振りされてしまいます。

ここに検索で辿り付いた人向け説明

恐らくこの手の配線を知りたくて検索してここに辿り着いた人が欲しい情報としてはこうだろうと推測します。 『プロボックス/サクシードの後部座席のパワーウィンドウ純正流用で自動化』についてだと思います。 こちらに関しては現物調査をし、調べた結果だけになってしまいますが、以下の部品をだけで流用可だと思っているかもしれません。

  • 全席パワーウィンドウスイッチ(運転席用)
  • リアドアパワーウィンドウモーター(またはパワーウィンドウ付きリアドアパネル一式)

結論を言うと、ポン付けで自動化すると思われる方も多いかと思いますが、「出来ません」 確認してみると配線が後ろまで来ていませんので、配線を作り直す(引き直す)必要性があります。純正然とした仕上がりにしたいとなればなおさらシートを取り払い、足元付近のパネルを取り外し…。まぁそこまでするならハーネス全体をすべて引っ張り出してくるなりした方が確実です。 ここら辺は乗用車によくある「ドアスピーカーを2つから4つへ」のように配線が通ってるパターンとは勝手が違いますね。

問題

どちらが上級グレード(ワゴン)の内張りでしょうか?

実は静音に使われるニードルフェルトが取り付けられている方がUL、上級グレード(ワゴン)にはこのフェルトが貼られていません。

構造が同じな物だけに正直、理由がよくわかりません。可能性の一つとしては表面から見える内張りの静音性能の差があるのかもしれません(これは憶測)。 ただ乗ってる際に変化が感じられたか?と聞かれたらはっきりと「変わらん」と言うでしょうね。もっとも、内張り下部の小物入れは鉄板剥き出しなので変わる変わらないは誤差レベルかと思います。 もっと敷き詰めればまた違った感想が出るかと思います。

ちなみにですが、ニードルフェルトをどう固定しているのかが気になったので、見て見る事に。純正然に拘るなら固定方法も情報として必要かと思いまして。

プロボックス/サクシードに限らずトヨタ車全般で溶着で固定が見受けられます。この(+)を熱で溶かし、フェルトに絡ませて固定すると言う感じになります。

この角度で見るとわかりやすいですね。フェルト無しの(+)の位置とフェルト付きの黒くなっている位置の一致が見られます。

製造

我が家のプロボックスは2005年2月20日に契約したクルマなので、ほぼほぼパーツに打ち込まれた数値と初年度登録が一致します。 2000年代はすでにAT普及もあり、5MT車は注文後制作などもありましたからね。日本ではほぼほぼ管理されているのでここから推測する機会は無いでしょうが、諸外国でプロボックスを弄る機会が有ればそこから何年式なのかとかも割り出し安いかもしれません。

こちらはサクシードについていた物の写真。 プロボックス/サクシードは2002年7月販売開始なので、02年6月から生産されていると言うのがわかる訳ですが、表記が10年分しかない為、2014年7月まで製造されてた50系では12以降はどうなってるのか気になりますね。 2013年式、2014年式のプロボックス/サクシード乗りの方で、写真を提供してもいいよ!って方いらっしゃいましたら、Garage激|Twitter に写真でリプライを送ってみてください。

プロボックス/サクシード乗り&予定の方々

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2016年2月に出たプロボックス/サクシードの専門誌から5年が経過し、また新たなにプロボックス/サクシードの専門誌が出る事となった。 2021年11月30日発売。この5年でこの界隈はどう変わっただろうか?様々な専門店が生まれ、世に、世界にプロサクの輪が広がった。 クルマは様々な楽しみ方もある、ノーマルで乗る、下げる上げる、仕事で使う、形が変わる。そういった意味でもプロサクと言うのは実用性も兼ね備え本当の万人向けなクルマなのかなと思う。『80点主義カローラ』の血が入ってるのを感じずにはいられません。これを語るとヲタク特有の早口になってしまい、終わりが見えなくなるので締めます。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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