人生のどんな問題も解決する魔法のルール「鏡の法則 」とは?


読んだ人の9割が涙した物語「鏡の法則」という書籍を購入して読んでみました。私は1割の人間だったのですが、とても共感する部分もあったのでご紹介します。

「鏡の法則」のあらすじ

主人公は、息子のいじめで悩む主婦・栄子。不思議なコンサルタント矢口から「鏡の法則」という人生のルールを疑いつつも実践すると、息子の悩みが解決するのみならず、長年ゆるせなかった父親との和解をするというストーリーです。

一見、接点のない「息子のいじめ」と「父親との仲」ですが、何度も読み返していくとその繋がりに気がつかされました。

「鏡の法則」とは

鏡の法則とは、”外側”ではなく”内側”に原因があることで、現実は自分の心を映しだす鏡であるという考え方です。

  • 子供が親である自分の言うことを聞かない
  • 他人に悪口ばかり言われる

いずれも自分には否がないように見えますが、子供が親である自分の言うことを聞かないのは、「子供は親の鏡」と言うように、自分自身が親の言うことを聞いてこなかったからかもしれません。他人に悪口ばかり言われるのは、自分の心や感情に原因があるのかもしれません。

もちろん一概には言えない部分もあるかもしれませんが、複数の問題に接点がないと感じていることも「鏡の法則」を使って考えてみると、繋がりが見えてくるはずです。

これは、心理用語で「投影」というもので、鏡の法則の真意と言えます。「あの人のこういう部分が気に食わない、好きになれない」と思う時、自分自身にもそんな部分があることに気づきます。

まずは相手や環境に求めることをやめ、自分自身に原因はないか探ってみると、あなたが抱える問題が解決へと向かうはずです。

「鏡の法則」の問題解決プロセス

  1. 自分自身を受け入れる
  2. 相手を受け入れる
  3. 問題解決を焦らない

「鏡の法則」を読み進めていくと、問題解決のプロセスが見えてきます。あなたが抱える問題、そしてこれから抱える問題に必ず原因と解決策があります。まずは焦らず、ゆっくりと深呼吸をして自分自身を見つめなおすことからはじめましょう。

1.自分自身を受け入れる

プロセス1つ目は「自分自身を受け入れる」です。鏡の法則で語られているのは、自分の外ばかり見るのをやめようということ。当然ですが、自分自身が感じる問題は必ず自分自身が関わってくるのですから。まずは、自分の良い所、悪い所を1つずつ受け入れていくことが大切です。

他人にばっかり原因を押しつけてないですか?それでも自分で解決しようとしているあなたはすごいということに気づきましょう。

2.相手を受け入れる

プロセス1つ目は「相手を受け入れる」です。鏡の法則では「長年ゆるせなかった父親」を受け入れるために、父親を許しています。お互い、プライドや意地などが邪魔をして素直になれなかっただけで、自分自身から相手を受け入れれば必ず相手も鏡のように受け入れてくれるはずです。

あなたが笑顔でいれば、他人も笑顔になるのです。

3.問題解決を焦らない

鏡の法則で大切なのは、問題解決を焦らないことです。自分自身を受け入れること、相手を受け入れることは簡単なことではありません。焦るということは、成果が自分自身を受け入れていないことと同じです。気長にゆっくりと進んで行くほうが、幸せへの近道なのです。

著者プロフィール

「鏡の法則」の著者・野口嘉則氏は、高校時代に対人恐怖症で悩むなど、メンタルな問題で苦労されたようです。心理学と東洋哲学の研究・実践を通して克服し、現在は心理カウンセラーや作家として活躍されています。

この機会に一度手にとってみてはいかがでしょうか。


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