【超初心者向け】Webサイト制作のはじめ方・手順や方法とは?

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Webサイトを作ろうと思い立ち、HTMLの本を読んで「さぁはじめよう」と意気込んだものの「何から始めればいいのか」わからない人が多いのが現状。ここでは、Web制作のはじめ方・手順や方法について書いていきます。

初心者の落とし穴

結論から言うと「HTMLを学んでもWebサイトは作れません」と断言できます。HTMLは手段であって、道具なだけです。HTMLは言わば「箱」なので、その中に「何を入れるのか」が重要なのです。

箱の中に「検索」を入れれば「検索サイト」になり、また別の箱に「自己紹介」を入れれば「ポートフォリオ」にもなります。HTMLを始める前に、どんなサイトを作りたいのかを「設計」する必要があります。

Webサイト作りの手順

Webサイトを0から作ろうと思うと多くの手順があります。

  1. 開発環境を用意する
  2. どんなサイトにするか考える
  3. 具体的なデザインを考える
  4. 素材を用意する
  5. HTMLなどで構築する
  6. サイトを公開する

Webサイトは、開発ができる環境を準備し、どんなサイトにするか考えるということから始まります。そして、デザイン素材やテキストを用意し、HTMLなどで組み合わせていきます。

企業が取り扱うWebサイトでは、開発環境を用意する際に「セキュリティ」も考慮する必要がありますし、開発スケジュールによって「規模感」や「工数」も大事になってきます。品質の良いサイトを作るには、サイトを見てくれる人がどんな人かも考え、文章や画像などの素材も用意する必要があります。

個人や企業、利用シーンなどによって、Webサイトにどれくらいの力をかけるのかを考える必要があります。

1.開発環境を用意する

企業では「システム担当」「システムエンジニア」が担当する領域です。開発環境は「サーバー」「ドメイン」を用意する必要があります。

サーバーを用意する

サーバーとは、簡単に言うと「誰もがアクセスできるパソコン」です。普段、私たちがインターネットにアクセスするように、世界中の人に自分のWebサイトを見てもらうことができます。

サーバーを用意できない人向けに、無料ホームページを作成できるサービスなどがあるので、簡易的なサイトであれば活用するのも良いでしょう。また、アメーバブログなどのブログサービスも「サーバー」を用意する必要はありません。

本格的なサイトを作ってみたい、wordpressでブログを始めたいという方は『lolipop』『さくらインターネット』などの「レンタルサーバー」と呼ばれるサービスを利用するのが良いと思います。

レンタルサーバーを使わずに、自身のパソコンをサーバーにすることも可能です。24時間365日パソコンを自宅で稼働させるため電気代などの維持費用がかかるため、小規模サイトでは実用的ありません。ただ、Web制作においてシステムの理解度が深まるので、やってみると勉強になります。

ドメインを用意する

ドメインとは、簡単に言うと「住所」「URL」です。例えば、大手検索サイト「Google」の場合は「https://www.google.co.jp」になります。インターネット上で住所は「123.45.67.89」といった「IPアドレス」と呼ばれる数字のみでしたが、ローマ字なども使うことで、わかりやすくしたのが「ドメイン」です。

引っ越したら「引越し届け」を役所に届け出るように、Webサイトの住所を「お名前.com」などのドメイン取得サービスで申請すると、ブラウザに住所を打ち込むことでサイトにアクセスすることが可能です。

ドメインは、基本的にサービス名をそのまま表記するものが多いです。

2.どんなサイトにするか考える

開発環境が整ったなら、いつまでにどんなサイトを作るかを考える必要があります。大まかなスケジュールを決めて、どんな内容をWebサイトで発信するかを決めると、途中で諦めず最後までやり抜くことができるはずです。

どんなサイトにするか考えることを「Webプラニング」と言います。Webサイトは作って終わりではなく「運用」していくことも大切です。常に新しい情報を発信することで、Webサイトを見に来てくれる人が増えていきます。

Webサイトを作る「目的」も明確にしておくと良いでしょう。Webサイトを作る目的が不明確だと、開発が終わってから「あれ?なんで作ったんだっけ」と路頭に迷ってしまいます。ブランドイメージアップなのか、集客をしたいのか等、必ず目的があるはずなので、明確な言葉にしておきましょう。

3.具体的なデザインを考える

Webサイトの方向性が決まってきたら、今度は具体的なデザインに落とし込む必要があります。様々な手順がありますが、まずは「ワイヤーフレーム」を作るのが一般的です。どの位置に何をおくのかを紙の上でざっくりと配置していきます。ここでは、キレイなデザイン資料にする必要はなく「ここに画像があって、ここに文字を置く」といった大まかな骨格を描いていきます。

Webデザインはファッション同様「トレンド」があります。Webデザインの最新情報をチェックして、配色やレイアウトを参考にしましょう。

4.素材を用意する

  • テキスト素材
  • 画像素材

大まかなデザインや「伝えたいこと」が明確に決まってきたら、品質の良い素材を用意しましょう。Webサイトを見てくれる人をイメージしながら「文章(テキスト)」や「画像」を制作するのです。

5.HTMLなどで構築する

Webサイト制作ではHTMLの他、スタイルを決めるCSS、アニメーションなど動きを加えるjavascriptを使用します。尚、CSSのみでアニメーションのように見せることもできます。

