投雪手順
奥にホッパー(点火スイッチ)が有るので、手前から雪を投げ入れていき、最後に点火スイッチに雪を載せて点火させていきます。 効率よく雪を溶かすと言うのもありますが、温度差で変形を抑制する為にもこの手順で行ってください。 極端に燃焼部を変形させてしまうと、上手く点火しなくなる、水を溜める事が出来なくなってしまう事があります。
作業終了後
コンセントをそのまま引っこ抜く方がいらっしゃいますが、変形の原因になってしまいます。スイッチを切るボタンを押すと、しばし送風タイムとなります(1~2分程)。 これは急激な温度変化を防止する為に風を送っているのです。これをする事で変形を抑制しています。何事も手順は大事です。 多くの個体を修理していて、この作業を怠ったような形跡が多く見られました。 …まぁ自分に非があっても認めず機械のせいにする方が居ますが、機械を見ると証拠を残してる事が多いのですよ。 余計な点検も入ってしまうので、間違った使い方をしていたとしても、正直に使用方法をお話した方が、結果的に修理時間の短縮、修理費の軽減につながる事があります。
今回は簡単な使用方法と雑学を掲載いたしました。ほぼほぼ一般的な事はお話できたかと思います。全体的な流れは把握出来たと思いますので、融雪機はピンポイント修理等でお話していこうと思います。
スノーメルターを中古で買いましたが 燃焼しません 修理業者をどなたか知りませんか?
燃焼確認済みだったのですが自分で整備できればと一人でイライラです
コメントありがとうございます。 まずは中古で購入した先にスノーメルターの不調を連絡してみてはいかがでしょうか?
またNSM1102、NSM1304の型式以前のモデル(末数字が小さい物)の場合、不具合部分によっては部品は廃番になっていて断られる事があります。
事例を書いておきますが、
投雪ホッパーを押して「ジジジジジ…」と音がなって点火されない場合、灯油の供給が正常に行われてない事があります。
これは燃焼ブロワーまでの燃料供給ライン内の燃料をすべて抜いた場合に起こる症状です。
何度かホッパーを動かして燃料が来るまでやる必要があります。新品でも1回、2回で点火されない事は確認済みです。
構造的に入りにくいのか、燃料フィルターの透明カバーを一度外して、流れてくる事を確認し、透明カバーに灯油を満たしてそのまま取り付けると灯油の流れが良いのか点火しやすくなります。