スズキ マイティボーイ(SS40T)
そして疑惑のボンネットとエンジンルームの確認。ボンネットダクトは恐らくJA71、JA11辺りのジムニーのボンネットダクト(1984-1995年頃に出ていたジムニー)だとは思う。このダクトの意味は二通りあって、「見せかけのダミー」「本物のター坊化」とある。マイティボーイはノンターボの販売しかされていない。しかし、同年代には初代アルトワークスやジムニーなどのターボモデルが存在する。構造も比較的簡単な事もあり、「マイティボーイをターボ化する(マー坊をター坊化)」と言うのは比較的低予算で実現出来たりもする。 これはエンジンルームを見なければわからないと足を運んだ訳だ。
ボンネットの裏は丁寧に(?)穴が開いている。
そしてエンジンにはフライパンのようなエアクリーナーは無く、その代わりにインタークーラーが鎮座している。これはマー坊ではなく、ター坊と言われる車に改造されていた。
車体番号を見ても比較的初期の数字が確認出来る。NAに比べるとぎっしりと詰まったエンジンルームと言う印象を受けたが、他に持ってた初代ワークスもこんな感じだったなと振り返ってみればコレが普通だったのかもしれない。
リアのバンパーは塗ってるのがハッキリわかったけど、フロントは素地のようだ。ホイールは転がしのマルチかなと(純正は4穴114.3)。
腐食が激しい中、社外品としてピロアッパーが組み込まれていた。下に潜りこんでサスペンションを見てみたが調整機構はなかったので、アッパーのみの交換のようだった。
窓の下部は腐食の具合がかなり激しい。すでに鉄板が無い部分は、裏からアルミテープを貼ってその上にパテを盛ってと言う状況が多々あった。ボディの至る所にある穴が開きそうな部分が大体軽補修で誤魔化されていた。
少ししか乗せる事が出来ない荷台ではあるが、そこそこ実用的な車だったなとちょっと懐かしく感じて見てきました。部品欲しい方はお早めに。