川崎車輛『六甲号』KT20型トラックシャーシ

先日は現代のクルマの電子制御の話をしていたのですが、今日の話は多分ネット上には上がってないカタログから一台『六甲号』と言われる物のお話のカタログ紹介。Kawasakiと言えば緑のバイクのイメージが強いのでこれを見て衝撃を受けました。

注意点

  • 調べていますが憶測が含まれております。

六甲号とは

ロッコーと書かれた六甲号。その名の通り、兵庫県で生産されていた事からこの名称がつけられたのだと思われます。『六甲号』はトラック、バス、陸軍向けの乗用車なども『六甲号(型式〇〇〇〇)』となっている。 1931(昭和6)年に試作車を作り、翌年からトラックとバスの生産を開始した。高級乗用車は宮家などに納入実績もあるとの事。 軽率に記事を書いてるが、軽く見積もって今から90年位前のクルマの話をしているのだ。

カタログ表紙

大きく描かれた車体に「商工省標準型自動車」の文字。現在の経済産業省の前身の日本の行政機関。 まぁ色合い的にも国に売る為のカタログなのかな?と思います。

よく見ると、標「準」ではなく、標「凖」となっている。正式な文書では用いられない漢字とされている。古の日本ではこの文字がよく使われていたのか古い物を漁るとこの字を見るような気がします。

2ページ目

ここにはトラック製造の経緯、車速表、機関性能曲線が描かれている。4速77km位の速度は出るみたい。

純国産車「六甲」をアッピールしている。字体ひとつひとつに時代を感じる。

3ページ目

3ページ目は今の国産車でもよく見られる3面図が細かく書かれています。エンジン型式はKW43C、排気量は4,390ccとの事。

表紙絵からの錯覚で大きいクルマだと思っていたが全幅は1,800mm。馴染み深いクルマでパっとわかりやすいクルマで言うとクラウンパトカーと同じ幅と言うコンパクトさ。 全長でも6,250mmとプロボックス1.5台分位の長さ。 この90年で車は大きくなった。

4ページ目

4ページ目最後のページになります。トラックの仕様書になります。何で動いて、何馬力でと細かく書かれています。

リットル(L)表記も「立」で書かれていたり、メートル(m)も「米」だったり、エンジン型式以外でアルファベットは見当たりません。 ちなみにですが、車重は2,150kgで最大馬力は74馬力。 数値だけで見ると、軽自動車のエンジン積んだアルファード。そしてさらに6,000kg積めると言う表記も…。今では道路も舗装されて良い条件で走行できますが、当時はどんな物だったのだろうなとこの4ページだけで色々と想像出来て面白いですね。

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投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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