【30代女性のライフスタイル分析】関心事/興味/消費行動のサービス調査レポート

obateaアカデミー

Yahoo!が発表した『年代別にみる「特徴的な検索クエリ」TOP30』をベースに、30代女性にターゲットを絞り、使用サービスや悩み、ライフスタイルの変化をマッピングしてみました。すると、30代女性の実態が浮き彫りになってきました。

30代女性の検索クエリをマッピング

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  • キャリア:独身の女性
  • プレマリ:結婚前の女性
  • マタニティー:妊娠中の女性
  • マミー:出産後の女性

Yahoo!が発表した『年代別にみる「特徴的な検索クエリ」TOP30』をベースに使用しているサービスをマッピング。マッピングされたサービスから主要ターゲットに注目すると、30代女性を大きく4つ「キャリア」「プレマリ」「マタニティー&マミー(マタ&マミ)」に区分できます。

一言で「30代女性」と言っても、子供のいる・いないで「仕事中心」から「子供中心」の生活へシフトし、使用するサービスやライフスタイルに大きな違いが発生してくるのです。

30代女性の特徴

30代女性で共通で人気なワードだと感じたのは「アメブロ」で、アメブロの中でも「もも」のブログが人気のようです。2007年から2008年に放送された「あいのり」に出演し、現在も人気ブロガーとして活動しています。

検索サイトは「Google」ではなく「Yahoo!」を主に使用。検索専用のシンプルな「Google」よりも、ページを開くだけで様々な情報が掲載されている「Yahoo!」が好まれているようです。

キャリア女性の特徴

キャリア女性は、主に「独身女性」のグルーピング。仕事にも慣れ、自分の余暇を楽しむ余裕が出てきた頃。ブランドファッションよりも将来のことを見据えて「プチプラ」に注力。就寝前の「スマホいじり」で、女性メディアを楽しみ、匿名掲示板で愚痴を吐き出す毎日を送っています。

一人の時間を楽しむ

使用するサービスで特徴的なのは「毒女ニュース」「ガールズちゃんねる – Girls Channel -」などのメディア・掲示板サービス。加えて、検索クエリの「攻略」や「Renta!」などは、主に「一人で楽しむ」サービスといえます。

プレマリ、マタ&マミに区分される30代女性も使用しますが、比率で言えば「一人で楽しむ時間がある女性」のクラスタ(集団)があると考えるのが自然だと考えます。

利用サービスをみて見ると、結婚を意識し「婚活」を意識する人がいる一方で、ジャニーズ・漫画などの“自分の時間”を楽しむ選択をする人も多いのも現状のようです。

興味はファッションと美容

インターネットでよく利用するサービスは「ファッション」「美容」で、高額なファッションよりも「プチプラファッション」を上手に取り入れている様子。同じプチプラである「ユニクロ」よりも、ファッショナブルでモノトーンな印象がある「ZARA」が人気で、大手ファッションECサイト「ZOZOTOWN」などと合わせて利用しています。

美容に関しては、公式オンラインショップがある「ORBIS」で「30代から始めるエイジングケア」を開始。その他「コスメ・美容の総合サイト@cosme」を利用し「amazon」で購入するような利用行動がマッピングから伺えます。

プレマリ女性の特徴

プレマリ女性は「キャリア女性」と似ている部分がありますが、お付き合いしている人が多く、結婚に向けて心と資金準備を開始。若い頃に購入したブランド品などをフリマアプリで販売を開始し、結婚後の名前や親同士の相性を「姓名判断」で占うなどして、心の安定を図っています。

結婚への心配は「お金」と「親族の仲」

結婚はほぼ確定したプレマリ女性は、結婚に向けて準備を開始します。お金については、不要なものはフリマアプリなどで販売を開始し、送料を抑えるために「はこBOON」「クリックポスト」などのサービスを利用。最高の結婚式を迎えるために、美容・ダイエットに投資していきます。

