前回までにフロントフェイスを一部除去、シャッターの摘出を行った事でエンジン本体が良く見えるような環境になってきたので、エンジンの周りの状況を確認しつつ部品も外していこうかと思います。
2Uエンジン
シャッターを取り外した事で2Uエンジンの前側を覗き込む事が出来るようになりました。ここにはオイルポンプ、冷却の為のフィンなどが付いていたのですが、フィンの姿は無残にも粉々になっています。時計で言う12時から3時の部分に当たる所にシルバーの部品が見えると思いますが、これがフィンだった物の残骸です。他の部分は粉々になって下に落ちています。
エキゾーストマニホールド
エンジンカバーの一部を取り除く事が出来たのでエキゾーストマニホールドを見てみます(上:運転席側、下:助手席側)。 運転席側の方は無傷のようで、一度塗装を剥がしてから綺麗にしたらそのまま使えそうですね。片や助手席側の方は穴が開いているのが確認できます。エンジンカバーが強く当たったようでカバーの一部が貫通して入ってました。
押しこまれたエンジン
エンジンは後方に押し込まれていたのですが、運転席側は構造上引っ掛かりが多くある為思った以上に押し込まれていると言う感じはありませんが、インテーク側のヘッドカバーがサスペンションの付け根に当たって止まっています。
助手席側はエンジンルームの後方に当たる部品が少ないので、結構奥まで押し込まれてしまいました。 運転席側と比較してもわかりますが、サスペンションの付け根の真ん中にインテーク側のヘッドカバーが来ている、助手席側は運転席側に比べて10cm程奥に押し込まれたような形になります。 エキゾースト側も折れ曲がっているので、助手席側のヘッドは再利用不可と思われます。
中央に写っているのはエンジンマウントになりますが、ちぎれた様子はなく後方に引っ張られている状態になっていました。比較的新しい物を使っていたのも有るかと思いますが再利用が可能か単体にした際に詳しく見ていこうと思います。
問題のフレーム
スタビライザーと共に大きく変形したフレーム。エンジンも一緒に後ろの方におしてるのが確認できます。程度の良いパブリカのフレームバーとか無いかな?叩いて作って直す?厄介な部分ですが作業は始まったばかり。他の作業をしながら考えていこうかと思います。
付け根からぐにゃっと曲がっていますから、一度ここから横フレームを取り外してしまいますか。外せる部品を外してから外せない部品を外す予定なのでこれも現状確認だけをしておく感じで、作業は違う物から進めていきます。
連絡事項
赤いヨタハチ再生記の記事を時系列順にまとめたページを公開しました。トップページから「赤いヨタハチ再生記 22/06~」を選択して頂くと見れるようになりました。
気を悪くしないで読んでくださるようお願いいたします。
エンジン脱着の際はミッション組んだままの作業を100%お勧めします 理由はインプットベアリングに非常な負荷をかけてしまうから ひどいのはニードルがボロボロ落ちてきたのを複数回経験しています エンジンにミッション組付けには手で提げて抵抗なく挿入が一番ではないでしょうか
ここの組付けにくさはブログに記載しておりますので御高覧ください
黒川元治さん>
コメント頂きありがとうございます。また経験談大変参考になります。
今回の取り外し作業に関しては、クルマの状態が状態(前方半壊)なので、普段とは少し違う方法で取り外しています。
関連投稿にありますが、「ミッションが前後で真っ二つに割れている」、「リアが極端にトーインになっている」
この二点から考えて、ベアリングを労わる必要が全くないと言う判断をしました。
組付時は正規の方法(?)としてミッション&エンジンを合体させて吊って入れる予定ではあります。
エンジン(ミッション)マウント(ミッション左右にあるゴム)やら、エンジンダンパー的な物(エンジン後端下部のゴム)の
位置関係からもその方がきっちりと組めるかと思います。
物心ついた時から触ってきたクルマだからこそ、「慣れで雑に扱うかもしれない」と言う事を肝に銘じて作業していきたいと思います。