2023年4月8日は、仏教の開祖・お釈迦様の誕生を祝う行事「花祭り」です。別名、灌仏会(かんぶつえ)や仏生会(ぶっしょうえ)などとも呼ばれます。2023年も全国のお寺で、催し物が行われています。
花祭りとは?
花祭りは、仏教の開祖であるお釈迦様の誕生日をお祝いする行事。別名、灌仏会(かんぶつえ)や仏生会(ぶっしょうえ)などとも呼ばれています。
お釈迦様は紀元前5世紀頃の4月8日に、現在のネパールのルンビニの花園で誕生したといわれており、寺院ではたくさんの花で飾った花御堂(はなみどう)を作って祝うことから「花祭り」が行われるようになったと言います。
お釈迦様が生まれてすぐに「天上天下唯我独尊」と言ったという伝承に基づいて、花御堂に天と地を指す誕生仏を安置。また、誕生仏には甘茶をかけてお祝いするのは、お釈迦様が生まれた時に九頭の龍が現れ、香湯(甘露の雨)を注いだという伝承に由来するそうです。
花祭りの伝承や風習
花祭りでは、花御堂という草花で飾った小さな堂の中に、誕生仏というお釈迦様の誕生時の姿をかたどった像を安置し、甘茶というヤマアジサイの葉で作ったお茶をひしゃくでかけ、お祝いします。
花祭りには、参拝者も甘茶をいただくことができます。甘茶には無病息災や目の健康などの効果があると言われているです。また、甘茶で墨をすって「千早振る卯月八日は吉日よ、神下げ虫を成敗ぞする」と書いたものを逆さまにして門口や柱に貼ると、害虫よけのおまじないになるという風習もあります。
花祭りという言葉は、明治時代に浄土真宗の僧侶である安藤嶺丸が提唱したもの。ドイツで開催された「Blumen Fest」という行事が影響しているとされます。また「稚児行列」という行事も行われることがあります。これは、寺院が経営する幼稚園や保育園の園児が仮装して行列を作って寺院内や街中を練り歩くものです
全国で行われる「花祭り」
- 岩屋寺(愛知県南知多町山海):4月2日〜4月9日開催
- 陽光院(神奈川県横浜市):4月2日〜4月8日開催
- 龍宝寺(宮城県仙台市):2日に稚児行列、8日開催
2023年も全国のお寺で、お釈迦様の誕生日をお祝いする「花祭り」が開催されています。
愛知県、知多四国八十八カ所霊場の第四十三番札所として知られる岩屋寺では、釈迦の像に甘茶をかけて生誕を祝う参拝者の姿がありました。
宮城県仙台市では、4歳から10歳までの子どもたちが、男の子は烏帽子、女の子は冠をかぶり袴姿で保護者とともに境内を練り歩きました。
神奈川県横浜市では、バルーンアートや合掌のポーズをした動物のフィギュアが出てくるガチャガチャなども企画。親子で参加できる行事として親しまれているようです。
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