お金以外で、結婚について不安要素が「親族同士の仲」です。嫁姑問題によって結婚生活が台無しにならないのかが心配。結婚後の自分の名前で「姓名判断」もチェックしていきます。

女性の友達は2.9人

友達が多いような印象がある女性ですが、実は旅行に行ける友達は「平均2.9人」です。旅行は国内がメインで、海外なら韓国やハワイなど近場へ。グルメやファッションが充実しているスポットが人気です。

マタ&マミ女性の特徴

妊娠・出産した女性のライフスタイルは比較的近く、仕事中心の生活から子供中心の生活になっていきます。特に初めての妊娠・出産の場合は不安が多いため、書籍の他「ウィメンズパーク」などのサイトで情報収集するのが一般的。

検索は子供服と記念撮影

マタ&マミは「スタジオアリス」「西松屋」「アカチャンホンポ」という検索クエリで区分。独身女性、結婚前女性にとっては想定されないキーワードだと言えます。子供が生まれたら子供服が必要になり、子供の将来と自分のために写真で記念を残したいと思うのが親心ではないでしょうか。

通販も利用開始

子供服を購入する際に、実店舗も利用する一方で、インターネットを利用して購入する人も増えてきているようです。40代女性の検索クエリで上位に「ニッセン」を利用開始する人も。

コンバージョン率を上げるための具体的な改善方法5選

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アルノー・ブース氏が公開したエントリー「5 Reasons Why Your Website Is Not Converting(コンバージョンしない5つの理由)」から学ぶ、コンバージョン率を上げるための改善方法を考えてみました。

コンバージョンを上げる方法とは

たくさんのトラフィックがあるのにも関わらず、コンバージョンに繋がらないケースで悩んでいるマーケターが多いのが現状。上部に訴求文言、その下部にリンクを貼るというのが一般的ですが、よりコンバージョンを向上させるためにはどのような手法があるかを知っておくことが大切です。

コンバージョンへの導線を改善することで、集客からの獲得効率が良くなり、売上向上に繋げることができます。

コンバージョン率を把握する

コンバージョンをアップさせようと思った時、当然ながら「コンバージョン率」の把握をする必要があります。現状、コンバージョン率がどのような数値になっているのかを調査します。

Google Analyticsで分析

コンバージョン率を調べるには、あらかじめ「Google Analytics」を正しくサイトに導入し、ユーザーがアクションするポイントを追従するような設定をしておく必要があります。ユーザーの動きを分析し、どのような流入経路からやってきて、どんなコンテンツを見て、何をしているのかを丁寧に見ていきましょう。

コンバージョン率の基準とは

理想のコンバージョン率は2〜3%前後だと言われています。コンバージョン率が2%以下の場合は、何だかの問題がある可能性がありますので修正が必要です。

コンバージョン率を上げる改善方法

  1. モバイルUXを改善する
  2. CTAを設置する
  3. ユーザーの不満を解決する
  4. ターゲットを明確にする
  5. サイト表示を高速化する

1.モバイルUXを改善する

  • 大きく見やすい文字を使う
  • 段落は短くする
  • リンクを確実にタップできるようにする
  • フレーズで促す行動は1つにする

これからの時代「モバイル・フレンドリー」は必須。もしすでに対応済みでも、レスポンシブWebデザインが充分であるか見直してみると良いかもしれません。

デザインがしっかりとしていないと、コンバージョン率の減少に繋がってしまうため、見やすいデザイン、コンテンツのレイアウトなどの工夫をして、モバイルでのブラジング体験を快適にしていきましょう。

定期的にサイトをチェックすることが重要といえます。できれば友人や家族などからフィードバックをもらいサイト改善に役立てていきましょう。何が足りないかを何度も見直して、問題を対処していくと良いです。

2.CTAを設置する

  • 明確で簡潔に行動を促す
  • 目立つ場所に設置する
  • 具体的で魅力的な見せる

サイトは魅力的でクオリティの高いコンテンツでユーザーフレンドリーにすることができますが、シンプルでわかりやすい「CTA(call to action)」を設置しなければコンバージョンはしません。潜在ユーザーは購買行動をするためには「意味付け」と「きっかけ作り」がする必要があり、その役割が「CTA」です。

