水星逆行は、スケジュールが乱れたり、予期せぬトラブルが発生しやすい時期ですが、うまく活用すればプラスに。年に数回ある「水星逆行期」を前向きに捉える方法について解説します。
もくじ
水星逆行の影響とは
惑星は「惑わす星」と書きますが、英語の「planet」も同様に、ギリシア語の「プラネテス(=彷徨う者)」が由来だと言われています。星たちが後退していく様子を見た当時の科学者たちは、とても不思議に感じていたのだと思います。
現在では、自転と公転の周期が違うことによって後退して見えることがわかっていますが、これを「逆行」すると言い、水星のみならず、あらゆる惑星が一定期間「逆行」します。
西洋占星術では「逆行」する惑星を読み解き、どのような影響があるか研究されていますが、特にピックアップされやすいのが「水星逆行」です。それは、水星逆行の影響が「トラブル」と身近に感じやすいからだと思います。
重い病気は、内臓から徐々に蝕んでいますが、水星逆行のトラブルは「タンスの角に足の小指をぶつける」といった雰囲気。大きなトラブルに発展するというよりは、ある一定の時期に心がモヤッとすることが起きやすいのです。
水星逆行期の過ごし方
水星は「コミュニケーション」の星と言われています。そのため、水星逆行期はコミュニケーションにおける「課題」が浮き彫りになりやすいです。また、もう少し広く「情報」という意味合いもあるので、情報の取り扱いでエラーが起きやすいのです。
例えば、何度も友人と確認していた「スケジュール」でも、勘違いして別の日だと思っていたり、電車遅延やバス遅延が起きたり……と、いつもはあまり起きないような「遅れ」や「忘れ」が発生します。水星逆行期は「時間に余裕を持つ」「相手の遅刻は許す」「電話だけではなく、メールなどでも確認する」といったことが、不要なトラブルを回避する秘訣と言われています。
システムエンジニアが恐れる「水星逆行」
水星逆行は大規模なシステムエラーが発生しやすいと言われています。システムは常に「情報伝達」をしており、常にエラーが発生するものですが、水星逆行期には同時多発的になシステムエラーが発生すると言われています。西洋占星術の知識があるシステムエンジニアさんは、水星逆行期になると恐怖を感じて夜も眠れなるのかもしれませんね。
現代では、スマホやキャッシュレス決済など、様々なシステムが家庭で使われていますから、メールの誤送信やキャッシュレスが使えない等で「トラブル」を感じることがあるかもしれません。水星逆行期は、送信先の確認や、不要不急な連絡は控える、現金を持ち歩くなどをすると、心の安定がはかれるでしょう。
水星逆行は「復縁の可能性」が高まる時期
水星逆行期間で有名なのは「コンピューターに関するデジタル障害」「交通渋滞」「スケジュールの変更」「うっかりミスが多くなる」などマイナス要因が多いですが、一方で、過去のトラウマを克服しやすく、恋愛においては再会や復縁のチャンスが到来する時期でもあります。
メールの誤送信などもしやすいので、連絡をする際は十分に注意が必要ですが、音信不通だった人が何となく「連絡してみようかな」と思いやすい時期。そのため「ちょっと会ってみようか」という展開になる可能性も。
注意したいのが、水星逆行だからといって、闇雲に走り出すのは危険。自然な流れに任せていくのが大切です。
仕事面ではミスや体調不良に注意!?
水星逆行期は、仕事で大きなミスに繋がりやすい時期です。言った言わないなどの人間関係でのトラブル、メールの誤送信から取引が中止になんて話も。
溜まっていたストレスや疲れがどっと出てくるタイミングで、頭痛の発生や体調悪化もしやすい時期なので、可能であれば、SNSやスマホやパソコンなどのデジタル機器の使用を控える「デジタルデトックス」をすると良いでしょう。お風呂場やトイレにデジタル機器を持ち込まないようにして、意識的に情報を遮断すると良いでしょう。
水星逆行で「株式市場」にも影響か!?
水星逆行期は、相場の急落などをしやすい時期で、あのリーマンショックも「水星逆行」と関連付くと言われています。
水星逆行期に株が乱高下(らんこうげ)し、午前中は大幅安だったものが、午後に入ると大幅高に転じたという話も。世界的に水星逆行を警戒する動きがあるため、株価を気にする方は要チェックです。
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