GSX-1000Rエンジン搭載のホンダN600ピックアップトラック

正直このタイトル書いてる段階でどこに突っ込みを入れるべきなのか迷う位おかしい車が出てきている。世界は広い。

GSX-1000R

スズキのスポーツタイプの大型バイクであり名前にもある通り1000cc化されたエンジンを搭載している。2001年に発売。160ps以上を誇り、パワーウェイトレシオは1.04kg/ps、バイクには明るくないが手のひらサイズのハムスターが馬の力持ってると言えば暴力的なのは想像しやすいかもしれない。

パワーウェイトレシオとは…1ps(馬力)に対し重量がなんぼと言う物、この数値が小さい程加速性能には優れている。 例としてプロボックス(NCP50系)は重量1,120kg、出力109psで10.27kg/ps R35GT-Rニスモは重量1,720kg、出力600psで2.86kg/psとなる。

ホンダN600

クラシックカーイベントではN360(エヌコロ)は見掛ける事があるが、N600はまず見掛けない。国内販売の実績はあるものの、ほぼ輸出専用車と言ってもほぼ間違い無い。しかしピックアップモデルとしての販売実績はない。ピックアップ化は頭のおかしいユーザーが作った物と言うのは間違いない。名前のNの通り、現行販売されているNシリーズのおじいさん的立ち位置になる。エンジンベースはバイクから来ているからか、よくバイクのエンジン付いた車と言われる。何故か海外ではトラックにされがちだが、元の形は家族で乗れる4人乗りの2ドアショートファストバックセダン(旧ミニのような形と言った方がわかりやすい?)

ピックアップトラック化

日本国内でトラック化をするとなると、色々と書類が計算がとややこしいのですが、出来ない事はない。そして求めてないと言うのが実状でしょうが、海外に出るとそこら辺は緩いのか、惜しげもなくピックアップトラックにされています。そして中古車として販売されている様子が見受けられます。日本で言えばグーやカーセンサー的な海外サイトを見ると数台販売されているようでした。 そして調べていくうちにちょっと気になる車を発見。

ピックアップトラックに改造するという事は純正形状では無いので、ライン処理の仕方が一台一台違うようでしたが、今回の個体はこれのようでした。動画では空吹かしで音が聞けます。

音がすでに速い。先に話したパワーウェイトレシオをあくまでノーマル比で計算すると、重量が545kg、出力160psとして、3.40kg/ps。2013年のエンジンは出力が180ps以上となっているので3.02kg/psとなります。 そもそも重量は当たり前の話ですが、もともと積んであったエンジンの重量が入っています。例に挙げた、R35GT-Rニスモは重量1,720kg、出力600psで2.86kg/psとなっていますが、その数値を超える可能性も…(6速シーケンシャルミッション、エンジンにはターボ付加でほぼバイク純正値1.04kg/psに近づけたとの事)。軽自動車の佇まいで国産最高峰のスポーツカーより暴力的。走る姿を見たいものですね。

参考リンク

  • Cory Klabunde(モンスターN600ピックアップトラック)

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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