ユーザに行動を促す時は「明確で簡潔に」「目立つように」「具体的で魅力的に」を意識してクリエティブを作ります。また、ユーザーに“行動させたいこと”を正確に伝えるための全情報を提供するようにします。明白で適切な「行動を促すフレーズ」作成した後、全ページの目立つ場所に配置していきます。

何を販売するにしても、上記を準備できていればコンバージョンは容易になるはずです。

3.ユーザーの不満を解決する

  • ユーザーヒヤリングで問題を改善
  • 有用ではない情報を提供をやめる
  • ナビゲーションをわかりやすくする
  • 多すぎる広告やポップアップをなくす
  • サイトの見た目を改善する

コンバージョンの機会損失理由として「ユーザーをイライラさせる」という可能性があります。数値分析をして「直帰率が高い」場合は、コンテンツが魅力的ではないと判断してください。

直帰率が高い場合は、ユーザーに「簡単なアンケート」などで直接聞くのが有効です。ヒートマップを使えば、ユーザーの行動プロセスを分析できますが、できればダイレクトにヒヤリングを行った方が良いです。

ユーザーのイライラは、システムで言う「エラー」と同じなので、問題を早急に把握し改善することがコンバージョンに繋がっていきます。

4.ターゲットを明確にする

ウェブサイトには「大衆性を持たせる」ことが必須。多くのウェブサイトは“全ての人”を喜ばせようとしますが、そうすることはできません。

間違ったターゲティングで作られたコンテンツは、コンバージョン率の悪化させます。キャッチコピー、ブランディング、マーケティング、サイトデザインはニッチに訴えるべきです。

市場調査を行い、適切なターゲティングにしていくことを心がけましょう。

5.サイト表示を高速化する

  • モバイルに最適化する
  • リンク切れをなくす
  • キャッシュ表示する
  • コードを整える
  • 画像を最適化する
  • FlashとJavaは使わない
  • 高速なホスティングを導入

ウェブサイト改善で「サイト表示の高速化」は重要視されてきています。サイトの読み込みが遅いと、訪問ユーザーは離脱し、再び訪問することはありません。

Googleが提供している「Page Speed Insights」を使用して、サイト速度を確認。サイトの読み込みが3秒以上の場合は、改善した方が良いです。

サイト分析を重ねる

  • トラッキング設定をする
  • 経路のレビューをする

サイトがコンバージョンに至らないのは「分析をしていない」が一つの理由です。サイト運営者が「推測」するだけでは、サイトの進歩は止まってしまうので、分析を続けていくことが大切です。

今回まとめた「コンバージョン率を上げるための具体的な改善方法5選」は、コンバージョン率を高めるための出発点に過ぎません。サイトがコンバージョン率を向上させる方法は多くありますが、上記の5つの方法は、ほとんどのサイトで不足している一般的です。

それぞれのサイトやビジネスに合わせて、参考になれば幸いです。

SEOにおける「基本方針」と「不正行為」を理解しよう

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Webマーケティングで切っても切れない「SEO」ですが、正しく理解している人はベテランでも少ないはず。Googleが宣言している「基本方針」と「不正行為」について、正しく理解していきましょう。

品質に関するガイドライン基本方針

  • ユーザーの利便性と最優先に考慮する
  • ユーザーをだまさない
  • 順位を上げるための不正行為をしない
  • 独自性・価値・魅力を考え、差別化を図る

Googleは、大きく4つ基本方針を「品質に関するガイドライン」で公式発表しています。簡単に要約すると、SEOを考えるよりもユーザーに価値あるサービスを提供することを最優先して考えてることが大切だと述べています。

Googleが考える「不正行為」とは

SEOについて考えるとき、ウェブページの「品質」が重視されます。Googleは、ウェブページを作成する際に、品質の極めて低いコンテンツを生成することを「不正行為」としているようです。

