【1NZ】オイルフィラーキャップガスケット交換

年末の忙しい中、皆さん思い思いに過ごしてるかと思います。 僕は年末大掃除と称して、ポイントを区切り良く消費する為とかで、勢いで買った車の部品をせっせと取り付けしております。

見落としがち

今回は安価に購入出来て、5分も有れば出来る作業です。 ぶっちゃけてしまうと、この駄文を読んでいる間に作業が終わるレベルです。 さて、何が「見落としがち」なのかと言うと、オイルドレーンパッキンは頻繁に交換しますが、オイルフィラーキャップのガスケットは何時交換したか覚えていますか? 大体の人が覚えてないでしょうし、交換した事が無い車だって珍しくありません。 しかし、この見落としがちなフィラーキャップガスケットだって素材はゴム。1NZだとねじ込み式ですので締め加減によっては捻じれるし、最悪の場合、切れていきます。エンジン上部にあるので熱変形の可能性だってゼロではないと考えています。 そうすると、隙間からオイルが滲んだり、漏れたりします。エンジンルームが汚くなるだけなら良いのですが、プラグホール側に流れたり、補機ベルトに掛かるとあまりよろしくないので、予防の為に交換です。 まぁ10年10万キロ毎の交換でも不具合は無いです。

キャップ取り外し

キャップ取り外しに大体は工具は使いません。手締めされてると思うので、手で力強く緩めれば外れるはずです。開けっ放しも気分的によろしくないので、ウエスなどを被せてホコリが入らないようにしておきます。

ガスケット取り外し

キャップ裏面ですが外周側から薄刃ドライバーを差し込んでガスケットを引っ張り出します。

切っても良かったのですが、どれだけ変わっているかを写真に収めたかったので綺麗に剥がします。ネジ山にオイルが付着しているので、溝の方に垂れていきますが、新しい物を組み付ける前にパーツクリーナー等で脱脂を行います。 なお、この作業をやるのが面倒と言う方も居ると思うので、組付済のキャップが存在します。

  • オイルフィラーキャップSUB-ASSY(12180-21010) ※2002-2010年11月まで
  • オイルフィラーキャップSUB-ASSY(12180-38010) ※2010年11月以降

これらはキャップ&ガスケット組付済で購入が可能です。品番は違っても正直、ガスケットの形がちょっと違う以外何が違うのかわかりません。 車種互換としてはカローラからクラウンまで多種多様。ガスケット単体で話をすると、AE86の4VALVE4AGとも互換性があると言うので、大雑把に区分けするとなると、ワンタッチ式かネジ式か?で判別できるのかもしれない。

ガスケット検証

こちらは新車から一度も交換されずに使われていたガスケット。若干ですが、内側にヒビ割れが発生しています。 誤解の無い様に説明しますが、これでも滲みは発生していません。

今回用意したガスケット、本来凸が一周あったのが、取り付け取り外しで潰れて無くなった事が良くわかると思います。今度はコチラを組み付けて行きます。

凸がエンジン側になるように組み付ければOKです。あえてネジ内側の所は拭いてませんが、オイルは飛ぶ訳で、この交換が無意味ではないと言う事がわかるかと思います。

ガスケットの品番

  • 90430-37140、※2002-2010年11月まで
  • 90430-35001、※2010年11月以降

と二種類存在します。今回、僕が使用したのは2010年以降の『90430-35001』になります。今回検証にと、2004年頃(H16かH17式のどっちか)に登録されたこのプロボックスに2010年以降のガスケットは装着できるのか?と言う疑問から注文してみました。 ガスケットの違いは先に触れていた凸の有無だけのようです(外周、内周は同じだった)。 『90430-37140』は1980年代(AE86等にも使用される)にはすでに存在するガスケット形状。「部品が出ない」と困る事は無さそうですね。 最悪耐油ゴムを押し込めば何とかなりますが、その手間、部材を買うと考えると純正部品の方が現状ではお安く購入できます。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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