脱着で難しいのは付ける時【赤いヨタハチ再生記】

トヨタスポーツ800に限らず、古いクルマは分解作業は凄い簡単な印象を受けます。恐らく目に見えるボルトを外す事だけを考えていけばそのうち外れます。それが今時のECU制御のクルマではそうもいかず、一つの部品を外すにはこのハーネスを外して云々。しかしながらそういったクルマは配線はカプラーで取り付け不備が出難い。対して古いクルマはギボシ端子が主なので無計画に外すと戻す時に「コレどこだっけ」が発生してしまうので覚書は重要です。

小話

なぜ最初にそんな話をしたかと言うと、前に乗っていた車で痛い目にあったと言うのがあります。「あぁこれ外せばこの部品取れるしギボシ端子前後のハーネスでも判別できるな」とろくに資料写真も残さずに軽率に10本近く抜いたら地獄の入り口。ハーネスと色合わせして取り付けても作動しない、配線図集を見てみると『そんな色のハーネス使ってません』と言う解答が…。一本一本繋ぎ換えてテスター当ててと復旧までに時間を要しました。古いクルマはハーネスが純正だと思い込むなと嫌と言うほど思い知らされた経験があるのでしっかり記録していく事は大事なのだと後世に伝えていきたい。 まぁ痛い思いをした方が覚えは良いのでしょうが、経験しなくても良い事は出来るだけしたくないですね。

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ヘッドライト部

前回助手席側の写真を撮ってなかったので改めて並べて撮りました。右に写っているのが助手席側で丸で囲った所が大きく割れてしまいました。事故の損傷に比べたらプラパーツ一個が壊れただけと考えて良いかなとは思います。

イグニッションコイル

これがなぜこのように破損したのかが想像出来ないのですが例外なく綺麗に取り外して中で断線してなければ見た目を修理して使えるようにしようかなと。何個か持ってはいるんですが、使える物は使っていきたい貧乏性。

ディストリビューター

本体のディストリビューターはゴミの混入を防ぐ為にエンジンに挿したままにしておきますが、キャップは鋭利な割れ方をしているので取り外します。エンジンの前方にあるのでフロントフェイスが押された時に割れてしまったと言う事です。定期的に交換する部品なのでストックは残ってるハズ…。部販で出るので気にしてないから気にする。出る部品は出るうちに買っとけよと言う戒めの忘備録。

ダイナモ(オルタネーター)

ダイナモ、今じゃ主流はオルタネーターですが、役割は同じです。一応ハーネスを取り外していくのでF1、F2、F3と言う表記を付けてます。 単純に「前から一本目、二本目、三本目」と言う、自分がわかればそれでいいんです。

ブラケットもひん曲がっていたのでエンジン側からブラケットも切り離し取り外し。プーリーも曲がってるし、ブラケットの所も結構曲がっていました。一度ばらしてみて回り具合とか様子を見てみます。

レギュレーターの方はハーネスを外さずそのまま取り外し保管。何か作業するさいには印をつけてあげれば良いかと。そろそろ60年経過する車なのでハーネスに柔軟性がないから無理は出来ない。 時間見てハーネスを作り変える事も視野に入れておきます。

ウィンカーレンズ

ウィンカーレンズも両方とも綺麗な姿を保っていましたので、取り外し。ワックスの拭き残しがネジに詰まって意外に難航。と言うかネジ頭の向きおかしくない? ちなみにウィンカーレンズとは言ってる物の、ポジションランプも兼用している。前期はクリア、後期はオレンジレンズと大雑把に覚えてヨシ!

何とか取り外してこれも別保管します。

助手席側を見てみるとパッキンの凹みが左右同じ…。ここで何を言っているかというと、このパッキンはLRで別部品なので運転席側は正規に取り付けられた物。丸で囲った助手席側は本来の運転席側の物を助手席側に取り付けたと言う事になります。これじゃただただゴミが詰まるだけです。 まぁ部品が出なかったからとりあえず付けたんでしょうね。バルブ交換で外さないと見えない部分ですし。

自分の顔より見てるヨタハチ。まぁまぁ知らない部分が出るわ出るわで車触るのは嫌いじゃないなと改めて思う訳です。走れるに越した事はないけど、一つのきっかけだったのではないかなとポジティブに受け止めます。

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投稿者:

激団くりおね

北海道を拠点に全国展開してる Garage激の総合支配人 スローカーライフアドバイザー

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