【SSL対応】WordPressサイトの重複コンテンツ排除の設定方法

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2018年は「SSL元年」かも。Google検索のSSL化が必須となり、ランキングに影響する可能性が噂されています。一部、専門家によれば「httpsに直ちにしなければならない危機的状況ではない」という見方もありますが、いずれ必須条件となりそうなので早めに対応しておいても良いかもしれません。ということで今回は、WordPressで行った「SSL対応」についてシェアしたいと思います。

WordPressサイトをSSL化した手順

  1. SSL対応の影響の確認
  2. サーバーのSSL対応
  3. リダイレクト設定変更
  4. Google Analyticsの設定
  5. Google Consoleの設定
  6. WordPressの設定変更

この対応順がベストかわかりませんが、まずは「SSL対応の影響」について念のため確認。その後、サーバーの設定を変更してSSLに対応、重複コンテンツを避けるためにリダイレクト設定を変更、計測まわり「Google Analytics」「Google Console」の設定変更、最後にWordPressの設定を変更、という流れで対応しました。

SSL対応の影響の確認

SSL化をすると一番大きな問題は「http」と「https」の2サイトになってしまうという点。最悪の場合、検索エンジンに「重複コンテンツ」と認識され、検索結果のランキングに影響すると言われていますので注意が必要です。リダイレクト処理を入れ、「https」のサイトに統合しましょう。

2つ目の影響は「http」時代に公開した記事についた「いいね」、はてなブックマークの数が「0」になってしまうということ。これは対応策がなく、どのサイトも「http」から「https」に変更する際に諦めていることが多いようです。

SSL化で影響が及ばないのは「Google AdSense」など、ドメイン以下で登録しているサービスは、サイトが動作していれば、大きな問題なさそうです。

サーバーのSSL対応

サーバーはレンタルサーバーを利用していたため「独自SSL証明書」を申請し、対応を進めました。一定期間サイトにアクセスできないという報告もありましたが、しばらく待っていると回復されるのでご安心を。

SSLの対応が完了したら「http」「https」の両方でアクセスできるかを確認しましょう。いずれもアクセスを確認できれば、サーバーのSSL対応は完了です。

リダイレクト設定変更

RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

サーバーにある「.htaccess」の最上部に処理を記述し、リダイレクトを行いました。なお、リダイレクト設定は「RewriteEngine(URL書き換え)」をon(有効)にした後、「https以外のURL」を対象に、書き換えルールに従って処理を行っています。

https以外のものを全部「https」しているので少し乱暴な気がするかもしれませんが、とても簡単で楽な方法です。

Google Analyticsの設定

  1. Google Analytics「設定>プロパティ>プロパティ設定」
  2. デフォルトURLを「http」から「https」に変更

Google Analyticsはプロパティ設定のURLを「http」から「https」に変更しました。変更後は、リアルタイム計測で確認しておくと安心です。

Search Consoleの設定

Search Console「プロパティを追加」を選択し「https」から始まるサイトURLを入力します。ここで注意が必要なのが「変更」ではなく「追加」ということ。つまり、設定後は「http」と「https」の2つが存在することになります。

WordPressの設定変更

  1. WordPress「設定>一般」にアクセス
  2. 項目「WordPress アドレス (URL)」を変更
  3. 項目「サイトアドレス (URL)」を変更

WordPressの管理画面から「設定>一般」にアクセスし、設定していたURL(通常、2箇所)を「http」から「https」に変更しましょう。

SSL化対応を終えて

作業時間は15分程度で、大きな問題もなく終えることができました。