【2018年】春のお彼岸の意味・お墓参りの正しいマナーとは?


お彼岸は「春と秋の毎年2回」ありますが、いつお墓参りに行くべきか、正しいマナーや方法・手順など、細かい決まりごといくつかあります。今回は、2018年のお彼岸について、時期や定義、知っておきたい作法や知識をまとめてみます。

春の「お彼岸」の意味とは

毎年3月と9月に「お墓参り」する「お彼岸」は、人によりますが、お盆に比べて馴染みのない行事かもしれません。古くから伝わる日本の文化ですが、実は仏教用語でサンスクリット語の「波羅蜜多(パーラミター)」という語を意訳したもの。欲や煩悩にまみれた世界から、悟りの境地に至ることを意味します。

仏教の信仰が深まると、私たちが生きる世界を「此岸(しがん)」、あの世を「彼岸(ひがん)」と区別して考えるようになりました。太陽が真東から上り真西へ沈む「春分の日」は、彼岸から此岸への思いが通じやすくなると言われています。先祖供養とご先祖に思いを馳せると共に、迷いなく此岸に行き着けるよう祈るのです。

春の「お彼岸」期間の定義と決め方

春のお彼岸は「春分の日」の前後3日間が「お彼岸」となります。「春分の日」は、毎年2月に開催される閣議によって翌年の日程が決められます。

2018年の春の彼岸入りはいつ?

  • 3月18日(日) 彼岸入り
  • 3月21日(水・祝) 春分の日
  • 3月24日(土) 彼岸明け

2018年(平成30年)の春の彼岸入りは、3月21日(水・祝)が春分の日となったため、その前後3日間「3月18日(日)から3月24日(土)まで」の7日間が「お彼岸」となります。

知っておきたいお彼岸のNGマナー

  • 服装:「殺生」を連想させる服装はNGマナー
  • 花:バラ、スズラン、ボタンはNGマナー
  • 本堂にお参りしないのはNGマナー
  • 墓石に水をかけるのはNGマナー
  • お供え物を置いて帰るのもNGマナー

お彼岸でやってしまいがちな「NGマナー」を覚えて、正しいお墓参りをするようにしましょう。

お彼岸に毛皮や革製品はNG!

服装は「毛皮」や「革製品」は控えるようにするのがマナーです。革靴は厳密に言えば「NG」ですが、スニーカーで行くよりは良いとされています。喪服でなくても、春らしい雰囲気の服装でも問題ないと言われています。バッグなども革製品ではない方が良いでしょう。

お彼岸の正しい花の選び方

持っていく「花」は、トゲのある「バラ」や毒のある「スズラン」は基本的にNG。また、牡丹の花は「首が落ちる」と言われ古くから好まれにくい花です。故人がとても好きな花であれば別ですが、お花屋さんにアレンジメントを頼んでおくと間違いがないはず。

正しいお墓参りのマナー

お墓参りの前に、まずは「本堂」にお参りするのがマナー。お墓全体を守っていただいているのが本堂ですので、まずはしっかりと感謝の気持ちを伝えましょう。

墓石はスポンジで掃除

墓石を掃除する際は「たわし」ではなく、やわらかな「スポンジ」が適しています。たわしの場合、墓石を傷つけてしまう恐れがあるので、優しく磨いてあげましょう。また掃除の際は、墓石に水をかけるのはNGです。水の温度で、墓石が割れてしまう可能性があるので注意が必要です。水は墓石中心にある「水鉢」に入れるのが正しいマナーなので、覚えておきましょう。

お供え物は持ち帰る

お供え物は、お墓参りが終わったら持ち帰るのがマナー。お供え物を置いておくと、カラスなどの動物が墓場を荒らしてしまう可能性があるので、持ち帰りましょう。タバコも火をつけずに、しばらくの間だけ箱を開けておき、お墓参りが終わったら持ち帰るのが良いです。

お墓参りをする時間帯は夕方が良い

お彼岸は夕方頃にお墓参りをするのが良いとされています。お墓参りといえば午前中のイメージがありますが、夕暮れ時が「彼岸」と最も通じやすくなる時間帯です。午後が良いですが、暗くなると危険になりますので、夕日が落ちる前に帰路につきましょう。また、雨の日でも参拝は、足元に気をつければ問題ありません。

お彼岸の「おはぎ」と「ぼたもち」の違い

春のお彼岸のお供え物は「ぼたもち」と呼ぶのが正解。

実は「ぼたもち」と「おはぎ」に同じものですが、呼び方を変えています。春に咲く花「牡丹(ボタン)」になぞらえて「ぼたもち」と言い、秋に咲く花「萩(ハギ)」から「おはぎ」と言うようになったそうです。豆知識として覚えておきましょう。

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