【Public car】パブリカ700デラックスとトヨグライド

大衆車(Public car)からの造語として名付けられたパブリカ(Publica)。いつの時代もそうだが多く見掛けるクルマ程資料などを目にする機会は少ない。 JOJOを見た事無い僕でも知っている「お前は今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」と同じ事で、日常に浸透している物を収集する絶対数は少ないのです。

1963年 トヨグライド

残念ながら初代パブリカは1961年6月30日に発売されているのですが、その当時の切り抜きはなく、これは1963年(昭和38年)の物でした。 大衆車と言う事もあり令和の重要比重と似たような広告が打ち出されています。<トヨグライド>と言うトルクコンバータ付きオートマチックトランスミッション、認識としてそこら中溢れかえってる2ペダルのAT車と考えていただくと良いかと思います。 クラシックカーイベントに行って車輛を見掛ける事があれば「トヨグライドだ」と言うと、「オートマだ」と言うより少し通っぽくなるかもしれません。 今と違ってMTとATの比率は逆転してるので、そういった機会が無いかもしれませんが…。

運転が気軽に出来ると言う事を強く押し出してる感じですね。大衆車はどの年代でも「維持が容易」「燃費」「使い勝手の良さ」がアッピールポイントなのですね。

走っても<快適> とまっても<快適>

第1回日本グランプリ自動車レース 優勝「トヨタ車出場全種目」と言うのもあるけど、『国際スポーツカー』クラスと言うのがあったり思う所は少々ありますが、パブリカが出たレースでは優勝してるのでヨシッ!

免許をとったら すぐパブリカ

令和の今では教習所のクルマより、卒業後に手にする自家用車の方がデカいなんて事もざらにあるのですが、当時だと教習車がダットサン(210系)だったりクラウン(2代目40系)から見ると、パブリカは小型なので「それはそう」と言う感じもしないでもないです。MT/ATの分割の免許制度も無いですし、色々と考えさせられますね。

パパもお買いもののつき合いがよくなりました

気楽に運転出来て、燃費も良いとなると運転が楽しくなると言う事でしょうね。クルマの基本はやはりそこなんですよね。

「坊や」とか「おネエちゃま」「お隣のおばあちゃま」と何とも時代を感じる書き方がされています。第1回のレースでは1位~6位を独占したが、第2回ではキャロル600が4位に入った為、1位~3位独占となっている。 珍しく支払いの話をしている部分の記載は以下の通り

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行きはママ 帰りはパパ

夫婦で仲良く運転交代が出来る、変わりなく運転出来ると言う事を押し出してる広告。

いくら低燃費とは言え、パパのおこづかいから出されてるのは可愛そう。家計費から出して欲しいですね。

中型車なら駐車違反のところですが…

当時を生きていないのでこの広告の意味がわかりませんが、わかる方は教えて欲しい。小型はOKで中型なら違反と言う理由がよくわかりません。 この広告では『パブリカにはおまわりさんもOKのサイン。あと20cm幅が広かったら、駐車できないところでした。』とあります。何か当時そういう規則があったんでしょうね。

燃費が良くなった

これは64年のマイナーチェンジの前後で燃費が変わっているようです。24キロ、25キロとU型エンジンを分解して組付けた経験がある人が精度を上げていけばまだ伸びるのでは?と思ったりします。60年程経過した今でも20キロ位は走るので経済的ですね。

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【Publica】若いハートにアッピールする パブリカ800

投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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