社外マフラーは塗装しよう

自動車の社外マフラーの多くはステンレス製が多いのですが、Garage激では問答無用で塗装を施します。 それを何故行うのか?もっともらしい感じを醸しつつ書き綴ります。

ステンレス=錆びないは間違い

そもそも素材の話から始めるのですが、英語で『stainless steel』、これを「stain」と「less」「steel」に分けて直訳すると「染みがより少ない鋼」 まぁ金属で言うところで「錆が少ない鋼」となる。自動車の純正マフラーはスチール製が多いので、それよりマシだけど錆びるよって訳です。この話をすると元素記号で話をしていかなければならなくなり、書いてる本人も混乱するので割愛します。

塗装する意味

割と死活問題になるのが、融雪剤による腐食からくるマフラー交換、それに伴う送料(車によっては身長並の長さもあって送料が高い事がある) 長く乗っていれば腐食は免れない。冷間始動で5分でエンジンを切るような車の走り方をさせていては中から腐食するなんて事もある。 もちろんマフラーに穴が開いているようであれば車検に通らない、警察に停められる、アクセル開度の上昇で燃費が悪くなるなんて事もある。 塗装は万が一に備える為の保険だと考えている。

異種金属接触腐食

あまり聞きなれない言葉だと思いますが、地銀が出ている状態、そうですねエンジンルームなどでわかりやすいのはエアコンのフィンを留めてるボルト辺りが錆びてるなんて経験無いですかね?電位差が生じてそこの根本が錆びてると思っていただければ良いかもしれません。 えぇ…先日20年落ちの車の純正ボルトが例外なく折れたので実体験も含まさっております。 ステンレスマフラーに変えると言っても、ヴィッツの場合はリアピースのみです。センターパイプはスチールです。これでも少なからず塗装を施さなければ今度はセンターパイプに腐食が集まります。塗膜をのせてあげれば緩和します(ガスケット&液状ガスケット塗布も施工するので直接接触はしないのですが)。

タイコは黒

家にあったキャリパー塗装用に持っていたソフト99製の耐熱ペイントブラックを塗布してみたのですが、思った以上に艶が出てしまいました。好き嫌いあるかと思いますが、そもそもマフラーのタイコ部分はヴィッツではほぼ見えません。色が入ってるだけで良いのかもしれませんが僕は納得できなかったのです。

大人しく(?)アサヒペンの耐熱塗料を再度購入し、塗りなおしを実施しました。ツヤ消しブラックの出来上がりに満足です。 アンダーコートは比較的艶有を好むのですが、マフラーのタイコ部分はツヤ消しブラックを選ぶ事が多いです。耐熱塗料は焼付をするのが基本ですが、マフラー単体で作業出来る環境なので、今回はガストーチで内部から炙る、乾いた後にスプレー塗装のように外部から炙る方法で焼付。後は車輛に取り付けてから走らせて焼付補助。実際これをやるかやらないかで結構変わる気がします。

パイプの塗装

モノタロウ産の耐熱スプレー(シルバー)を初めて使ってみた所、他のメーカーに比べてもなかなか良さげな塗りが出来るようで、今後は積極的に取り入れていこうかな?と言うレベルで満足度は高いです。 ただ耐熱を塗る機会がそこまでな…いやプロボックスとヨタハチの施工があるから在庫だけでは足りないかな?買い足さなきゃ。

結論

金属は塗れ。それ位の勢いで僕は良いと思っています。 社外マフラーのあのピカピカ感も捨てがたいですが、日々メンテナンスを怠らないのならば塗らずに装着しても良いのですが、今回はオーナーの管理状況も考慮して塗装する方向で作業を進めております。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です