【初心者向けHTML講座】書き方の基本ルールとタグの使い方

6.サイトを公開する

サイトを公開したら終わりではなく、広告やSNSでサイトが出来たことをお知らせして見に来てもらうことが始まりです。

検索した時に上位表示されるように「SEO対策(検索エンジン最適化)」を行い、内容を充実させるために「運用」していくことが必要となります。

【初心者向けHTML講座】書き方の基本ルールとタグの使い方

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PC、スマートフォンなど全ての「ウェブサイト」を作るに必要なものが「HTML(エイチティーエムエル)」です。HTMLは「タグ」や「マークアップ」などと違った呼び方がされる場面もありますが、意味としては大きな違いはありません。

HTMLとは

HTMLとは「Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)」の略です。直訳すると「テキストを超えたテキストをマークアップする言語」となります。

マークアップ(Markup)とは「文章構造」を明確に整理すること。タイトルや見出しに「タグ」と呼ばれる目印をつけると、コンピューターが認識しやすくなります。例えば、ページのタイトルを「<title>タイトル</title>」と囲む、文章を「<p>文章がここに入る</p>」といった具合です。

要するに、HTMLは「ウェブサイトを作るパーツ」くらいに、思っているくらいで良いのです。または「大まかなレイアウト構成」や「表示する規則やルール」と思っても良いかもしれません。

HTMLの歴史

HTMLの歴史は1989年、欧州12か国の共同研究機関・CERN(欧州原子核研究機構)で、ティム・バーナーズ・リー氏によって誕生しました。その後、世界標準化の推進や改善が進められています。

W3Cが世界標準化を推進

1994年には、ブラウザやサーバーを標準化を推進する非営利団体・W3C(World Wide Web Consortium)を設立。

CSSの誕生

1996年に、W3Cが「CSS1.0」を勧告。HTMLを装飾する「CSS(Cascading Style Sheets)」によって、文章構造のみだったHTMLがより見やすくなったのです。

現在では、CSSは「シーエスエス」や「スタイルシート」と一般では呼ばれています。HTMLと同様、CSSも改善が日々なされているため、書き方が数年に一度変わってきています。

HTML5の推進

2008年に草案が勧告された「HTML5」は、文章構成をより簡略化し、動画表示やアニメーションなど「リッチ化」するために考えられました。

HTMLのはじめ方

ウェブサイトを作るために「HTML」を学びたいと思っている人は「HTMLを読む」から進めると良いかも。ウェブサイト上で「右クリック>ページのソースを表示」をすると、表示されているウェブぺーじの「文章構成」が見えてきます。

デザインは「CSS」を読む

HTMLは「文章構成」のみとなるため、憧れのサイトと同じデザインにしたい場合は「CSS」を読んでみると参考になります。

動きは「js」で作る

動きのあるアニメーションを使用したサイトの場合は「JavaScript(ジャバスクリプト)」と呼ばれるプログラム言語や、JavaScriptをより容易に使えるようにしたライブラリ「jQuery(ジェイクエリー)」を使用するのが一般的です。

HTMLの基本

初心者にありがちなのが、HTMLに「意味」を求めすぎること。まず初めに、世界のルールだと思って「定型文」を覚えます。その後「よく使うタグ」を覚えれば、90%は完了です。

HTMLは「履歴書」みたいなもの

HTMLは「とても難しい」とイメージがあるかもしれませんが、実は「文章を整理するツール」なので、全く難しくありません。

履歴書で「名前」の欄に名前を書くの逆かもしれません。例えば「見出し」には「<h1>見出し</h1>」と、文章には「<p>文章</p>」と、文章構造を明確化してばいいだけなのですから。

難しいのは、文章やデザインを考案していくこと。HTMLはあくまで「枠組み」や「箱」であり、大切なのは中身であったりします。

HTMLの定型文

  • <!DOCTYPE html> :ドキュメントタイプの宣言
  • <html>:HTML文書であることの宣言
  • <meta>:文書に関する情報(メタ情報)を指定
  • <link>:cssファイルなど外部の関連文書を指定
  • <script>:スクリプト文書の埋め込みを指定
  • <head>:ヘッダー情報を表す
  • <title>:文書のタイトル
  • <style>:cssを指定
  • <body>:文書の本体部分

HTMLの定型文は、基本的にはどのウェブサイトで使われている記述になります。プロの「マークアップエンジニア」でもテンプレートをコピーして使うことが多いため、覚えていない人もいるかもしれません。

検索エンジンに最適化(SEO)を意識する場合は「定型文」をしっかりと記述することが重要となります。

HTMLでよく使うタグ

  • <div>:段落やまとまりを指定
  • <h1>:大見出しを指定
  • <h2>:中見出しを指定
  • <h3>:小見出しを指定
  • <img>:画像を表示指定
  • <p>:ひとつの段落を指定
  • <a>:リンクを指定
  • <span>:文のまとまりを指定
  • <ul><li>:リストを作成

HTMLの定型文「<body>」の中に記述するタグ。ブログやニュースサイトでは、見出し(h1)と文章(p)のセットを段落(div)にするというのが基本構造になります。

まとめ

  • HTML:ウェブサイトを作るパーツ
  • HTMLのはじめ方:HTMLを読んでみる
  • HTMLの基本:定型文とよく使うタグを覚える