SEO初心者がやってしまいがちなのが「コンテンツの無断転載」や「キーワードの詰め込み」ですが、コンテンツを作成する際はユーザーにとって有益かどうかを考えるようにしましょう。

コンテンツの自動生成

  • テキストの自動生成
  • 英文の自動翻訳

Googleは「コンテンツの自動生成」を厳しく取り締まっています。ここで述べられている「コンテンツ」とは、人間の目を介さずに生成されたものを指しています。具体的には、英文の自動翻訳、テキスト自動生成、RSSを使用して無断複製したテキスト、複数サイトを組み合わせて生成したコンテンツなどを不正と判断されてしまいます。

WordPressなど、CMSで自動生成される「目次」や「タグページ」も専門家によって判断が分かれるところですが、ユーザーの利便性向上として有益なコンテンツではあるので「やりすぎない程度」であれば問題はないようです。

リンクプログラムへの参加

  • PageRankを転送するリンクの売買
  • 相互リンクのみを目的としたページの作成
  • リンクを目的としたキャンペーンの実施

ランキングを操作するリンクに関する取り組みは、ガイドライン違反とみなされます。

ただ、以下の手法を用いて広告購入者に「PageRank」を転送しなければ「PPC(クリック課金型)広告リンク」でもガイドライン違反には当たらないとしています。

  • rel=”nofollow” 属性を <a> タグの追加
  • 検索エンジンをブロックする中間ページでリダイレクトを実施

クローキング

  • ユーザーとクローラのコンテンツ出し分け

Googleでは、検索エンジンのクローラがウェブページにアクセスしページの評価をしますが、クローラに対して人間がアクセスしてきた内容と異なるページを出力すると「クローキング」という不正行為になります。

PCと携帯などのデバイス別に表示を切り替えることは「クローキング」の対象になりませんが、SEOにおける「A/Bテスト」は問題となるので注意が必要です。

不正なリダイレクト

  • クローリングの内容と異なるコンテンツ表示

リダイレクトは、アクセスされたURLとは別のURLに移動させることですが、人間とクローラーで異なるコンテンツを表示することは禁止されています。

ページのアドレスが移転した場合、複数のページを統合した場合は正当なリダイレクトとされます。特に、サイト移転時は「301リダイレクトを使用するのが最善」と、Googleは述べています。JavaScriptを使用したリダイレクトは、Googleのガイドラインが守られているかを確認するようにしましょう。

誘導ページ(ドアウェイページ)の生成

  • 品質の低いブログを複数立ち上げ、特定のページに誘導
  • キーワード以外ほぼ同じ内容のページを大量に作成

誘導ページとは、メインサイトに誘導するためのページのこと。特定のキーワードで検索流入を得るために、一部のキーワードのみを入れ替えてページを大量に作成すると不正行為とみなされます。

不正行為の判断は、誘導ページの品質によって判断が分かれるようです。特定のキーワードで検索流入を得ることを目的にしたとしても、品質が高い場合は不正行為にはなっていない場合が多い印象です。

その他、注意したい不正行為

  • 隠しテキストや隠しリンク
  • 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
  • 悪意のある動作を伴うページの作成
  • リッチスニペットマークアップの悪用
  • Googleへの自動化されたクエリの送信

Google検索順位をあげるには不正行為をせずに、ガイドラインに沿ったコンテンツ作りを心がけることが大切です。

アルゴリズムの変更

Googleは、定期的にアルゴリズムの変更を行い、検索エンジンの改善を日々行なっています。日本独自のアルゴリズムを加えるケースもあり、医療や健康に関連するコンテンツ提供は信頼性が高いページを上位表示するなどの変更がなされました。

不正行為や検索エンジンを意識しすぎたコンテンツ作りを行なった場合、ランキングが下がるだけではなく、Googleからペナルティが科される場合もあるので、十分な注意が必要です。