【NCP13】ヴィッツRS、ドアミラーモーター交換

NCP13型のヴィッツRSなのですが、エンジンを始動すると常に格納ドアミラーのモーターがウィーンウィーンと唸っていると言う事でしたので、交換作業を行いました。

ドアミラーの不具合

NCP13のヴィッツRSと言えば、販売開始されたのが2000年。21年も経過している訳で、過酷な環境下のモーター制御にしては長持ちしたんじゃない?と言った感じで捉えております。 ましてや降雪地域だと、凍結している等の負荷も影響はしているので、年式に問わず「壊れて当たり前、寿命」と受け取る方が良い部分です。

ヴィッツ リアドアロックアクチュエーター交換 ドアロックのモーターも交換していましたが、自動車のモーター類は20年持てば良い方です。 作動回数が多くなると寿命はさらに短くなる事があります。 例えば車速感知オートロックや、キーオンオフでミラー自動作動の車だと寿命は短く感じます。 これは感覚ですね。ドアの開け閉め、ミラーの開け閉めをカウントしてきた訳ではないので正確な数字を持ち合わせておりません。

フロントドアロックアクチュエーター(右側) NCP13 ヴィッツ トヨタ純正部品

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モーターユニットだけ交換

ミラーはボディ色で塗装されているカバーとミラーユニットで構成されているので、カバー(ボディ色)はそのまま使用する為に分解作業を行います。と言うのも、このヴィッツRSの専用色グレーメタリック(1D2)で部品を探すとなるとなかなか困難になるのですが、同年式の別カラーも基本中身は同じなので、安価に探して作業に手間を掛ける方法を取ります。 同じボディカラーでも保管状態によっては色味が変わったりする色もありますし、今まで使ってるのをそのまま使えば気になりません。 まぁ自分の車だと気にしませんが、依頼分の車なのでそこは多少拘ります。費用も抑えられますし。

作業開始

まずはミラーユニットまでアクセスするには内張りを剥がします。基本的にトヨタ車の大衆車の多くはプラスドライバー一本で外せるような気がします。

ドアハンドルの所や、ドアポケットに見える位置にあったり、プラスチックリベットの頭がプラスであったりとします。

この車は一ヶ所(右側)、欠品してました。

今回はこのコネクターにアクセス出来れば問題ないので、内張り側に付いているハーネス(パワーウィンドウ系)は一切取り外しは行わない状態でアクセスできるので作業を簡略させています。 正直もう少しコネクターの位置を考えてくれれば内張りすら剥がさなくても作業出来そうなんですけどね。 ミラーは10mmのナット3個で固定されています。

ミラーユニット分解

ここからカバーを剥がしてく作業になりますが、唯一慎重にやらなければいけないのはこのミラー部分の取り外しでしょうか? 信じられない事にプロショップで行われた作業でこの爪が片方引っ掛かってない事例がありました。

ミラーを最大限上向きにして薄刃ドライバーや内張り剥がして持ち上げるような感覚で上げると「パコッ」と外れます。 感覚でミラーが軋むような音がする場合は、一度工具の角度を変えたりした方が良いです。 無理に続けて割った人が居ました…まぁモーター交換でもうワンセットあったので問題は無いのですが。

外してくと後はプラスドライバーで見える部分のプラスネジを外していきます。 外すのはカバーと接している部分だけで構いませんが、一部ネジの長さが違いますので、外した順を覚えるか、置き方で工夫をしていただいた方が良いかもしれません。

可動部の裏に隠れていたり、するのもあるのでユニットを動かしながら、どこがまだ外れていないか?と確認しながら作業をしていく事が大事です。

どうしても外れない箇所があるので、車体ステーとミラー本体のネジを外していきます。このネジは大体ネジロック材が塗られているので固いですが適切なサイズのドライバーを使えば問題無く取り外せます。

やはり外した所に2本隠れていました。これでユニットはフリーになりました。

ステーからユニットを外していくと言う作業の中で邪魔になるのがコネクターですが、これもコネクターを取り除いて端子だけの状態にして純正状態に戻します。 昨今の携帯カメラは優秀なので、一枚わかるように写真を撮っておけば戻す時楽ですね。 昔はノートに図を描いて、ここにこの色の配線を~と時間を掛けていましたが、良い時代になりましたね。後は元に戻して作業は完了となります。

ミラーの取り付けは上部を差し込んで下側を押し込むだけなのですが、コツとしては差し込んだ側を軽く押し込みながらもう片方の手で下側を押し込むようにすると綺麗にハマります。と言うのも、上を押し込みながら押さないと、ミラーの稼働が動いてしまい、可動範囲でミラー(鏡面部)の縁がカバーに当たってしまい、固定されたような錯覚が起きます(取り付けミスの大体はコレ)。上に全開に上げた時に再確認してみると浮いてたり、片方がハマってなかったりする事が確認できます。 後は素手でやっているのであればミラーを拭いて完成です。 案外目立ちますからね。

オーナー代理も不快なモーター音が無くなりニッコリです。

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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